« 最近の6mのコンディションは? | Main | Eスポで交信 »

June 30, 2004

6mのEスポ伝搬

 6m(50MHz)の電波伝搬は主に見通し距離内の直接波による伝搬が基本ですが、季節によっては大気における温度の逆転層などの影響によって、弱いながらも見通し距離外のところまで地表波が伝搬することがありこれを長距離グランドウエーブなどと呼ぶこともあります。又、FAI(沿磁力線不規則性)伝搬とかMS(流星散乱)伝搬などという伝搬がありますが、理論的にも一般的ではないので割愛します。
6mにおけるもっとも刺激的な電波伝搬がEスポ伝搬で、これは主に5月から8月にかけて地表から100キロ上空付近に突発的に出来る非常に電子密度の濃い電離層をスポラジックE層(Es)といい、この層で通常は突き抜けてしまう6mの電波や、場合によっては2m(144MHz)の電波までもが反射されて遠くに届く現象をEスポ伝搬などと称します。決して東スポではないのでお間違いなく(笑)この電離層は太陽光の当たっている昼前後に多く出現するようですが、朝、夕方時には夜中になってから出現する場合もあります。このEスポ伝搬に遭遇すると、今まで静かだったバンド中が急にざわざわと賑やかになります。そして1000〜1500キロも離れた場所とほとんど隣同士で電波を出し合っているように交信でき、さらに本当に簡単なアンテナ設備同士でもはっきりと交信が可能なので無線設備には恵まれなくてもEスポにさえ遭遇していればかなりの箇所と交信が可能ということになります。
 また、この電離層はスキャッタといって散乱を起こし、ダイレクトではなくとんでもないところに電波が落ちるために100キロ以内の場所とも交信できたりすることもあります。
 ところが肝心のそのEスポの発生原因についてはまだまだ解明されていない事が多く、発生の予想さえつかないので、今日はEスポが出てるか、まったくダメか、実際にこまめにバンド内をワッチしていないとその発生を掴めません。今ではインターネットクラスタというものがあって、リアルタイムでどことどこが交信できているかなどを確かめられるので、自分でバンド内をワッチしなくてもだいたいEスポの発生状況は掴めますが。

 次回は実際にEスポでどんなところと交信出来ているかお話ししましょう。

| |

« 最近の6mのコンディションは? | Main | Eスポで交信 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 6mのEスポ伝搬:

« 最近の6mのコンディションは? | Main | Eスポで交信 »