Eスポで交信
ここ北海道は6mのEスポ伝搬に関しては日本中でもっとも条件がよいようです。他のエリアでは北海道しか聞こえていないようなときにでも北海道からは複数のエリアの電波が届いているようなことが多いことからみてもロケーション的に北海道は好条件に恵まれているようです。ここ北海道からEスポ伝搬が確認されるときは、まず鹿児島、熊本から大分、四国の愛媛の北部及び山口の南部が聞こえて来ることが多いようです。そしてそのEスポは時間と共に東へ移動してくるようで、岡山、香川、徳島から兵庫、大阪、奈良、京都あたりが入感してくるようになります。午前から午後にわたって長い時間にわたって交信が可能な日があったかと思うと、ほんの20分くらい九州が聞こえただけで、あとは一日中どこからも電波が聞こえないような日もあります。なんとなくEスポ待ちで、聞こえて来る局をじっと待ちうけている気分というのは、釣りで大物が掛かるのを待っている気持ちと似たようなものがありますね(笑)もっともこちらのほうは、まったくもって自然条件依存なので、腕の善し悪しによって魚を釣り上げることとは違いますが。おもしろいもので、Eスポ伝搬は太平洋側では盛んですが、日本海側では低調のようで、6月に交信した局でも日本海側の局は鳥取の浜田市、大田市、京都の京丹後市とかほんの数える程度の局です。その代わり日本海側の局とは6mより上の周波数の2mで「ダクト」による異常伝搬交信が出来ることがあります。
6月18日は午前から午後2時近くまで電波伝搬が非常に良くて、1時間半くらいのCQで40数局と交信しましたが、呼ばれたその中の1局は韓国の局でした。短波帯で韓国との交信は珍しくないんですが、さすがに6mで向こうから呼ばれて交信したのは初めてでした。逆に一番短い距離との交信は7エリアの釜石の局でした。直線距離にすると250キロを切っている計算です。たぶん近距離Eスポじゃなくてスキャッタのいたずらだったと思います。
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