6mEスポもすでに終わりなのか?
ここ北海道でも3年ぶりくらいに暑い夏になりましたが、これも本州の梅雨明けが例年より早くて、太平洋高気圧の勢力が強い影響が現れた結果のようです。7月の前半は曇りか雨か霧の日ばかり2週間も続いたのに、それ以降は連日の晴天で、普段だったら最低気温が18度くらいまで下がるはずなのに、22度以下にならない日が続き、どこの家電量販店でも扇風機が売り切れるというような状態になっているようです。
本州で梅雨が早く明けた影響か、7月を過ぎてからEスポが発生して6mバンドが全国的に開けるという日がめっきり減ってしまいました。6月くらいだと2日置きに安定して開けていたものが、いまでは4日に1度がいいくらいで、時間的にも朝少々、夕方一瞬開くといいくらいかなぁ?6月は北海道が条件的にも最高だったものが、いまでは九州方面が一番条件がよくなったようで、九州が安定して関西、関東方面と交信しているのにもかかわらず、こちらはぜんぜん入感なしという状態が続いています。まあ、6月に稼げるだけ稼いでおいたおかげで、今年の成果は近距離の青森、秋田、山形、福島と遠距離の沖縄以外の全都道府県の190市81郡と交信できまして6m特記のJCC-200,JCG-100にあと少しです(笑)
Eスポの発生と梅雨前線との因果関係は、まだ断定的なことはいえませんが、経験的には日本列島の太平洋岸に梅雨前線が横たわっているような天気図の時に大オープンが起きており、また、日本列島雲一つなく快晴で暑いときにオープンすることはまずないようですが、ただ一つ例外として、8月の12日前後1週間のペルセウス座流星群の極大日前後に気象条件に関わらず全国的にオープンすることが多く、このときは朝から昼、夕方から夜までにかけてもずっと安定して開いている時が多いみたいですねぇ。流星とEスポの因果関係はよくわからないかと思いますが、地球の大気圏に突入する塵が多くなると、その燃えかすの粒子の影響で電離層電子密度の高い反射層が生じやすくなるみたいです。このペルセウス座流星群が終わると北海道にも秋風が吹き始め、Eスポシーズンも終了して、当電波研究所の骨董品的6mモノバンダー無線機も来シーズンまでの長い休みに入ります。
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