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September 18, 2004

7メガ運用局の謎(本当に10Wですか?)

 6mのEスポ伝搬が終わって8月には、かなりアクティビティーが落ちてしまったために、これからの季節のために思い切って低予算で高耐圧のワイヤーダイポールを製作して上げて40mバンド、つまり7MHzの周波数で少しでも交信に励めるようにしましたが、あいかわらず7MHzの周波数帯は個人的には好きではありません。
 なぜかというと、7MHz帯は4アマ違法高出力電話(ここでは音声交信のこと)局の巣窟になっていて、まじめに上級資格を取ってアンテナ自作でこつこつ運用している局にとっては非常に腹立たしいバンドになり果てているからなんですねぇ。4アマの免許には出てはいけない周波数帯があり、出ても構わない周波数帯は8メガ以下21メガ以上となっていますが、これからの季節は21メガでは国内で電波を発射しても同じ国内に反射せずにスキップするため(北海道と九州、沖縄は交信できる)必然的に国内通信には7MHz帯に交信局が集中します。他のバンドではそれほどではありませんが、7メガでは珍しい場所からでの移動運用局に対して10局以上がまるで獲物に食いつくピラニアのように群がることも多く、そうなるとそのパイルを破って自局のコールを取って貰うためにはQRO、つまり安易に電力増大に殆どの局が向かってゆく状況が現在の7MHz帯の現状になっています。もちろん送信電力に関しては資格の種別で厳しく制限されていて、旧電話級の時代から4アマは30メガ以下の周波数に関しては今も昔も出力は10Wです。ところが現在では100W,200Wの無線機はあたりまえで、変調の特徴から明らかにリニアアンプを使用して500W以上出していると思われる局も総務省の免許情報を調べたら、10Wの移動免許しかない4アマだったなんてことは珍しくありません。
 50Wを超える出力の電波を出せる上級のアマチュア免許の発行枚数は4アマ3アマ合わせた初級の免許発行枚数に対してたったの1/30です。1アマと2アマをダブって持っている人の枚数を勘案するとおおよそ4アマ3アマ局50局に対して1局くらいしか50W超の無線局がないはずなのに、このバンドに限っては100Wが標準だっていうのですから、そういう4アマ100W局と同じ周波数帯で交信するのはバカらしいってことですね。しかしまあ、電信で運用すれば100Wなんて必要ないのに、電話しか出来ないばかりに電力増大に走るしか無いというのもおかしな話ですが(笑)
 さて、30年前で我々中学生の頃は上級で10W超で運用しているOMも少なかったですし、10W超の無線局には電波監理局の落成検査が有った時代ですから100Wの無線機などもさほど出回っていなく、電話級も電信級もみな10Wで使用していた時代だったので、みんなが資格を無視して電力増大に走るということは考えられませんでした。どうもこの電力増大の風潮というのが違法CB無線の隆盛と100W未満の無線局の落成検査撤廃にルーツがあるような気がします。違法CBが全国的に蔓延り、一番盛んだったのは70年代なかばから80年代初めの頃だったと思いますが、このころアマチュア無線機を改造して(10w真空管式無線機を100wに改造するメーカー製のパワーアップキットは普通に売られていた)100Wで違法CB帯にQRVすることによってパイルを破ることに味をしめた連中が、盛んにオフバンド可能な100W級アマチュア無線機を手に入れました。もちろんまったくの違法行為ですが、どうもメーカー側も商売なので、国内ではさほど需要のない100W機を盛んに市場に流し、それと前後して10W超100W以下の無線局落成検査が廃止され、保証認定を受ければ落成検査なしにQRV出来るということになり、上級免許所持者でいままで10W局に甘んじていた人たちが一気に100W機に流れます。落成検査撤廃によって一時的に100W機が特需を迎えて市場に多数出てきますが、そうなるとバンド内では、いままでの落成検査という障壁が無くなったために上級免許10W局が一気に正規の100W局化したことで、予想もされない出力の不平衡化が一気に加速し、4アマ10W局もそれに追随して違法100W局が増え、現在のような状態になってきたのではないかと考えてますが。4アマでも100Wが当たり前ということになると、だれもが100W化することに後ろめたさも罪悪感も持たなくなり、それも見たニューカマーも10Wの無線機では電波は飛ばないと入れ知恵され、開局時から自分も100Wの無線機を掴まされて、いつの間にか犯罪者の仲間入りをさせられているのにも気づかない状況になってます。何せ4アマなのに10Wの無線機なんか使った経験がないと豪語する局がいかに多いことか。それに資格による出力、周波数の区別を「差別・不平等」なんて言っている日本語の区別と差別の意味もわからない、最初から勘違いしている輩も多数いるみたいですが(^_^;)
 アマチュア無線の本来の楽しみとは与えられた条件の中で、アンテナを工夫してリグを調整していかに良く電波を効率よく飛ばすかの実験と検証なのですが、市販のアンテナに頼って資格外の高出力無線機を使い、いくら電波をよく飛ばしても本来のアマチュア無線の業務とは言えません。
 昨日7メガで交信した徳島のJR5コールのOM、よく電波が飛んできて強いなと思ったらアンテナは7メガ用2エレのHB9CVの25m/hにリグが何と昨年アイコムから発表されて話題になった100万円の無線機「IC-7800」だそうです。200W免許のはずだから免許情報検索したら4アマ10W局免の移動局免許でした。まあ、7メガにアクティブだって自称している人はこういう「バレなければ何をやってもかまわない。オーバーパワーで捕まった局はいない。」と、開き直っている人ばかりですよ。でもさすがに14メガに出てきたら叩かれるだろうし(笑)こういう人には、自分がいかに古い真空管の無線機で、いかに低予算で作った自作のアンテナなんぞで電波を出しているかを卑下して、方や相手の無線設備にどれだけお金が掛かっているかを褒めちぎって早々に退散することにしてます。
わたくしってけっこう嫌味なヤツ?(^_^;)

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Comments

古い記事にレスで恐縮です。
私は、再開局組です。
再開局するにあたって新品のリグを買おうとして驚きです。
なにが驚きかって、10w機と100w機の値段がまったく同一じゃないですか・・・・
これじゃだれも10w機買わないですね

あほらしくなってYAHOOで30年ぐらいたつ10w無線機を1万で購入し、現在つかってます。
しかし、またそこで残念な7Mの交信スタイルに遭遇します
5と9だけのラバースタンプのQSO・・・

あの楽しい時代はどこにいったんだろう

Posted by: 残念さん | October 16, 2016 08:43 AM

オーバーパワー局違法局は叩かれるべきだと思います。なんのための法律か解らなくなりますから。

今は海外勤務なので日本で年数回しかQRV出来ませんが、帰国後は80条報告をがっつりと。

Posted by: 通りすがりのハム | February 08, 2014 10:46 AM

私の開局当時(昭和53年頃)は、各局長さんは真面目に10Wで運用されていました。オーバーパワー本当に一握りの人々がやっていたのではないかとおもいます。
開局時、私は7メガ短縮ダイポールとTS520V(10W)で出ていましたが。問題なくQSOはできていました。また、開局後、多くの局長さんとアイボールQSOや、シヤック訪問等もやりましたが。各局さんとも、自分の免許の範囲以内で(電信、電話アマであれば10W)運用されていました。10Wを超えるリグは1アマ、2アマの局長さん以外は見たことがなく、HAMショップでも10W機が多く売れていたのでないかと思います。
では、いつ頃からオーバーパワーがあたり前になつたか考えてみると昭和58年頃かな、保証認定が100Wまでになったときと3アマ、4アマ国家試験が工学、法規の各20問の計40問から現在の各12問の計24問に変更となつたころと思います。
その頃、私の会社に、4アマで、25mタワーに21MHZ 5エレ八木、出力は2Kwで運用していていて、DXCCを取ったと自慢している同僚がおり。他の4アマ10W局を馬鹿ににしていました。私自身、よくも恥ずかしくないのかなと思っていました。
私は、3アマですが、今でも50Wで真面目に運用しています。QROは、上級免許を取ってからの楽しみと考えています。

Posted by: yuki | May 09, 2005 08:43 PM

 私は30年前からHFはオーバーパワーの巣窟だったと思います。リグの値段も10Wと100Wで数万円の違いしかありませんでしたし・・・
 中学の時、ローカル局がTS-511SやFT-DX401を購入。
 高校の時は友人が開局と同時にTS-520Dを購入。あ゛そうそう、100Wの911ラインを持ってる金持ちのバカ息子もいましたねぇ(--;
 高校でコンテスト参加の時など10Wでは相手にしてもらえないので、先輩が私のFT-401Sの終段陽極電圧をFT-401D同様まで上げて30Wにしてました(^^;ゞ
 大学時代、ショップにて1KWに改造を済ませたTL-922を、ローカル局が購入。
 わたし個人的にはメインバンドの6mが、ブーム長13mの自作8エレ八木を隣のビルの屋上にあげてたおかげでオーバーパワーに走らずに済みましたケドぉ~p(^^)q

Posted by: kirio | September 21, 2004 01:56 AM

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