冬が来る前のアンテナ調整
こないだ自作して設置した1/2λの7メガフルサイズダイポールアンテナのSWRが無調整で1.1だったのにも関わらず、しばらく使用していたら1.5くらいに上昇してしまいました。どうも「廃物利用で安く」がコンセプトだったために、エレメントに裸銅針金を使わざるを得なく、両側からテンション掛けて引っ張ったためにじわじわと全長が延びて、共振周波数が低下してしまったのが原因のようです。更にダイポールを張ったのが微妙に影響しているためかマルチバンドの垂直アンテナの21メガと7メガの共振周波数の調整がずれ、7メガは7.10近辺に、21メガは21.00付近に共振周波数のセンターが移動してしまったために、もう一度ラジアルの長さを調整して一番よく使用する周波数に調整し直すのと、ダイポールアンテナのバランを納めた密閉容器の防水が心配なので、コーキング剤と自己融着テープで防水し直し、垂直アンテナの組み立てネジの増し締めを目的に屋根に登ることにしました。北海道では強い季節風の吹く冬場に屋根に登ってアンテナの調整をすることが無理なので、例年雪が降る前にアンテナの点検を兼ねて一度は屋根に登ることにしています。いわゆる一足早い冬の準備のようなものですが、春先までアンテナをいじれなくなるので、半年間はメンテナンスをしなくとも良いように防水性の点検や共振周波数の調整やケーブルのチェックなどを行ってきました。ダイポールアンテナはまずエレメントを張っているロープを緩めてエレメントの末端を地上に降ろし、目分量で大胆に両端15センチ以上切りつめて再度ロープを張って設置し直し、SWRを計ると一発で1.1まで回復。バランを納めた容器は波形碍子がわりの水道管に吊り下げるバインド線から水が少し漏れたようで、ほんの1滴ほど水が溜まっており、水を排出してバインド線まわりをコーキング材で防水。密閉容器回りは自己融着テープで防水処理しました。垂直アンテナは一旦6本のラジアルをすべて外してからアンテナマストから本体を抜き取り、一旦屋根に降ろしてネジのしまり具合を点検しました。風の強いときに一度外そうとして、風に煽られてえらい目にあったことがありましたが全長6メートルを超えるアンテナも今日は秋田の竿灯のごとくスムーズにコントロール出来、同軸取り付け部分も自己融着テープを張り直して防水性を保ちました。そしてまたアンテナマストに納めてラジアルを止めるネジに接点復活材をかけ、ラジアルを6本取り付け直します。そして7メガ21メガのラジアルの長さを調整しながら屋根と2階のシャックとを行ったり来たりしながらSWRの調整をしますが、なかなか一発で決まらず数回往復をするはめに。そしてラジアルの取り付け順を変えたらまたSWRが変わってしまい、やっぱり明らかにダイポールを斜め下に張ったおかげでその影響もあってSWRが変わっているようでした。最初からやり直してなんとか納得した値に納めることが出来ました。しかしまあ、かなりの短縮率が原因で、このアンテナで3.5メガで2.0以下にSWRの下がる範囲はほんの20KHzの範囲にしか収まらないんで、実質アンテナチューナーなしでは使えないという状況ですけど、近いとはいえ久しぶりに2局と3.5メガで交信しました。
これから実質雪が降るまで3.5メガのロングワイヤーアンテナを張りたいと思うんですけど1/2λのダイポールでも片側20メートルもあるエレメントをどういうレイアウトで張るのか、今後の課題として考えなくてはいけません。
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今晩は・・はじめまして北海道の清野ともうします。
最近資格取るのが趣味になり危険物取扱者乙2・4・5とりました。先週の日曜日に乙1.6受けてきました。
20年前に電話級アマチュア無線のしかくをとりました。
じえいかんさんおホームページをみてプロの資格をとろうと思ってます。特集無線技士の資格とろうとおもいますがなにからとればいいかよくわかりません??いいアドバイスありましたらお願いします。
Posted by: 清野 | October 31, 2004 06:49 PM