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October 28, 2004

接触不良再び

 バランとエレメント接続部分を潤滑して接触不良が直ったはずの7メガ1/2λダイポールアンテナでしたが、2日をおかないうちに再度接触不良と思われる事態にみまわれました。それも朝にVSWRがほぼ無限大という状況になっても午後には正常になっていたりします。このまま落ち着いたと思ったら夜にはVSWRが再び無限大になってしまうということを繰り返しています。どこかの接触不良でエレメントまで導通しないことがあることは確かなので、再度屋根に登って各部の導通を確かめることとしますが、今回は前回にCRC5-56の潤滑と自己融着テープで防水処理した部分がそれだけでは心配なので、今度は新兵器「導電コンパウンド」というものを購入するために自転車をHAMショップまで走らせました。これ、ホームセンターあたりでは置いていないと思いますが、主にアンテナエレメントの調整部分で金属と金属の接触する部分の導通を保つために使用するペースト状のグリスみたいなもので、おそらくカーボン系の電気を通す顔料が加えてあるためにどす黒いグリスのようなものですが、同じ黒いリチウムグリスでは高周波導通用には代用は効かないので注意が必要です。HAMショップではアンテナメーカーのナガラが「ペネトロクス」という商標で販売しているものを置いてあり、30グラムのチューブ入りで600円でした。
 さっそくエレメント接続部分に導電コンパウンドを薄く塗って、再度ネジを締め自己融着テープで防水処理。これで完璧だとたかを括り、このときはVSWRも限りなく1.1に落ちていたので、原因はすべてこの部分にありと判断して安堵し、翌日にまた調子が悪いのでVSWR見るとこれがまた無限大になってます(^_^;)
 こうなったらバランの部分から分解して徹底的に導通不良の原因究明です。エレメント部分からバランを切り離し、同軸が付いたまま屋根から降ろし、部屋の窓からシャックにバランを引き込み、導通をチェックします。その際、エレメント接続部分のネジに50Ωのダミーロードを接続し、VSWRを見てみると1.5あります。ダイポールつないだら限りなく1.1に近いのにおっかしいなぁと思っても、とりあえず1.5に収まっているからバランの接触不良はないと判断しましたが、けっこうこれは笑い話(笑)約75Ωの平衡アンテナに50Ωの不平衡給電線で給電するためインピーダンス変換高周波トランスがバランなのに、そのバランに50ΩのダミーロードつないでVSWR1.5なら当たり前。ここでエセ1アマのマヌケな無線工学の理解度が暴露されてしまいました(^_^;)
 ということは、あとはエレメント側の問題だけです。ひとつ気になっていたのは、銅針金をバランに接続する部分に丸形の圧着端子を使いましたが、その際に屋内配線でやっているとおり圧着ペンチで潰して折り返しただけだったんですね。どうもこの圧着部分が面じゃなくて一本の線で接触していて、気温変化の熱収縮によって接触状態が変わってきた(制作時は20度を超えるような陽気の季節)ようで、第一にこの部分の接触が怪しいことが考えられました。そうなったらがっちり半田付けするのが一番の対策法です。屋根に延長コードのリールを上げて半田ごてを使い、半田付けしようと思いますが、風が強くて半田ごてが空冷状態になり、温度が上がりません。仕方が無く庭の樹木にクレモナロープで結んである片方のエレメントを外して引き上げ、エレメント部分を屋根から降ろし、窓から室内に左右のエレメント同士の接続部分を取り込みました。そしてがっちりと半田付けし、再度屋根の上でバラン部分と導電コンパウンドでしっかり接触と保った上で接続し、エレメントを庭の樹木に展開します。もうこれ以上は接触不良個所が考えられませんので、あとダメだったら最初からもっと良い素材で作り直しだと思ってVSWRを計ってみると限りなく1.1に近いくらいに落ち着いていました。
 やっぱり扱うのが低周波と違って高周波ですから、最初から接続部は「たぶん大丈夫だろう」で済ませてしまったところは、最初は良くてもしばらくして耐候性の問題や気温変化などの原因により、ことごとくダメになるケースが多いので、「絶対に大丈夫」レベルに上げないとトラブルの原因になることが実感させられました。最近の日本のロケットや人工衛星が何度もトラブルに見舞われるのは、その見極めが甘いということが言えるのかもしれませんね(笑)

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October 25, 2004

接触不良二題

 1か月少々前に上げた自作の7メガ用ダイポールアンテナが、ある時突然SWRが急上昇して、受信感度もマルチバンドの垂直アンテナより低下してしまい、あきらかに接触不良を起こしているような感じでした。リグにつないで受信してみるとざざっという雑音とともに受信感度が上がったり下がったりを繰り返したりし、なんかAGCの故障というような感じもしましたが、まずバランの部分に雨が入り込んでバラン収納部が水没してショートしていることを疑い、とりあえず屋根に登ることにしました。でも、バランを納めているケースはコーキング材まで使って、大雨が吹き込もうともケースの中の防水性は完璧なはずです。但し、エレメントとバランの接続部分の圧着端子とナット部分に自己融着テープでの防水対策をしていなかったんで、ここでの接触不良が一番考えられる箇所でした。
 屋根に登ってみると、バランを納めたケースの防水は完璧で、雨はまったく吹き込んでいません。エレメントとバランの接続部分は外から見る分には何も変化はないので、CRC5-56を吹き込んで、一旦アンテナにリグを接続して受信してみますけど、やはり状況は改善しません。そこで、このネジ部分を分解してCRCを吹き込んで接触状況を改善して組み立て直し、再度リグを接続してみますと嘘のように元の状態に戻ってしまいました。そこで今度は自己融着テープで接続部分を防水処理して終わりです。
 接触不良は外見で見てもわからないので、目で見て何でもないと思っても導通していないこともあるようです。今回は接触不良の怖さと防水処理の大切さを学びました。
 接触不良でもう一題。3アマに合格して用意したTS-830Vですけど、最近、使っているとどうも受信感度が極端に落ちてしまうことがあり、机をゴンと叩くと戻ってしまうことが多いんですけど、最近はすぐに感度落ちしてしまうために、どこか機械的に接触が悪いことが考えられました。この場合にこの時期の真空管無線機で考えられる送受信接触不良の原因の代表は、何と言ってもリレーの接点接触不良です。この時代には送受信切換リレーとしてヤエスでもトリオでもオムロンのMX2Pというリレーを使っていまして、このリレーがあんまり耐久性が良くないために色々とトラブルを起こすということは、いろいろな所でさんざん聞かされてきましたので、とりあえずこのリレーを取り出して接点の接触改善をしてみることにしました。本当は新しいリレーか、代替品に変えたい所なんですが、MX2Pは廃番品で在庫も代替品もないんですよね。ということで、ヤフオクでジャンクパーツを買う以外には、自分で取り外して頑張って接点を磨くしかないようです。
 TS-830V本体を裏返して裏蓋を外します。リレーの位置がわからなかったためにファイナル部分をむき出しにしてアンテナジャックに繋がっているリレー部分を捜したので、上蓋も外して本体むき出しの状態にしましましたが、リレー取り出しは裏蓋を外すだけでOKです。裏蓋を外すとファイナルユニットの真裏に鉄板の四角いシールドケースが着いていて、このネジを2カ所緩めるとシールドケースが外れてリレーMX2Pが現れます。このリレーはソケットに刺さっているだけですから、これをソケットから引き抜くことによって無線機本体からリレーを取り外すことが出来ます。リレーの透明カバーを外し、リレーをむき出しの状態にします。ここで取り出します新兵器は、適当な名刺が一枚とCRC5-56一本のみ(笑)
 まず、名刺の縁にCRC5-56を十分しみ込ませて、リレーの接点に名刺をあてがい、何度が左右に押したり引いたりしながら接点を磨きます。接点は送信側も受信側も同じように磨きます。そうして十分に接点接触状況が改善されたと判断されたら、カバーを戻して本体にはめ直し、シールドカバーをネジ止めして接点接触不良改善作業終了です。しかし、接点から放電することもあるんでしょうが、シールドケースなんて本当に必要なのでしょうか?ヤエスのリグなんかMX2Pはむき出しですよね?
 こうしてリレーの接点を磨いてアンテナにつないでみると、嘘のように受信感度が戻っていました。戻ったはおろか、元よりSメーターが良く振るようになってしまい元からリレーが原因で受信感度が下がっていたものをそれが当たり前だと思って使っていたようなんですね(^_^;) 
 リレーの接点はアルミ缶を切り取った切片でがりがり削るという人の話を見ましたが、代替品がない以上サンドペーパーで擦ったりこんな事をしてはいけません。名刺にCRCを含ませて擦るという方法は、ヤエスのサービスマンがリレーの接触不良で入ってくるリグの修理に使う手段だということを何かで読みました。
 やはりこういう昔の旧式無線機は、リレーなんかの機械的接触部分の不良によって、以前の性能を保っていない場合が多いので、何か受信感度が落ちていると感じる無線機は受信段の高周波増幅段を疑ってみるより、まず各部の接触不良を当たってみる方が順当な手段かもしれません。
 ファイナル部分のカバーを戻すとき、不用意にコイルに手が触れてしまい、びりびりっと軽く電撃をくらいました。ヒーターに通電していなくとも電気が流れているのがわかりませんでした(^_^;) 幸いにもコンセントは抜いてあったのでコンデンサに溜まっていた電流をくらっただけで済みましたが、おかげで肩こりが治ったような。転んでもただでは起きませんって(笑)

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October 24, 2004

電波利用料のからくり

 今年も一番最初に取得した免許に対して「電波利用料」の請求が回ってきました。開局から3年経ちましたので4回目の請求ということになりますか。当電波研究所は「移動するアマチュア局」と「移動しないアマチュア局」の2種類の局免を貰っていますので、年に2度電波利用料の請求が回ってきます。普通の人に電波利用料なんてまったく馴染みがないでしょうから、アマチュア無線で開局していると、一年に一度こういうものの請求がくるなどということは知らないと思います。電波というものは公共の財産ですから、国家がこういうものを徴収するのは本来なら根拠がないということになるのでしょうけど、この電波利用料に関しては、その使用目的が電波の公平かつ適正な利用を進めるための財源として利用されるということになっており、アマチュアに限らず、総務省から免許状を受けている無線局や放送局はすべて電波利用料を払う義務が生じます。電波利用料聴取の目的として、電波監視業務の充実(違法無線局の探査や混信等の障害の調査等)、電波適正利用のための事務処理サービスの向上(総合無線局管理システム構築)、周波数ひっ迫対策のための技術試験事務、特定周波数変更対策(TVデジタル地上波切換のための工事費等)特定周波数終了対策業務(周波数再配分により使用できなくなった設備への補償)、その他などとなっており、最近サービス地域が多くなってきた地上波デジタル放送サービス開始によるアナログTV周波数移行によるチャンネル再設定やアンテナの取り替えなどのアナログ周波数変更工事などの代金がこの電波利用料から支出されているとは知りませんでしたが。
 まあ、アマチュア局に関しては年間500円の支出とはいえ、その支出がこちらの地域ではしばらく恩恵も受けそうにない地上波デジタルTV放送のための周波数変更工事の代金としていつの間にか知らないうちに支出されているというのは、あんまりいい気分ではありません。その電波利用料の支出に関しても総務省の一方的な予算配分によって支出の割合が決められるわけですから、電波利用料を払う側は、お上のマツリゴトに従ってただ年間500円を払っておれば無線局免許状を有効にしてやるのだ、という上意下達の収奪システムに乗ってしまうのはあんまり面白い話ではありません。昔は局免さえ取れば、あとは費用の掛からなかったアマチュア無線ですが、平成5年にスタートした電波利用料徴収は、当初違法無縁局の監視システムの充実と無線局監視事務システムの効率化への投資のための利用料だったはずなのに、いつの間にか特定地域のデジタルTV放送への移行のための設備費、工事費として多くの支出が行われるようになったのは、何となく特定周波数対策という言葉にダマされた形になってしまって、「聞いてないよ〜」状態です。
 さあ、1アマ試験の法規に「電波利用料によって支出される目的として正しいものを選べ」という問題が出てきた場合、「デジタル地上波TV放送による個人聴取者宅のアナログ地上波周波数移行工事費とアンテナ等の設備費に支出される」という選択肢が、正しいと選ぶことの出来る受験者は何人いるでしょ〜か?(^_^;)

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October 15, 2004

火の入らないFT-101ZSD

 FT-101ZDのWARCバンド送信禁止改造を行ったことのついでに、終段管にヒーター電流が流れなかった部品取り用と思って保管して置いたFT-101ZDSのほうの不具合の原因を探ろうと、一年ぶりくらいで蓋を開け、通電してみました。ZDとZSDの違いは、ZDのほうは終段管が6146Bのパラレルで100Wの出力を絞り出す2アマ以上の対象機ですけど、ZSDのほうは終段管が4146Bが1本で10Wの出力がある4アマ対象機です。この当時は電話級、電信級という名前で呼ばれていた4級3級資格ですけど、今の4級3級資格と違って出力は両方とも10Wが限度でした。さらに電信級は電信のみ、電話級は電話のみの運用に限定されたために、電話級と電信級の試験を同時期に受けて、電信級には合格したが、電話級に不合格になって電信しか運用出来ないというような悲喜劇まであったようです。ということで、今の3級のように当時は電信級が電話級の上位資格ではなく、同列でジャンル違いの資格だったんですね。それで、現在の3級みたいに50Wで運用出来る初級資格は無く、移動を認められる局も10W以下に限定されたために、50Wで発売された無線機はその当時には、上級資格でも50W運用しか認められなかった30メガを超えるVHFの無線機にしか存在しなかったような気がします。そのために当時のHF機には50Wの無線機は市販品にはなく、現在移動しない免許を取得するために保証認定を取るには、100W機を50Wに出力ダウンさせる改造を施すしか方法はありません。当時10Wを超える移動しない無線局はすべて電波管理局の落成検査の対象だったために、正規の局は今のキロワット局なみのステイタスでしたが、今も昔も資格も法律も関係なく4アマ無制限局は後を絶たなかったようですね。それに今と違って免許情報は公開されていませんし、JARLのコールブックには自己申告で上級資格持ちのふりをして掲載させている4アマ無制限局も多かったようです(笑)
 さて、終段管にヒータ電流が流れなかったFT-101ZSDですが、11ピンACCプラグが欠落していたために、1ピンと2ピンの間を1.6mmのIV線の先端を折り曲げて潰し、ジャンパーにしました。これで回路が正常ならばヒーター電流が流れるはずです。上下のケースを分解するためにネジを外しますが、あいかわらずネジの数が多くて大変ですが、前作FT-101と違ってケースさえ上下に外せばシャシーが取り外せるのでそれよりは分解が楽ですけどね。そして終段部分のシールドを外しておきます。この状態でパワーとヒータースイッチを入れますが、ドライバの12BY7Aに火は点れども(ここが真空管的な表現ですねぇ)ファイナルの6146Bには相変わらず火が入りません。6146Bのプレートで感電しないように電源を切ってコードを抜き、しばらくしてから念のためシャシーとプレートの間をドライバで短絡させてみてからジェネラルエレクトリック製6146Bをソケットから抜きます。それからヒータが断線していないかどうかピンにテスターを当てようとしましたが、あれ?ヒーターでどのピンとどのピンだっけ?(^_^;) 確か1と最後のピンがヒータだったような気がするけど、真空管規格表が手元になっかったので、それよりも手っ取り早い手持ちのRCA製箱入り新品の6146Bを勿体ないが通電テストに使用するだけのために一個用意します。さすが新品球はガラスがピカピカで見事にきれいだけど、このテストだけで中古にしてしまうのはいかにも惜しい。んで、ちょっとだけRCAの6146Bに登場願ったらあっさりヒータに火がともりました。原因さえわかればいいのでここでRCA球には退場願います。ということで、原因は単にGE球のヒーター断線でした。普段使わないリグに数少ない新品の6146Bをおごる気もないので、今度中古の6146Bの出物を捜しておきましょう。
 次に受信部分のチェックを行います。このZSDは初期型でAMポジションもないタイプのために、バンドスイッチの接点もプリセレの表示も込み入っていないせいか、もう1台のZDとはまったく違う無線機のような気がしますが、かえって全FT-101ESの直系というような雰囲気がしますし、WARCバンドがないだけ「70年代」の無線機という感じです。問題は去年から表示がおかしかったカウンター部分です。通電してバンドを切り替えてみると、一番左の10メガヘルツ代の表示が消えっぱなしで、あと左から5桁目のキロヘルツ代の表示の数字が正常に表示できません。たぶん典型的なカウンタIC不良でしょう。でも受信は正常に出来ています。このICは八重洲の特注品で、経年変化での不良率が高く、八重洲でもすでに在庫がないために、正常なカウンタアッセンブリを入手するしか修理する手がありませんでした。ところが1アマチュア無線家である林氏(JA2SVZ)がPICを使用してICチップにプログラムを書き込み、不良カウンタICのリプレースメントパーツとして分けてくださるようになり、今ではカウンタの不良だけでジャンク入りするFT-101ZDやFT-107などの表示不良を修理することが可能になりました。まあ、まったく表示がデタラメというわけではないので、いつかヒマが出来たら交換に挑戦することにして、今回はそのままにしておきます。そして受信の具合を調べてゆきますが、何か全バンドにわたってこもったような音調で、S/Nが悪いような感じがします。WIDTHのスイッチを入れると正常な音調になりますので、WIDTHのスイッチ回りの配線が外れているか接触不良を起こしているかもしれません。その他は正常で、各ボリウムにガリさえありません。特に周波数の微調整、USBとLSBの調整、メーターなどはそのままぴたりと合っていました。おそらくメーカー出荷時そのまま使用して、内部をいじらずにさほど使わないままQRTしてしまって長い間押入の中にしまい込まれていたというような感じでしょうか。以前に落札したFT-101ZDに比べれば素性がよい機械のような気がします。ということで、カウンターさえ気にせず、程度の良い終段管さえ用意してやればすぐにも使えそうな状態なんですけど、28メガ帯の水晶をZDのほうに移植してしまって、28メガにQRV出来ないのと、電源コードが無いのが困りものですけどね。
 まあ、誰か知り合いでまだHFをやっていない人間がいれば希望周波数の自作ダイポールアンテナとともに下げ渡してもいいとは思っていますが、はたしてチューニングに手間の掛かる真空管10W機をわざわざ使ってみたいという酔狂な人間はいるかな?(^_^;)
 勉強熱心な人ならともかく普通の4アマさんには、電波出すだけなのになんでこんな「同調を取る」という儀式をしなければ電波が出ないのかと、煩わしがられるでしょうけどね。
 そういえば、このZSDは昨年、IC-551の保証認定を取るついでに第6送信機として保証認定を取り、総通局変更届が受理されておりますので、終段管さえ交換すればこちらからいつでも電波は出せるようになっているんですが、10W機はTS-830Vがアンテナに繋がっている為に、果たしてこれから電波を出すことがあるのでしょうか?(笑)

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October 13, 2004

FT-101ZDのWARC送信禁止解除法

 全市全郡コンテスト終了後の翌日、かねてからの懸案事項であった固定機、八重洲 FT-101ZD100W機のWARCバンド送信禁止解除改造を行いました。
 このFT-101ZDは移動局以外に固定局100Wを開局するにあたって入手した、おおよそ24年前の真空管機で、移動局免で使っているトリオ(現ケンウッド)のTS-830Vよりも一世代古い無線機ですが、終段管が6146Bと共通なことと、混信除去機能だけは見劣りしますが、八重洲の真空管100W級HF機にしては中古相場が安いので、オークションで2万円少々で落札出来た無線機です。このFT-101ZDは落札した当初、八重洲機独特のμ調整のプリセレクトが引っかかって異音を伴い、中を開けてみるとギロチン部分のコイル入口樹脂が変形していて、コアがスムーズに入って行かない不具合品で、この部分の中古部品相場だけ値引きしてもらい、実質1万6千円で入手した計算になる機械でした。また、何と局発基板には10mの水晶4個の代わりに26MHzから28MHzまでの違法CB無線帯をカバーする水晶4個が入っており、さらにオプションのAMユニットとカルメンのガチャコンマイクが付いてましたので、見るからに明らかに出品者友人(代理出品でした)が違法CBのみで使用していた事がミエミエで、WARCバンドの10MHz、18MHz、24MHzの送信禁止解除がされていなく、CWフィルタも当然付けられていないアンカバ仕様違法CB100W機でした。
 何でもCBに出られるように改造したがる怪しいアマチュア無線家なら手放しで喜ぶでしょうし、CB水晶フル装備という記述だけでもオークションに書き添えれば別なマニア受けして落札価格も跳ね上がったんでしょうけど、代理出品者はそのあたりをチェックしなかったのか記載されず、こっちも届いて初めて気が付いたわけで、上級免持ちがイリーガルなシャコタン竹槍マフラーの車に乗るわけにもいかないので、ギロチンユニット取りの目的で初期型FT-101ZDSをジャンクで一台購入しました。このFT-101ZSDの初期型は、電源コードナシのジャンク品とのことで、ジャンクにしては高めの落札価格でしたが、八重洲のインスペクションタグはそのまま残っていたりして、外観と中身の程度は抜群でしたが、カウンタICがそろそろいかれかけて、21MHzの表示が怪しいのと、終段管に電流が流れませんでした。ここから28MHz帯水晶を取り出し、28MHzアマバンドに出られるようにし、オークションでは説明されていなかったのにもかかわらず、この機械にはCWフィルタが装着になってましたので、これをZDのほうに移植してジャンパ線を外しました。CWフィルタ分だけで1万円前後の元を取った感じです。ちなみに FT-101Zに限らず、FT-901やFT-107のデジタルカウンタを制御するICは特注品で、実はこのICがウイークポイントで、このICがいかれて表示しなかったり表示が欠けたりしてジャンク入りしてしまう八重洲の無線機が多いのですが、2年ほど前にこのICを汎用品を使って自分でプログラムを書き込んだアマがいて、部品の頒布も行っています。デジタルカウンタの表示が狂ってジャンク扱いでオークションに出そうと言う人は、一度ネットで検索してみてください。カウンタ以外はそうは壊れない無線機たちです。更にケースはZSDのほうがきれいだったので、こちらもZDに移植。ギロチンユニットは配線も多く、外すのも取り付けるのも大工事になるので、一計案じてZDのコイル入口変形樹脂部分にタップを立てて少し削ってやり、この処置によってコアがスムースに出入りするようになり、ジャンクからギロチンユニットを取り外さなくとも済みました。これで29MHz部分にCB帯水晶の27.000から28.000までの2波の水晶は残しましたが、ほぼノーマルで機能してさらにCWフイルタを装着した上級仕様らしい100W機のあるべき姿になってよみがえりました。ただしCB帯で酷使されたためか、数年前に終段管交換とのことでしたが、若干真空管がボケているらしくて、80W程度しか出ませんでしたけどね(^_^;)
 ところが、この機械はWARCバンドが付いている中期型FT-101ZDにもかかわらずWARCバンドの送信解除がされていません。というのもこの機械の製造時期の1980年頃、世界主管庁会議(WARC-80)でWARCバンドと呼ばれる新周波数帯である10MHz,18MHz,24MHzのバンドが使えることになり、それを見越して各無線機メーカーは従来の機種に新周波数のチャンネルを付け足した無線機を先取りで生産し始めました。ところが諸外国ではすんなりとWARCバンドへの対応が行われましたが、日本ではなかなかWARCバンドの使用が認められなくて、外国向けには受信送信出来る機種を輸出しながら、国内向けには受信は出来てもWARCバンドでは送信が出来ないように送信禁止処置を施している機種を流通させることとなったのです。日本でWARCバンドが交信可になったのは、10MHzにあっては82年、18MHz,24MHzにあっては何と会議から9年後の89年になってからのことですから時代はすでに平成に変わってました。八重洲にあっては、同一の機種にも係わらずWARC無し、WARCありの機種が2通りあるものがいくつか存在しまして、このFT-101Zに関しても中期型AMポジション付きの製造番号170001からWARC対応になっています。他にFT-107やFT-901Dの末期型にもWARC対応のものがあって、初期型とバンドスイッチや局発などが異なり、部品に互換性がない部分があるので注意が必要です。それ以降に発売された機種は、各社WARCバンドに標準で対応していましたが、送信禁止措置は取られていました。
 本来輸出品同様の機械を、何らかの回路上の措置によって送信禁止にしているわけですから、その措置を無効にしてやることによって送信禁止措置が解除されるはすです。今流行の広域帯受信機の歯抜け受信をダイオードカットで受信できるように、この送信禁止はダイオードマトリクスによって励振増幅にまで行く段階で受信に落とすような措置を取られていることが多く、現に国内向けTS-830では10MHz帯にあっては途中のロットから送信禁止されていなく(RFユニットD4が最初から無い)、18MHz,24MHzにあっては、RFユニットのD5とD6をカットすることによって送信禁止措置が解除出来るようになっていました。他の無線機でもダイオードカットで簡単に送信禁止解除が出来るものが多く、当然FT-101ZDでもダイオードカットで送信禁止解除が出来るものと思っていましたが、いくら回路図の局発からたどっていっても、輸出用のFT-101ZDと国内向けFT-101ZDで不自然にダイオードが追加された所は見つかりません。30年もアマチュア無線にどっぷり浸かっていて、WARC送信解除のころに当事者だったアマならいざ知らず、開局2年目のビギナーにはそれほどの情報量はありません。ネット検索してもFT-101ZDのWARC送信禁止解除法は出てきませんでした。いざとなったらメーカーに問い合わせればいいやと思い、WARCはあまりやらなかったのと、夏場は10Wで十分だったのでそのままにしておきましたが、ひょんな事から1年経ってネット上で八重洲のWARC送信禁止機種の禁止解除法をすべて見つけました。原典はWARC送信解除法として八重洲がWARC解禁によって急に改造法問い合わせの増えた89年頃に発行した説明書らしくて、一度オークションで出品され4,000円内外で落札されたやつと同じものをそのまま転載したようです。それによってダイオードマトリクスで送信禁止解除していたと推測していたのは大きな間違いとわかり、基本的に前機種で名機FT-101のAUX送信解除同様(CB帯の局発水晶を付けてCB帯に出るためにバンドスイッチの灰色だったか茶色の線を外す)にバンドスイッチのジャンパー線によって送信禁止措置を施していたことがわかりました。他機種は殆どダイオードカットなのに何たること(^_^;)
 さっそく全市全郡コンテストの翌日に底蓋を外して手術開始。ほんの5分で処置完了です。いままで14ヶ月も悩んでいたことはいったい何だったんでしょ(笑)いちおう基本的な改造手順はメモ書きしておきますので、最近オークションなどでFT-101Zを落札してWARC送信禁止解除がされていなかった人は参考にしてください。当然バンドスイッチが12ポジションある中期型で後期のタイプ(#170001〜)じゃないとだめですよ。TS-830やTS-930、FT-980や757および102などは今オークションで落札してもWARC送信禁止解除済のものが多いようですが、FT-107やFT-101ZDなどは、1989年のWARCバンド18MHzと24MHzが解禁になるまで現役を退いて押入にしまい込まれたものが多かったからかWARCバンド送信禁止解除をされていないものが逆に多いような気がするのは、わたしだけ?(C) だいたひかる
 いままで交信した相手の中にはTS-830でWARCバンドに出ることが出来ることを知らないOMさんがいましたし、ましてFT-101(Zだけど)でWARCに出ていると、びっくりする勘違いのOMさんも出てくるかもしれません(笑)

 FT-101Z、WARC送信禁止解除措置手順
 まず電源コードを必ず抜きます。(基本です)
底蓋並びにバンドスイッチシールド板のついているものは取り外し、バンド切換スイッチ部分の表パネルから数えて4枚目のウエハー(S1D)に注目します。5枚目にウエハー(S1E)から4枚目のウエハー(S1D)の40m端子に延びている青線、30m端子に延びている青線、17m端子に延びている青線、12m端子に延びている灰色線をそれぞれ5枚目のウエハー(S1E)からニッパでカットします。4枚目のウエハー(S1D)の40m端子に延びている青線は半田鏝で取り外し、30m端子に延びている青線は隣の20m端子に半田付けし、17m端子に延びる青線は下の15m端子に半田付け、12m端子に延びる線は半田鏝で取り去ります。これで取り外した灰色と青色の2本の線が余りました。これで改造終了です。シールドと蓋を元に戻せばWARC3バンドがすべて送信禁止解除になります。ダミーロードをつないで、3つのバンドとも出力が出ていることを確認してください。
 なお、この記事による改造の結果とその課程における事故に関しましては、当方では責任が持てませんので、改造はすべて自己責任で行ってください。自分でいじって壊すのがイヤな人、感電して死ぬのが恐い人はお近くのYAESUサービスステーションに持ち込み、すなおに対価を支払って改造してもらうことをお薦めします。

WARC1.GIF

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October 12, 2004

全市全郡コンテスト・14MHzの罠

10月9日の21時から10月10日の21時までの24時間、JARL4大コンテストのひとつである全市全郡コンテストが開催されました。今回は静岡県に台風が上陸し、神奈川から千葉、茨城に抜けたために降雨と強風で、例年ならば各地に展開した移動局が盛んに電波を出すはずなのですが、今回に限っては移動運用どころではなく、参加する局もかなり少なかったことに輪を掛けて、電波伝搬コンディションも悪く、最悪の全市全郡コンテストとなりました。
 当電波研究所の無線設備は、3年前の10月16日にFMハンディ機一台で開局したために、今回のコンテストはまだニューカマー部門でエントリー可だったのですが、ニューカマー部門は電話で10ワット運用に制限され(4アマ運用想定ですから当たり前のことですが)14メガでの運用が出来ないために、夏場の50メガEスポでどんどんマルチを稼げるときならいざ知らず、人口が希薄でV,UHF局の運用局が少ない北海道にあってはニューカマー部門は不利と見て、14メガ電話電信部門でのモノバンド勝負に出馬することにしました。ニューカマー部門ではローバンド運用も出来るんですが、もちろん電信が使えないのと、10ワットの電話じゃあの狭いバンドにハイパワー局が犇めいている状況では殆ど取ってもらえないでしょう。4アマなのにも係わらず、最初から100ワット機を買い込んで開局した「4アマ100ワット局」だったらコンディシションさえよければもちろん上級局と互角に戦えるでしょうけど、電話部門のエントリーは上級、初級局に係わらず「HF10ワット以下、V,UHF20ワット以下」に制限されていますから100ワットで電話部門にエントリーした4アマ局は、あとからクレームが付く場合があります。それでなくとも日ごろから4アマ高出力での運用局はマークされてますから、ヘタに高得点で上位入賞すれば当然「高出力違法運用での入賞」の噂が飛び交い、クレームを付けるコンテスターがけっこういるでしょう。もっとも普段7メガに出て珍QTH移動運用専門局を狙っている4アマ高出力局はコンテストなんかにはでてきませんけどね(笑)
 9日21時にコンテストがスタートしましたが、14メガ帯の電話交信周波数はもちろん静かで、電信交信周波数帯だけ5エリア6エリアの高出力局だけ数局聞こえる状態でした。14メガ帯で最初から運用している局だけあって、何回か聞かないとコールサインも取れないような高速な信号を送っています。そのため応答する気も削がれて14メガ帯から離れて2mをワッチし始めましたけど、普段の全市全郡コンテストであればこの局数が少なくなった時代とはいえ、常に5局ぐらいが移動先からCQを出しているのにも係わらず、今回はバンド中が沈黙しています。やっぱりこれからの台風接近にそなえて移動運用どころではなく、予定変更で固定で細々とやっているのでしょうか。そこで、エントリーする気はない7メガ帯に移ってCQを出している高出力局何局かに応答に回り、コンテストサービスに徹していましたが、以前交信したことのある局にコンテストで遭遇するのも何となく嬉しいものです。11時を過ぎて7メガもそろそろ国内スキップしてキロワット局の声しか入らなくなったので、当夜の運用をQRTとしました。3.5メガ帯はまだまだいけるんですけど、試しに筑波大の局を呼びましたが短縮率の高い我が垂直アンテナでは100ワット掛けても10ワット以下しか有効に飛ばないような状態で、取ってはもらえませんでしたね。
 翌朝は6時に起きて14メガ電信バンドをワッチしましたが、相変わらず昨夜と同じメンバーが高速でCQを出していましたが、まだ電話のほうはコンディションが上がりません。とりあえず観念して以前から50メガで交信歴のある熊本の松岡氏と電信で交信します。7時を過ぎで九州方面から電話でのCQの声が聞こえてきましたので、熊本三原女史とコンテストナンバーを交換してから14.255MHzでCQを出しましたら、すぐに徳島市から応答がありました。それから大村市、岡山県邑久郡、山口市、坂出市と6,5,4エリア方面から応答を貰いますが、さすがに出ている数が少ないので一度に2局から同時に呼ばれることは殆どありません。7時台には12局と交信しましたがスキップで2エリア浜北市、岩倉市などとも含まれています。7時代後半はコンディションが落ちたのか15分ほど食い付きが急に悪くなり、8時台には四国と中国の瀬戸内海沿岸を中心に12局と交信。このペースじゃ電話のコンディションが落ちるまで100局を稼ぐのはとても無理のようです。9時台はたったの6局。どうも同じ8エリアから1Kしか離れていない周波数からCQが出始めたようで、その局にオンフレでゼロインできない局がこちらの周波数でそっちの局に応答してびっくりして5K上がったりしましたがそれでもダメで、元の周波数から2K上がったところで落ち着いたら10時代は11局。京都から大阪、神戸から応答を貰いましたが、コンディションは今ひとつです。11時台は10局で、声をからしてコンテストコールしても14メガじゃ大体こんな局数しか声が掛かりませんが、これがコンディションが開けて1エリア東京と交信できればこの倍以上は稼げるんですけどねぇ(^_^;) 12時台になってやっと横浜、東京多摩市、神奈川南足柄市からコールを貰いましたが、1エリアはここまでで、逆に6,5,4、3エリアのコンディションが落ちてしまって電話ではさっぱり入感しなくなりました。電話の最後を飾ったのは京都の大OMであるJA3ANこと西脇OMからでした。
 それから電信バンドに転戦しますが、ここで大変な誤算をしてしまいました。何と電信バンドに出ていた局は電話でお相手をしていただいた局ばかりなのです。まるで冬に寒さが身に堪えるようになると、ぞろぞろと屋内に移動してくるテントウ虫のような状態で、電話のコンディションの悪化に追われて移動してきたテントウ虫たちが電信バンドに犇めいているような感じです。コンテストでは同一バンドでモード違いでの交信は得点になりません。シングルバンド部門では同一周波数ではたとえ電話と電信で大いに違いがあるとしても、一回しか交信できないのです。これで「電話のコンディションが落ちたら電信でマルチを稼げばいいや」という甘い考えが、14メガでは通用しないことが判明しました(^_^;)それで一旦コンテストから離れてログの整理にかかりますけど、その時点で60ポイント60マルチとなり6時間掛かって得たスコアにしては大いに不満が残る数字です。それで聞こえている電信のコールサインを丹念に捜してゆくと何局か未交信局がありました。そのうち最初に交信した局はオールJAコンテストでカードを送っていただいた呉の局だったので、迷わずDE JL8DJS Kを送信してコンテストナンバーを交換。その後未交信局とは先にコールブックから運用地を調べてからDE JL8DJS Kを送り、万が一高速でコンテストナンバーを送られても大丈夫なようにズルして午後トータル5局とCWで交信してCLとしました。14メガでは今回は特にコンディションが上がらなかったためかCWで応答してくる局も極端に少なかったので、何局かが応答しているときにコンテストナンバーを反復して確認する術がなかったからです(笑)
 ということで、今回の得点は65局65マルチで、4225点というスコアで終わってしまいましたが、半日声を出し続けた割にはコンディションの悪さと14メガ参加局数の少なさによって、苦労が報われないような結果に終わってしまい残念でした。
 今回の全市全郡コンテストで今年のJARL4大コンテストがすべて終わりました。あとはオール大阪やオールJA9コンテストなどの割と大規模な地方コンテストだけを残すのみになりました。今年は4大コンテストすべてに参加して、すべてにスコアを提出してきましたが、コンテストの時期の違いとエリアの違いによる運用周波数選びや戦略など、ちょっとだけわかってきたような気がしました。多分来年は…コンテスト参加どころの話じゃないだろうな、たぶん(笑)

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October 02, 2004

新市ぞくぞく誕生で…

 10月1日をもって全国で市町村合併により新たに23の市と町が誕生し11月にも12の市と町が誕生する予定になっており、2004年の後半になって一気に日本の地図が書き換えられようとしています。
 無線の世界では、JCCとJCGアワードという一種のお遊びがありまして、これは異なる100市、100郡と交信して交信証を集めて証明する書類を日本アマチュア無線連盟宛てに送って申請することによってアワードという表彰状みたいなものがもらえるというものです。まあ、これを集めたいが故に手段を選ばず平気で資格外違法高出力運用が当たり前のようになってしまった7MHz帯のような例もありますので、このアワード自体が本末転倒で違法運用を助長している事になってしまったところがありますが。
 従来このJCCとJCGアワードの上限はそれぞれ600市500郡のアワードが最高だったのですが、この平成の大合併によって新市が続々と誕生することによって、JCCのみ10月1日の申請分から新たにJCC700というのが加わったそうです。それに引き替え、この大合併によって郡の方は消滅する郡がどんどん膨らんで、現状ではもちろん500郡のアワードがあるにしても、今から交信証をせっせと集めても500郡を獲得することは出来なくなりました。
 JCC(JAPAN CENTURY CITY)とJCG(JAPAN CENTURY GUN)の上位アワードにWACA(WORKED ALL CITY AWARD)とWAGA(WORKED ALL GUN AWARD)というアワードがありまして、これは申請時点でのそれぞれ全市と全郡を交信して交信証を得なければ獲得できないという国内アワードとしてはハードルの高いアワードで、こちらのほうはWACAのほうは新市誕生で10月からあらたに誕生する市とすべて交信しなければいけなくなるために、駆け込みでWACAの申請が続出したとのこと。逆にWAGAのほうは消滅郡続きでハードルがどんどん低くなる傾向にあり、様子見している局が多そうです(笑)
 9月30日には合併により消滅する郡からの運用局がパイルを浴び、10月1日には同じ局が新市からの運用ということで、またまたパイルを浴びていましたが、フルサイズダイポールに100ワット真空管無線機というわが貧乏電波研究所の電波なぞ、4アマリニア局の高出力にはまったく太刀打ち出来ず、コールの一部さえ取ってもらえません。だから7MHz帯なんか嫌いなんだってば(^_^;)

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