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December 12, 2004

TH-F7のリチウム電池寿命

  3年前、これが欲しかったばかりにアマチュア無線免許を取ったKENWOODのハンディ機TH-F7。というより、4アマ講習を申し込んだと同時に発表され4アマ免許取得と同時に購入したTH-F7は、2波同時受信機能を持ち、トランシーバというより広域帯受信機のようなハンディ機で、中波ラジオから1200MHz帯の広帯域受信機能はもちろんCW、SSBを含めたオールモードの受信機能を持ったハンディ機としては唯一の存在で、いまだにその多機能さは比べる物はありません。ところが、そもそも1アマ合格まで運用を凍結してしまったために、電波を発射したのは1アマに合格してから4ヶ月目になってからなので、購入後からまるまる2年を経てからということになり、それ以後もおそらく4回くらいしか電波を出すこともなく、普段は充電器つなぎっぱなしで、ラジオ代わりに使っているだけという存在になっていますが、同様の人も多いのではないでしょうか。
 夏に2mのJ型アンテナを製作して、初めて本格的に使ってみようとしましたが、ハイパワー5ワットで送信すると10秒後くらいに突然電源が落ちるという事態がおこりました。最初はアンテナの方を疑いましたが、SWRを計っても1.4くらいに落ち着いています。ミドルパワー500mWで送信すると電源は落ちません。ということで、原因はJ型アンテナの方に何らかの原因があって、フルパワー送信するとじわじわSWRが上がってプロテクション回路が働くんだろうと勝手な解釈をして、それっきり室内アンテナにしてあったJ型アンテナは受信専用アンテナになってしまいました。ところが、最近どうもフル充電でも受信で2時間ほどでバッテリー切れしてしまいます。いよいよバッテリーの寿命だと思い、放電代わりにダミーロードつないで送信しっぱなしにすると、やっぱり10秒以内に電源が落ちることに気がつきました。これでバッテリーの充電量もゼロだと思いきや、再度セットし直すと容量表示が回復しています。そして標準ヘリカルアンテナでハイパワー送信してもついに電源が落ちることがわかりました。
 要は夏場から内蔵のリチウムバッテリーの寿命が尽き掛けていて、ハイパワー送信に耐える大電流がもう出せなくなり、大電流が流れると急に電圧降下を起こして本体の電源が切れるということを起こしていたようです。そのことに気がつくまで本体のプロテクション回路のバグだと思い続けてました(笑)
 しかし、リチウムバッテリーの寿命っていうのはどれくらいなんでしょ?物の記録によると時間より充電回数で寿命が決まるというような事を見ました。また、ニッカド電池のようにメモリー効果が無いので、フル放電しなくても浮動充電可という人もいますし、常にフル充電しておいて、充電量ゼロで放置しないほうがいいという人もいますし、果たしてどれを信じて良いのかわかりません(^_^;) まあ、充電回数500回前後ということを見ましたので、殆ど毎日ラジオ代わりにして充放電を繰り返しているにしては約3年使えば長持ちした方なんでしょうか?しかし、その専用リチウムバッテリーの値段が8,500円もします。あと少し足したらデッドストックのモノバンド不人気ハンディトランシーバだったら買えそうな金額。山でも登って移動運用するような使い方でもしない限り、充電器つなぎっぱなしでラジオ代わりに使うスタイルから抜け出せないようです。そういえば単三を使う乾電池パックがどこかにあったはずなんだけど、どこにいっただろう?

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