2005第58回QSOパーティー雑感
1月2日、例年通りJARL主催の第58回QSOパーティーに参加しました。この無線界の新年行事は1月2日の午前9時から翌3日の午後9時までの36時間の間に20局と交信し、レポートを交換してコンテストログをJARLに提出するとその年の干支のシールが貰え、これを切らさず欠かさず12年分連続で集めるとアワードがもらえるというものです。開局以来4回のチャンスがありましたが、最初の正月はハンディー機のみしかなく、JARLにも入会していなかったために不参加。2回目の正月は2アマに合格した直後でHFの変更局免を得ていたのにも係わらず2月の1海特試験と4月頭の1アマ試験を控えていて「運用をしない」誓いを立てていたので参加しませんでした。開局3回目の正月は2月に航空無線通信士試験、2級ボイラー技士試験、危険物乙4類試験を控えてましたが、すでに1アマ、4海通、1陸特まで取得済でJARLにも入会していたために初めてQSOパーティーに参加してシールをまず1枚獲得。今回の正月は2回目の参加となりました。
例年思うことなんですが、年々この行事に参加する局が減っていっているようで、4年前にハンディでワッチしていたときでも市内からの電波が沢山飛び交い、2年前の正月には外にGPが建っていましたが、固定機でワッチするとチャンネルの空きがないくらい「CQニューイヤーパーティー」の声が聞こえてきたものです。ところが昨年あたりからCQを出す声がめっきり減り、スタートと同時に2mでCQを掛け、メインに何回戻ってCQを掛けても応答してくる局がありません。15分くらいCQを出しましたが、今年も早々に2mを諦めて14MHzで「CQニューイヤーパーティー」の声を出し始め、1時間少々で15局ほど稼ぎ、あとは2mに戻ってCQを出している市内の局数局と交信して昼までには20局を済ませてしまいました。2mであれだけCQを出したのに出てもらえず、14MHzでCQを出した途端に市内の2文字コールのOMさんとJAコールのOMさんからコールバックがあったのが何とも(笑)
2mでQRVしている局はどんどん開局しているのにもかかわらず、QSOパーティーに参加している局は、ローカルに限っては当局が一番新しいコールのようでした。開局3年経っているのにQSOパーティーに限っては当局が一番新しいコールということは、12枚シールを集めて一巡し、QSOパーティーから抜ける局が多いのにもかかわらず新規参加局が全くなく、2mと430で参加してもアンテナ設備が良くないと市内の局くらいしか捕れず、20局と交信するのも難しいからということもあるのでしょうが、そもそも「12年間続けてシールを連続12枚獲得しなければいけない」というのが今の若者の趣向にはマッチしないんでしょうね。
ということで、我が町では最も新しい参加局である当局でさえ殆どが14MHz全国区で20局をやっと稼いでいるんですから、これからのQSOパーティで2mの空きチャンネルがないという状況など考えることは出来ないようです。
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