ポルシェ944モービルシャック化への道
開局以来3年と2ヶ月を過ぎましたが、新たな展開を考えて我が愛車にモービル機を付けることにしました。我が車は今年で17年間も乗り続けたことになるPORSCHE944ですが、おおよそモービル用アンテナなんぞ似合うような車ではなく、ラジオのアンテナさえ空力特性を考えてフロントガラスに細いエレメントが埋め込まれ、車体に風切り音を起こすような突起物さえありません(ぬゆわキロを越えても風切り音もしませんでした)。そのためモービルアンテナを取り付けるのは邪道と思い、開局から3年の間まったくモービルシャック化する気はありませんでした。ところが昨年この車はエンジンコンピュータ(DME)の不調からついに息絶えて、以後代替品の中古DMEに巡り会うまで半年間修理工場の片隅で1次休車状態で放置され、一時真剣に廃車候補となる所をようやく免れてオークションで手に入れた中古DMEに頭脳移植されて半年以上ぶりに奇跡の復活を果たしました。ちなみに同じ年式のDMEと最終型の2.7リッターエンジン用DMEの2コを同時に入手しましたが、最終型DMEしか動作しませんでした。
なにせ前年にLフロントアンダーアーム交換、2月にシリンダヘッドガスケット交換、3月にウオーターポンプリビルト、4月夏タイヤ新品交換と年間数十万円単位で修理代が掛かっているためにおいそれと廃車には出来ません。ということで半年ぶりに復活すればもう拾ったような命ですから、あとはどうモデファイしようと惜しくはなく、思い切って144/430のデュアルバンドリグを搭載することとし、先月にアルインコの古い不人気機種のリグを安く入手し、一足先に保証認定並びに無線機増設の変更申請を出してしまいました。とりあえず肝心のリグは確保しましたが、貧乏電波研究所の第一級アマチュア無銭技士ですから市販のアンテナやマウント、ケーブルをまともに購入する予算がありません。どうしたものかと思いましたら捨てる神あらば拾う神ありで、デッドストックの新品ルーフマウントとケーブルのセットを1,200円、中古のそこそこのゲインの144/430モービルホイップアンテナを1,000円で入手出来ました。それというのも年末年始はオークションにアクセスする人間が極端に減ってしまうため、ライバルが少なく、想像もできないような最初の出品価格+アルファで商品を落札したりすることが出来るからです。普段はアクセス増加のために特に日曜の夜などは落札時間が40秒ほど過ぎないと終了にならない位サーバーの処理速度が低下するのに、時間通りにサーバーがサクサクと作動してます。マウントとケーブルのセットは暮れの30日に出品価格より200円アップで以前アンテナチューナを購入した業者から落札。モービルアンテナは出品者が1,000円の希望落札価格を設定していてくれたために新年3日の日に出品後まもなくこれを発見し落札することができました。これでモービル機一式が10K円でお釣りが来るくるくらいで確保出来たことになります。貧乏電波研究所にとっては誠にふさわしい無線設備の集め方です(笑)しかしまあ、設備予算とは別計上にしましたが、3点で3千数百円の送料と2千円のTSS無線機保証認定料はこの購入価格の設備にしては高額ですよね(^_^;)
お正月絡みでまだマウントとアンテナが到着しておらず、「無線局免許証票」も降りていませんので車への設置はもう少し先になるとは思いますが、もう少し暖かくなったら2m移動運用の名所である千歳の某所に出掛けて、グラスファイバー釣り竿にJ型アンテナを吊して電波を出し、未交信地を埋めたいと思ってますが。
次回、当貧乏電波研究所の設備投資目標はEスポシーズンに向けて移動用6mビームアンテナの自作と発動発電機の確保でしょうか?当方の車のオルタネータ発電容量は118アンペアという大容量なんですが、計器で見ると1時間あたりの燃料消費量がアイドリングで4リッターほど消費するので、エンジン掛けながらの移動運用は不経済ですからね。まあ、10Wモービル機でエンジン切っていくら運用しようが大丈夫でしょうけど。
7日、まずルーフサイド用マウントとケーブルが届きました。予想通り金具そのままでは944のサイドウインドウ上のレールには付きそうもありません。金具を曲げる、延ばす、蝋付けして延長するなどの処置を施さなければなりません。まあ、やれば何とかなりそうな感触です。でも知り合いの944がリアハッチ内に短いアンテナしか立てていない理由が今さらながらわかりました(^_^;)
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