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February 28, 2005

V7(マーシャル諸島)初交信

 27日の午後15時20分頃、21メガで電波を出し始めたV73VE局の斉藤OMと初めてつながり、マーシャル諸島と初交信になりました。マーシャル諸島というと、戦前は第一次大戦で敗戦国となったドイツから日本の信託統治領となった島々で、クエゼリン環礁は日本の潜水艦補給基地として開戦前夜、潜水艦部隊がアメリカ太平洋艦隊の動きを探知するたためにハワイ沖に向けて哨戒任務に出航した場所。ビキニ環礁は原水爆の実験場として有名で、焼津のマグロ漁船第5福竜丸が被爆したのもこのマーシャル諸島ビキニ環礁沖です。まあ、これくらいの予備知識しか持ち合わせておりませんが、この海域は、その昔は焼津・勝浦・三崎・塩釜・気仙沼等を基地とするマグロ漁船が盛んに母港と電鍵一つでCW通信していた海域なので、電波伝搬的にはさほど日本とは距離の離れた場所ではないようです。直線距離ではフィリピンの南端くらいでしょうか?以前は国際協力事業団からシニアボランティアとして派遣され、マーシャル政府に電気通信行政指導にあたられていたV73MJ局の木村OMが昨年3月末までアクティブに電波を出されており、交信された方もかなり多かったと思いますが、21メガのコンディションのよい今頃の時分はいつも試験を抱えていて、こちらの方がワッチするだけで電波を出す機会についに巡り会わないうちに木村OMもマーシャルを離れてしまい、V7とはその後縁がないものだと思っておりました。その木村OMのお仕事の後任がJA8VEである小樽出身の斉藤OMであったということは、今回お話しするまで知らずに1年あまり過ごしていました。というより、V73VE局がいつ頃から電波を出し始めていたのかも知らずにいたのでしたが(^_^;)
斉藤OMのマーシャル便りを見させていただくと、赴任当初から忙しくて無線に出ることもままならぬようなマーシャル生活だったようですが、今年一月末には日本に一時帰国されてJAのDXer諸氏と会席をもたれたようですから、それまでにはマーシャルからかなりアクティブに運用されていたんでしょうね。当方のアンテナで気が付かなかっただけかもしれません。
 V73VE局と繋がったときの状況ですが、前日26日には21のコンディションがかなり上がって、いつもの九州・沖縄局だけにとどまらず、1エリア埼玉大里郡の局からコールバックがあったりで、翌日も期待できるかと思うと日本の真ん中はスキップして小笠原父島、沖縄島尻郡などと繋がったのみでコールバックがありません。妙なことに21メガなのにも係わらず弘前のJE7局が5分ほどはっきり聞こえる時間がありました。それでCQかけるのを諦め、21のワッチばかりしていましたが、そろそろ遠距離局が入り始めるころだと思って21.22近辺をワッチしていたところ、試験電波を出し始めた局が強力に入感してきました。やがてCQを出し始めましたので、つかさず呼ぶとそれがマーシャル諸島マジュラで運用されていた斉藤OMだったのでした。そのときはこちらにパスが強力に開けていた瞬間にタイミング良く第一声にコールバックしたので、他局ライバル皆無で一発で取っていただき、当方貧乏無線設備無指向性短縮アンテナなのにも係わらずお互いに59というレポートとなり、3分間くらいお話ししましたが、その時初めて斉藤OMが小樽出身の二文字コールで小樽に固定局と移動局を残してあることを知りました。
 こちらからは、今年の北海道は例年になく太平洋側に雪が多くて、3月が近いというのに40センチくらい根雪があるというような話をしました。交信終了後、コンディションが並になって安定したF層伝搬に変わったらしく、ビームアンテナではないと苦しい状況になりましたが、あのときパスが強力に開いてV73VE局が運用を開始しなければ、とてもこちらのアンテナで電波を出してもマーシャルには届かなかったでしょう。利得はありませんが、垂直アンテナの打ち上げ角の低さはバカになりません(笑)
 斉藤OMはジャカルタから離れた後、すぐに木村OMの後任としてマーシャル入りしたようですが、これから残る1年間の任期の間もアクティブにご活躍することをお祈りいたします。

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February 25, 2005

第25回全市全郡コンテスト結果発表さる

 10月9日から10日にかけて行われたJARL4大コンテストの一つである全市全郡コンテストの結果がJARLウエブ上で発表になりました。今回の全市全郡コンテストは台風が静岡に上陸し、神奈川、東京、千葉と縦断したために、普段は移動局で賑わうはずが、それが原因で移動局が激減し、結果的に極端に参加局が少なかったようです。また、電波伝搬コンディションもあまり良くなかったために、思うようにスコアが延びなかった局が大半だったと思います。
 当局がスコアを提出したシングルオペ14メガ電信電話部門は元々2アマ以上の上級アマではないと運用できない周波数ですから、7メガの電信電話部門の参加局数に比べると極端に参加者の少ない部門です。今回はこの部門には17局がスコアを提出しましたが、前回は37局がスコアを提出していますので、何と前年比20局の激減です。その17局のスコア提出局の中で、当局は上から7番目の成績に記録されていました。電力別で行くとカテゴリー「M」では4番目の成績でした。
まあ、成績的にはかなり微妙な所ですけど、垂直アンテナ一本で叩き出した成績としてはこのポジションがもう限界でしょうか。この部門の参加局の顔ぶれを見ると、上位入賞局で同エリアおよび7エリア局を除くと殆どの局と交信してました。それだけ少ない参加局で競い合っているということですね(笑)しかも、今回移動運用局が台風のせいで殆ど出なかった為に、相手からカードが届いたら思いがけない未交信地だという嬉しいハプニングが無くなってしまい、残念でした。
 今回この部門に参加した17局の中で、当貧乏電波研究所の設備が一番古くしかも条件が悪そうですね。なにせマルチバンドの垂直アンテナ1本に25年前の真空管機のみでQRVしているんですから
(^_^;)

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February 22, 2005

モールス試験改訂パブコメ集計結果

 総務省が昨年11月に募集したアマチュア無線技士国家試験におけるモールス通信術改訂に関するパブコメの集計結果が発表されました。それによると、1、2アマ試験における通信術試験は現状維持派が132件に対し、総務省案25文字/分の2分間受信に賛成派が139件。3アマの通信術現状維持が133件に対して、総務省案の3アマでは通信術を廃止して法規試験でモールスの知識を確認するに賛成派が107件。すべての試験でモールスを廃止するべきというJARL執行部に同調した通信術全廃賛成派が35件でした。
 この結果を踏まえて総務省では総務省案の理解が得られたものとして、通信術試験の改訂に着手し、1アマ2アマ試験では現行3アマ試験と同じ25文字/分の速度で2分間の受信に改訂し、3アマ試験からは通信術試験を廃止する方向で、無線従事者規則の改定に着手されることに決まりそうです。
 とはいっても1、2アマでは総務省案反対・賛成派が拮抗し、3アマにおいては通信術廃止反対派が賛成派を上回っているのにも係わらず、この数字を見て一概に「総務省案に理解が得られた物と判断」するのはどうかと思いますが、パブコメの集計結果がどういう結果になろうが、最初から総務省案を推しきることに決まっていた出来レースの展開であったのは間違いないようです。しかも総務省案賛成派は「モールス受信試験が全廃になるよりは25文字の速度でも通信術試験が残った方がよい」という妥協派が殆どで、積極的に「モールス試験は現行3アマ並にするべき」という意見が少ないことは明白です。
 意外だったのはJARLが会員総意として一方的に総務省に申し入れた「速やかにモールス試験を廃止されたい」という意見の通信術全廃派が35件しかなかったことで、一般の無線家は上級試験にはモールスによる通信術試験が必要と考えていることが証明されました。実際にJARL会長始めとする理事が考えていることと、一般の無線家の考えていることは相当な温度差があることがここでも明らかになりました。こういう事を感じ取れずに自分たちの意見を「会員の総意」とし、JARLの申入書として勝手に総務省に押しつけるJARL幹部連は、さっさと退陣していただきたいですね。
 ということで、1アマ、2アマの通信術試験が3アマと同様の25文字/分の2分間の音響受信、3アマからは通信術廃止、旧3アマ取得者が上級受験する場合には通信術免除ということが決まりそうですが、年度途中で試験方法が変更になることは考えられないために、実行されるのは平成18年度の4月期試験が最初ということになるのではないでしょうか。しかし、平成16年度から従事者免許に写真の転写システムが採用されて、1、2級従事者免許は総務大臣発行の青い台紙の免許だったものが、3、4アマと変わらない白い免許に代わり、そのうえ今後通信術が3アマ並と言うことになると青免とこれからの白免とは、見かけだけでなく実質的な価値差が激しくなってしまいますね。
 さあ、「1,2アマの試験難易度の違いは通信術にしか無い」と主張される方々、身をもってそれを証明してください(^_^;) きっと通信術改正後第1回目1アマ試験の合格率は3アマ並の50%に跳ね上がるんじゃないすか?なにせ皆さん通信術さえ3アマ並になったら1アマなんか簡単だって言う人が多いんですから(笑)

 ※最近、ここの記述が2チャンネルの無線板にコピペ又はリンクされているようですが、あたしゃ「上級ハム受験スレ!1・2アマ受験情報」のアクティブだったって知ってました?(笑)

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February 20, 2005

電波伝搬の変化で春を感じる時

 当、貧乏電波研究所の設置場所(いちおう固定局ですから)は、春の気配といっても前日まで何日か真冬日続きで最低気温も連日2桁台を記録し、身の回りでは春の兆しがまだまだ感じられない状態です。更に今日は低気圧の通過と言うことで、気温はプラスの2度まで上がったものの、大粒の雪混じりの荒れた日になりました。
2月は国家試験を2科目抱えていたこともあり、2月の交信局数が21メガで沖縄の本部町移動の局と交信した1件のみで、7メガでは新市ラッシュで、新市運用移動局に目の色を変えて群がっている4アマオーバーパワー局で大混雑なのにも係わらず、当局のログ帳はまったく情けないものになっていました。しかし今日やっと21メガで8局ほど交信して何とか月末になってやっと帳尻合わせが始まったような感じです。
 今までの21メガというと、当電波研究所のQTHからは時間によって開き方に差がありましたが、国内では沖縄と奄美大島、近くて鹿児島の突端くらいしか開けなかったものが、今日21メガでCQを出すと、まず奄美大島から呼ばれ、次に鹿児島、熊本、大分、愛媛、山口あたりからも呼ばれるようになりました。まるでEスポの移動みたいですが、今まで台湾・中国・ベトナムあたりか沖縄の一部くらいしか入らず、後はスキップしてしまった21メガのコンディションが、こちらでは先に春型に移行しつつあるようで、実際の季節より一歩先に電波伝搬上で春が近づいたそんな感じがしました。
 考えてみると6月の夏至の近辺がハイバンド伝搬のピークだとすると、今は春分点より1か月手前ということになるので、ちょうど10月20日くらいのコンディションに近いということが考えられます。昨年の10月末のログを見ると午前10時くらいから昼13時過ぎくらいまで九州全域から四国愛媛、山口から広島あたりまでと交信していますので、21メガのコンディションは冬に向かって低下するのはゆるやかに低下し、夏に向かって上がっていくのはなかなか上がってこないというのが言えるのかもしれません。10月末くらいは18メガでCQ出すと、けっこう北九州方面から応答をもらいましたし、18メガでCQを出す局もけっこう入感したのですが、試しに本日昼過ぎに18メガで10分ほどCQ出しましたがダメでした。21メガほどまだコンディションが上がってこないみたいです。
 ところで、我が貧乏電波研究所のマルチバンドバーチカルアンテナで殆ど聞こえない沖縄那覇の局と、ローカルの電信級100WのOMさんがたまたま交信するのを聞きましたが、ローカルOM氏の声は4エレ八木でサイドにかかっているのにアッテネーター無しじゃ割れて聞き取れない程(ファイナルが真空管なので、飛ぶ心配はないようです)でしたが、相手の那覇局はまったく聞こえません。そのOMが送っているレポートが59ということで、ちょっと情けなくも愕然としてしまいました。
 確かFT-847に(MもSも付かないやつらしい)23メーターの4エレ2バンド八木と聞いたような気がしますが、その威力たるや当局で全く聞こえないものが59で聞こえるんだから大した物です。一朝一夕に高い所にアンテナを上げるわけにはいきませんが、ある程度やってきて、それが頭打ちになってきたときには考えざるを得ないかもしれませんね。
 さて、これからますます電波伝搬上では春型のコンディションになり、ハイバンドの伝搬が良くなってくると、そろそろ6mのリグの準備に入らないといけないかも。

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February 01, 2005

平成の市町村大合併続く

 本日2月1日から石川県白山市、能美市や、合併で日本一広い面積となった新生高山市を始め、また数多くの市町村の合併が行われ、それに伴って消滅する郡が出てきました。あと2月には青森県つがる市、熊本県阿蘇市を始めとする数多くの町村合併が予定されており、まさに駈け込み大合併の月になるようです。
 無線的には以前交信してQSLカードを貰った場所でも、新たに合併で市に昇格すると空白地帯が増えてしまうことと、LOGソフトを修正しないと新たに新市になった地点からの移動局を捕らえたときに対応できないので、新市の入力と消滅郡のチェックを行わなければなりませんが、これが意外にやっかいな作業で、CQ誌に上げられた市町村合併情報にチェックを入れながら手作業をしなければなりません。というのもバージョンアップが頻繁にあるHAMLOGと違って、わがMacで実用になる唯一のLOGソフト「CQLOG」の開発が実質的に停止しているために、平成合併初期の段階から自分で市町村データを修正してやらなければいけなかったからです。
 これから静岡市が政令指定都市になって区が出来るというので、自分でプログラム自体に修正を加えてやらなければいけなくなるのが頭の痛いところ。というのもこのCQLOGのマスターであるファイルメーカーProはバージョン1.0からの登録ユーザーなのにも係わらず、そのマクロの組み方自体は10年以上経つのにぜんぜん理解していなくて、単なる宝の持ち腐れ状態でぜんぜん有効活用していないんですねぇ(^_^;)
 ということで、平成の大合併が収束し、日本地図の塗り替えが落ち着くまで手作業修正の儀式はまだまだ続きそうです。

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