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February 20, 2005

電波伝搬の変化で春を感じる時

 当、貧乏電波研究所の設置場所(いちおう固定局ですから)は、春の気配といっても前日まで何日か真冬日続きで最低気温も連日2桁台を記録し、身の回りでは春の兆しがまだまだ感じられない状態です。更に今日は低気圧の通過と言うことで、気温はプラスの2度まで上がったものの、大粒の雪混じりの荒れた日になりました。
2月は国家試験を2科目抱えていたこともあり、2月の交信局数が21メガで沖縄の本部町移動の局と交信した1件のみで、7メガでは新市ラッシュで、新市運用移動局に目の色を変えて群がっている4アマオーバーパワー局で大混雑なのにも係わらず、当局のログ帳はまったく情けないものになっていました。しかし今日やっと21メガで8局ほど交信して何とか月末になってやっと帳尻合わせが始まったような感じです。
 今までの21メガというと、当電波研究所のQTHからは時間によって開き方に差がありましたが、国内では沖縄と奄美大島、近くて鹿児島の突端くらいしか開けなかったものが、今日21メガでCQを出すと、まず奄美大島から呼ばれ、次に鹿児島、熊本、大分、愛媛、山口あたりからも呼ばれるようになりました。まるでEスポの移動みたいですが、今まで台湾・中国・ベトナムあたりか沖縄の一部くらいしか入らず、後はスキップしてしまった21メガのコンディションが、こちらでは先に春型に移行しつつあるようで、実際の季節より一歩先に電波伝搬上で春が近づいたそんな感じがしました。
 考えてみると6月の夏至の近辺がハイバンド伝搬のピークだとすると、今は春分点より1か月手前ということになるので、ちょうど10月20日くらいのコンディションに近いということが考えられます。昨年の10月末のログを見ると午前10時くらいから昼13時過ぎくらいまで九州全域から四国愛媛、山口から広島あたりまでと交信していますので、21メガのコンディションは冬に向かって低下するのはゆるやかに低下し、夏に向かって上がっていくのはなかなか上がってこないというのが言えるのかもしれません。10月末くらいは18メガでCQ出すと、けっこう北九州方面から応答をもらいましたし、18メガでCQを出す局もけっこう入感したのですが、試しに本日昼過ぎに18メガで10分ほどCQ出しましたがダメでした。21メガほどまだコンディションが上がってこないみたいです。
 ところで、我が貧乏電波研究所のマルチバンドバーチカルアンテナで殆ど聞こえない沖縄那覇の局と、ローカルの電信級100WのOMさんがたまたま交信するのを聞きましたが、ローカルOM氏の声は4エレ八木でサイドにかかっているのにアッテネーター無しじゃ割れて聞き取れない程(ファイナルが真空管なので、飛ぶ心配はないようです)でしたが、相手の那覇局はまったく聞こえません。そのOMが送っているレポートが59ということで、ちょっと情けなくも愕然としてしまいました。
 確かFT-847に(MもSも付かないやつらしい)23メーターの4エレ2バンド八木と聞いたような気がしますが、その威力たるや当局で全く聞こえないものが59で聞こえるんだから大した物です。一朝一夕に高い所にアンテナを上げるわけにはいきませんが、ある程度やってきて、それが頭打ちになってきたときには考えざるを得ないかもしれませんね。
 さて、これからますます電波伝搬上では春型のコンディションになり、ハイバンドの伝搬が良くなってくると、そろそろ6mのリグの準備に入らないといけないかも。

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