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April 30, 2005

思わず後ろから初交信

 屋根に設置してそろそろ1ヶ月になるトマトの支柱HB9CVアンテナですが、一度宮崎ビーコンをキャッチしただけで実際の交信はいまだにありませんでした。ところが、昨日のオールJAコンテストで14メガにQRV中、本州からの電波が捕らえられないかと6mモノバンドリグの電源を入れた瞬間に「CQコンテスト」の声がします。知らないうちにEスポで入感してきたのかと思ってコールサインを確かめたら、長沼町に移動して6mでオールJAコンテストに参加されている札幌のOMさんでした。
 当方のトマトアンテナは南向き固定のため、真反対の北側に位置する長沼町にビームを向けられませんが、F/B比が2エレのHB9CVは高いわけではないので、前からではなく後ろからの電波でトマトアンテナ初交信になりました(^_^;)
 長沼町の移動局長さんは、10メートルのオバケポールに7エレの大アンテナを掲げてのオールJAコンテスト参加だそうですが、さすがにグランドウエーブがバックとはいえS9で入感です。やはり本州方面はボウズのようで、コンテストQSOにしては異例のちょっとだけロングでアンテナ自作のお話しなんぞをしましたが、今回のコンテストではローカル局だけ丹念に拾わざるを得なく、いろんな局から応答がある度に大アンテナを東西南北に振って大変なようでした。もっともグランドウエーブが届きそうな7エリア北部の局はみんなビームを南に向けて6エリアあたりからのEスポと1エリアあたりからのグランドウエーブを待ちかまえているわけで、おそらく北にビームを向けている局なんか皆無でしょう。どれくらいのマルチが取れたか、人ごとながら結果発表が楽しみです。
 バックからの電波とはいえ水平偏波のビームアンテナを設置したのは正解のようで、以前は同一地点からのグランドウエーブも垂直偏波のGPではメーターをぜんぜん振りませんでしたが、さすがに偏波面が一致することによってバックとはいえGPより格段に感度が向上したようです。さあ、このトマトアンテナで本州方面と前からの初交信出来るのはいつ?(笑)

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April 28, 2005

ノイズ源

 第47回オールJAコンテストは先ほど午後9時からスタートしましたが、それに合わせるかのようにこちらは雷ゴロゴロの雷雨になりましたので、コンテストのために無線機を討ち死にさせるわけにはいかないので、電源抜いて同軸も外しました。いかにいままで無事だったとはいえ、誘導雷でも食らって無線機がパーになったら、貧乏無線研究所ゆえしばらく代替機を揃える余裕がありませんからね(^_^;)今回は去年同様14メガシングルオペの電信電話部門にエントリーするつもりでしたが、まあ今の時間はCWしか聞こえてきません。しかし全市全郡コンテストの時と違って6エリアの高出力局しか聞こえないというのではなく、4エリア、9エリアあたりまで聞こえてくるようで、全市全郡のときよりはるかに伝搬条件が良さそうです。でもまあ明朝になってフォーンが可能になるくらい開いてから参戦することにしましょう。
 ところで、コンテスト開始前に電鍵の調整をしたり、久しぶりにバグキーなんか取り出して、FT-101ZDのドライブを絞ってダミーロードをつなぎ、TS-830Vでモニターしてサイドトーンじゃなくて実際の音で調子を調べていたりしたんですが、14メガに限って今日はバリバリとノイズを拾っています。ノイズブランカでも切れないノイズで、ノイズレベルだけでレベルメータが9くらい振っていました。普段はこんなことありません。最初はアンテナから拾っていたのかと思いました。それというのも周囲のノイズ源になりそうなパソコンやラジオ、ありとあらゆる電化製品をオフにしても相変わらずバリバリ言っており、そうすると室内のノイズ源からノイズを拾っているということは考えにくく、必然的にアンテナから拾っていることが考えられましたが、周囲に14メガだけに強力に出てくるようなノイズ源はありません。ネオンサインのような高電圧を放電しているようなものもありません。しかし、試験電波を出し始めた局のCWのトーンもノイズに埋もれてまったく取れないくらいで、何とも我慢できないくらいです。
 そこで、はっと気が付き、一階の室内空気循環用のサーキュレータのモーターを止め、シャックに上がってくると嘘のようにノイズが無くなっていました。このサーキュレータのモーターはほぼ2年に渡って暖房使用の季節には回りっぱなしで、最近回転にムラが出たり、ブラシが摩滅したためかカタカタ音が出たりで、ベアリングプーラーまで用意してオーバーホールの準備をしていたところでした。このサーキュレータのモータが強力なノイズジェネレータと化していたわけです。こいつの電源をオフにして一件落着でしたけど、一つ気が付いたのは、TS-830VよりもFT-101ZDのほうが遙かにノイズレベルが高くてS/N比が低く、CWがノイズに埋もれて聞こえなかったことです。電源系のコンデンサ容量の関係でしょうか?ちなみにFT-101ZDの電源コードには大きなトロイダルコアが、TS-830Vにはパッチンコアに2回電源コードを巻き付けてあります。しかし、こういう悪条件の時には、TS-830Vのほうが耳がよいような感触ですね。従来から言われていることですが、TS-830のCW受信音は、ノイズから浮かび上がって聞こえてくるような感触でした。

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April 25, 2005

21メガの異常伝搬に遭遇

  24日の日曜日に朝のTVを見てから9時半過ぎにシャックに上がって各バンドをワッチすると、21メガのバンド中が珍しく交信中の局で洪水のようです。これはチャンスと21.216でCQを出すと、福井県小浜市、三重県桑名市、静岡県賀茂郡、静岡市の局から応答がありましたが、異常伝搬の後半にあわててCQを出し始めたからか20分くらいで急激にコンディションが落ちました。おそらくEs層伝搬は間違いないでしょう。同時間に6mでは1エリアと4・5・6エリアとEスポ伝搬が確認されてますし、3エリア7エリア相互間の交信も報告されています。6mのバンド内もくまなくワッチしましたが、このときは宮崎のJA6YBRビーコンも確認できませんでした。この調子だと夕刻にまた21メガのコンディションが上がる時間があると思って、15時台後半にもう一度シャックに上がると、21メガでローカル局がCQを出しているようにレベルメーターが振り切れそうに入感してくる局がありましたので、応答すると何と7エリア福島はいわきの局でした。いわきの局長さんも今シーズン8エリアと繋がるのは初めてだそうで、こちらも7エリアは初めてでした。かなり濃いEs層の影響で21メガも異常伝搬を起こしていたようです。21メガバンド内では埼玉から福島南部の局にかけて強力に入感していましたが、所要があるので一旦QRT。17時台後半にもう一度シャックに上がってくると、何と今シーズン初めて6mで宮崎JA6YBR/bを579くらいのレベルでキャッチ、何か感激しました。何せ今まで何にも入感しなかった自作トマトの支柱HB9CVアンテナで捕らえたビーコン波だったんですから(^_^;)
 そんで、SSB,CW含めて6mの交信局をくまなくワッチしましたが、交信している局は確認できませんでした、残念。ということで、宮崎ビーコンが聞こえているくらいだから、CQ出せば応答してくる局が1局くらいあるかと思って、断続的に15分くらいCQ出しましたけどまったくのボウズ。21メガに戻ると3エリアの局ばかりですけどCQを出している局が何局かあります。豊岡の局に応答すると、昨年6mで交信した局で2Band目のQSOになりました。しかし、他の局は弱いし、けっこう強いQSBがあります。28メガでもいけるかと思って28メガにQSYすると福岡の局ばかり数局聞こえましたので応答し、今年初めての28メガQSOになりました。その後宮崎ビーコンは22時を過ぎてもQSBを伴いながら細々と聞こえ続けてました。
 そういえば「Eスポ伝搬とはVHFの異常伝搬のことを指して言うからHFの電波はEスポ伝搬と言うのはおかしい」という人が居るようですけど、Es層はVHFだけ選んで反射するわけじゃなくて、当然HFも同時に同じEs層反射し、21メガでも隣で電波を出しているように強力に入感することがありますから、別に21メガでEスポ伝搬したって言ってもおかしくないと思います。もちろん周波数によって跳躍距離が違いますから周波数により伝搬するエリアと距離とは異なりますけどね。

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April 24, 2005

計算尺と無線従事者試験

 家の中から父親が使っていた計算尺が一本出てきました。ヘンミのNO.2634という一般用のポケット計算尺です。たぶん今の人たちは計算尺なんか見たことも触ったこともない人達ばかりだと思いますが、実はタイガー計算機等の手動計算機と共に私も見たことはあるけれども使ったことのない計算ツールの代表でした。ウルトラマン世代の我々はちょうど学習指導要領の端境期にあたった関係で、教科書的には古い教科書と新しい教科書のはざまの中途半端な時期にあたりました。そのために中学で基本的なことを習うはずの計算尺の項目は確か3ページくらいあったのにもかかわらず、実際に計算尺を使って計算するという授業はなく、「対数というものを使用して計算数値を読みとる道具で、ノギスによる長さの測定も同様原理によって行う」という知識を得たに過ぎません。たぶん我々の代から教科書は前年と変わらずとも、学習指導要領で正式に計算尺の授業が「省略」されたのだと思います。おそらく翌年の新しい教科書から計算尺のページが消滅したことでしょう。また、カシオミニを皮切りに小型の電卓がオムロンやシャープから矢継ぎ早に出た時代であり、高校入学時にはすでに計算尺の製造も終了してました。ちょうどアナログとデジタルのはざま時代に中学高校時代を過ごしたことになるようです。工業高校に進んだ連中のツールはシャープが世に送り出した関数電卓「ピタゴラス」で、多分試験には使用できなかったはずですが、日常使用はすでに電卓という時代でした。その他、我々の世代がある、無いの境目だったのは、レポートで散々世話になったリキッドペーパ、8ビットのマイコン、パーソナルワープロ、ファックス、乾式コピーなど沢山あります。その端境期の世代としてガリ版印刷、和文タイプライター、電動英文タイプライター、湿式コピー、テレックス、なんかも使いましたけどね。それ以降の40年代生まれの人たちは全くそういう経験がないと思います。そんなわけで、我々より以前の世代は学生時代に真空管なんか使って回路を作った経験はあってもハイテク音痴というか、究極のアナログ世代というか、パソコンを使いこなすようになってからまだ数年で、ネットはインターネットが最初いう人が多いように思います。
ということで、関数電卓があれば事足りる数値計算ですけど、計算尺というのも「目盛で概算を読みとる」という欠点を除けばなかなか計算ツールとしては便利なものです。まず電池がいりません(笑)計算尺系のウエブページを覗くと、どうやら計算尺は使用可であるのに計算機が持ち込めない試験というのは「無線従事者国家試験」のみのようです。1陸特を除く特殊無線技士試験やアマチュアでも2級以下、航空通、3,4海通試験は複雑な計算は出題されないので、計算尺の必要性はまったくありませんが、1アマ、1陸特以上のレベルの試験になってくると数値計算には「あるとかなり便利」なツールで、特に答えの数値を5択で選ぶ場合には概算値が読みとれるために筆算で小数点以下何桁まで計算しなくとも目盛に表示されるおおよその値で答えを選ぶことが出来そうです。特に「角度で○度離れた×メートルの地点での電界・磁界強度を求める」的な三角関数が絡んでくる計算は、いちいちsinの何度がいくつとかcosの何度がいくつとかの数値を暗記する必要がありません。
 ただし計算尺の中には「電子工学用」というものがあって、1を2π√LCで割るLとCの組合せが速読できたり、デシベルと真数の計算が瞬時に出来る計算尺があり、これはさすがに使用禁止となっているので、計算尺使用の際は試験官のチェックを受けるようにとのことです。
また、計算尺はその長さと精度が比例してくるので、できればポケットタイプの計算尺ではなくて25センチから30センチの計算尺を使った方がより近い数値を読みとれます。戦艦大和は計算尺と虎印手動計算機で設計されましたが、その際に使用された計算尺は全長4メートルもある特注品だったそうです。
 でも実際の従事者試験で計算尺を持ち出してくる受験者に未だ遭遇してしません。製造中止して30年経つので、巷に売られていないのは仕方が無くても、計算尺の現役だった50代60代の受験者が便利な計算尺を持ち込んでいないのが不思議でした。おそらく計算尺をバリバリ使いこなすくらいの理系・工業系の人だったら、もっと若いうちに簡単に上級アマの免許くらい取っていたってことでしょうか。最近は計算尺もちょっとしたブームになり、複雑な目盛が絡み合う技術用両面計算尺が人気で、かなりの金額を出さないと買えません。ただし、無線従事者国家試験の類は、一陸技であっても昔大量に生産されて、古物市場では捨て値同然の簡単な「中学生用計算尺」でも十分に実用になり、手計算より圧倒的に素早く正解の近似値を求めることが可能です。「5択の答えの中の一つの数値が計算尺の示す値にぴったり一致したとき、得も言えぬ快感が走った」という計算尺フェチもいるようです(笑)
 で、こちらも計算尺が手に入ったので、計算尺の威力を試したいばかりにそろそろ2陸技でも勉強始めようか、と思ってみたところで問題発生。寄る年波で、何と計算尺の細かい目盛がじぇんじぇん見えまっしぇん。ざんね〜ん(T_T)
syaku
 NO.2634と説明書。記号によると昭和38年10月の製造らしいです。説明書はネット検索してプリントアウトし、製本しました。ポケット計算尺ゆえ、目盛が細かすぎて有効数字ふた桁の読みとりが怪しいので、のち8インチの中学生用計算尺No.45Kを入手。2634と表の目盛配置が同じなので重宝しますが、ちょっと安っぽいですね(^_^;) 奇しくも刻印NKで、2634と1ヶ月違いの昭和38年11月の製造らしいです。

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April 23, 2005

上級ハムになる本

 先日、上級アマチュア無線技士国家試験のバイブル的存在である無線工学解説書「上級ハムになる本」の1991年改訂版を何とたったの100円で入手してしまいました。この本の著者であるJA5AF大塚政量OTは戦前から戦後に掛けても四国地区の代表的なアマチュア無線家であるだけでなく、長年JARLの理事を務められましたが、本職は国立宅間電波工業高等専門学校電子工学科の教授でした。その長年教職に就かれていた経験からか、未だもって無線工学の入門的解説書としてはその存在価値を失っていません。多くのアマチュア無線家が上級資格を取ったあとでも「上級ハムになる本」を本棚の一番いい場所に収めてあるとか、陸技を取得するときにも何回も見返したとか、未だにその信奉者が多くおりますが、おそらく最後の改訂が1997年だと思いますので、大塚先生が健康を害されて自身で改訂加筆出来なくなり、次々に新しい問題が出題されてくるペースに追随出来なくなって「絶版」になったと思われます。また、基本的に「記述式試験」に対応した本なので、じっくり原理原則を解く本なのですが、試験自体が「選択式試験」に変わったために必ずしも試験に合格するためには原理原則を覚える必要が無くなり、時代に合わなくなってきたということも言えるかもしれません。「選択肢を選ぶ試験」に変わってしまった事によって「答えの選択肢丸暗記」などという勉強法のみで1アマ試験に臨む受験者が多くなり、そういう受験者は「過去問題集」1冊のみを勉強し、「難しい問題であるキルヒホッフの法則、電界強度、磁界強度の計算、複素数による回路計算は覚える為の無駄な時間を省いて、いざ試験にこの問題が出てきたらあっさり捨てる」主義だそうですけど、まあ合格する手段だったらどういう方法を取っても構いませんが1アマの免許を持っていて高周波の基本も理解していないのは明らかに問題です。今の試験勉強は「なぜLRC回路の計算が必要なのか」などの基本的なことを解説する本がなくて、ただ過去問にこういう問題が出たのでその解答法を載せるということに終始しているような気がします。
 その上級アマ国家試験が選択式に変わり、選択式試験以降の新問題を解説した無線工学書がJA1MKS野口OMによる「解説・無線工学」です。「上級ハムになる本」が昭和42年の初版発行時の定価が600円、最終版の定価が1,680円だったものが、「解説・無線工学」の定価は2000年改訂版で2,800円、現最新版が2,940円です。ページ数は変わらないのにずいぶん値段は上がったものですね(^_^;) 上級アマの受験料もずいぶん上がりましたけど。
 「解説・無線工学」は選択式試験以後に出題された試験問題を解説することを基本にしていますので、無線工学全般の解説書としてはちょっと物足りない感じがしますが、これから5年10年を経て改訂を繰り返すと、無線工学のバイブルとして内容も充実してくるのでしょうか?内容充実と共に定価も3,400円くらいになるかもしれません。
 もっとも未だに「上級ハムになる本」がその価値を失わない理由がもうひとつあります。それというのは「試験を作成する側が、上級ハムになる本をたたき台にして国家試験を作成している」という噂のためです。よく国家試験に「各種の回路」に関する新問題が取り上げられることがありますが、あとで調べると「上級ハムになる本に類似問題があった」という話はよくあります。もちろんそういう問題は「解説・無線工学」に解法を求めることができません。「上級ハムになる本」→「試験問題の作成」→「試験実施」→「解説・無線工学の改訂」という図式が成り立つようです。確かに以前の記述式試験時代では基本的な回路関係の作図と特徴などを求める問題が1問くらい必ず出てきて、各種装置の回路を覚えることがまず必須でしたが、そのためか「上級ハムになる本」は回路関係に関する比重がかなり高くなっています。現代では回路を自作することは皆無になり、基本的な増幅回路さえよく理解していないまま上級アマになった人が多そうですが、「解説・無線工学」でも回路解説のウエイトが低くなり、実際の1アマ国試で真空管のプッシュプル増幅回路の動作原理を説明する穴埋め新問題が出題されたときに、額に脂汗する受験者も多かったみたいで(笑)
 ということで、受験回数が複数回に及び、藁をも掴みたい上級アマ受験者にとっては「上級ハムになる本」を入手することは必須で、上級試験前になるたびにオークションでも価格が高騰するんですが、ちょっと計算も怪しいような文系受験者にとっては取っつきにくい本であることも確かです。独立して「無線数学」の章が設けられていて、平易に計算法を解説してくれておりますが、特に中学あたりの四則計算も怪しく、三角関数も対数もさっぱりわからないような受験者は、最初は通称ガルスカ本「楽しく覚える1アマ攻略」あたりから1アマ試験の門を叩く事を否定しません。でも感覚的に3を4で割った答えが1より大きいか小さいか一瞬悩むような受験者は筆算で1アマの計算問題は無理で、まず中学・高校の数学の勉強から始めた方がよさそうです。私は上級アマ受験前に高校時代の数学事典という小冊子の世話になりました。最終的には自己努力と工夫で目標である1アマ試験を勝ち取る必要がありますが、楽して1週間くらいの勉強で1アマ試験に引っかかる方法は、今現在のところはありません。
 私が上級ハムを受験するにあたって、すでに「上級ハムになる本」は絶版で入手不可だったために、「解説・無線工学」と「第1級ハム国家試験問題集」さらに絶版寸前の「第1級・解説付き問題集(カエル本)」の3冊を入手しただけで1アマ試験は1回だけで済ませてしまいました。今回入手した「上級ハムになる本」の前オーナーは3アマで挫折してしまったらしく、我が手元に来ても「この本のおかげで試験に1発合格した」と感謝される存在ではありませんが、無線工学を忘れないためのトレーニング本として活用するつもりです。ただし寝る前に3ページ読むともうそれだけで熟睡できますから、睡眠薬代わりの存在でしょうか?(^_^;)jyou

 

 

 

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April 21, 2005

1アマ法規の出題ミス

 4月期の上級アマの国家試験は、今回から1アマが4月9日土曜日、2アマが4月10日の日曜日に開催され、これからの上級アマはどうやら土曜に1アマ、日曜に2アマと2日続きで行われるのが続いていくようです。他の通信士試験や特殊無線技士試験に比べればマシですけど、それにしても受験人数が2アマより多い1アマを日曜に行うべきなんでしょうが、1アマを土曜にして2アマを日曜にする理由がわかりません。以前は1週間のインターバルがあって日曜に開催された1アマ試験の1週間後の日曜が2アマ試験って決まっていたのに、1アマ試験が土曜開催だとどうしても休めなくて以後受験できない人が出てきそうです。
 さて、4月9日に開催された1アマ試験の法規問題A-20とB-5の2問が正解の選択肢を選ぶことが不適当として、どのような解答の選択肢を選んでも双方5点ずつの合計10点を与えるということになったようで、試験後にこのような出題ミスによる全員正解とするというような処置は、無線技士国家試験においてはその前例を知りません。双方ともに国際条約に関する問題で、1月の条約の一部修正によって不適切な問題になってしまったことが原因のようで、条約改正前にすでに問題は作成されていたのでしょうから、一概に出題側を責めるわけにはいきません。
 A-20の問題はアマであれプロであれ必ず暗記していなければお話しにならない条文「1.国際電気通信連合憲章、国際電気通信連合条約及び無線通信規則の一般規程は、アマチュア局に適用する。特に周波数の発射は、この種の局について技術開発の状況が許す限り安定でスプリアス発射のないものでなければならない」「2.アマチュア局は、その伝送中短い間隔で自局の呼出符号を伝送しなければいけない」の虫食いを穴埋めするごく簡単な問題でしたが、条約改正でどの部分が実状に合わなくなったのか、私もわかり
ません(^_^;)
 また、B-5の問題も誰でも知っている「1.異なる国のアマチュア局相互間の伝送が許される場合においても、その伝送は普通語で行わなければならず、かつ、試験のための技術的性質の通報及び軽易で公衆電気通信業務によることが適当でない私的事項に限らなければならない」「2.アマチュア局を金銭上の利益のために第三者の伝送に使用することは、絶対に禁止する」「3. 1及び2の規程は、関係国の主管庁相互間の特別取決めによって変更することができる」の虫食いに10個の選択肢から適当な単語を埋めていく問題ですが、これもどこがどう変わったというのか。
 ということで、答えの如何を問わず法規で10点の加算があったことで、無線工学ばかりに力を入れ法規をおろそかにし、解答速報で法規が合格点に達せず涙を飲んだ受験者には朗報でした。条約が一部変更になったとはいえ、こんなところで間違えるほうが問題ですけど(^_^;)
 実際に受験した人間の感想は「法規なんかどうでもいいから、無線工学で10点加点してくれ!」のほうが多かったようですけど、95/150で無線工学の合格なんかされてたまるかっていうの(笑)しかし、この出題ミスを指摘して配点を変えさせた人っていったいどんな人でしょうか?

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April 18, 2005

2局目の4バンドQSO

 ログ帳が2冊目ともなると、だんだん交信する周波数に偏りがでてくるのがわかります。昼間だと夏場はほとんど50メガしかやってませんし、秋・春は21メガが多く、冬場の昼間は14メガが多くなってきますが、どうしてもWARCバンドといわれる18メガ、24メガは出ている人間も少ないし、国内はなかなか広範囲に開けてくるチャンスにも恵まれないので、必然的に交信局数が他のバンドに比べて少なくなってしまいますが、最近18メガが強力に開いたのに何回か遭遇し、少し18メガでの交信局数が増えてきましたが、WARC-100アワードにはまだまだです。18メガというと春・秋には6エリアと繋がることが多いんですが、先日、福岡春日市の局と18メガで繋がり、4バンドQSOを達成しました。ローカル局とのQSOで144/430を含んだ4バンドQSOなんていうのは論外ですが、事前の申し合わせなしに50メガとHF帯で1,2年のうちに4バンドで交信するっていうのはなかなか大変なことなんですよ(笑)
 この春日市の局のほかにいままで4バンドQSOを達成したのは大分杵築の局だけで、内訳は春日の局が「50メガ、28メガ、21メガ、18メガ」で、杵築の局が何と「18メガ、28メガ、24メガ、50メガ」というメインストリームを含まないマニアックなバンドでの交信でした。春日市の局とは初交信から9ヶ月目にして、杵築の局とは初交信から8ヶ月目という駆け足での達成です。別に電話を掛けてそのバンドで電波を出してもらい、達成したスケジュールQSOではなく、すべて偶然の所産ですが、お互いにさほどアクティブなわけではなく、いつもいろんなバンドをくまなくワッチしているわけではないので、よっぽど巡り合わせと電波コンディションに恵まれたのでしょうね。春日市の局長さんには「今度ぜひとも24メガで繋がって、5バンドQSOが達成できることを期待しています」と挨拶しましたが、残念ながら14メガ、10メガのライセンスをお持ちじゃないようなので、福岡とは容易に繋がる14メガが使えないのが残念ですが、杵築の局長さんはオールバンドなので、メインストリームの21を含むあと何バンドかでQSO出来るチャンスがあるかもしれません。他エリアでも3バンドQSOを達成している局はあるので、今シーズン中に他エリアでも4バンド、5バンドQSOが達成できる局もでてくるかもしれません。それまで少しWARCバンドに力を入れたいと思いますが、アンテナがWARCバンドの無いアンテナで、未だにチューナーで無理矢理SWRを下げて電波を乗せている状態なんですよね(^_^;)そんでもまあ、ちゃんと電波は飛びますけど。

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April 17, 2005

トラックの7メガ占有グループ

 昨日、近所のホームセンターに電動ドライバーのビットを買いにいったら、なぜか地元の運送会社のトレーラーヘッドが乗用車駐車スペースにぴったり収まって駐車してました。わたくしも一応ペーパードライバーながら大型牽引持ちですけど、乗用車の駐車スペースにぴったり収まるとは思わなかったな。
 そのトレーラーヘッドですが、無線のアンテナがV/Uだけではなくて合計5本くらい上がっていて正にハリネズミ状態でした。アマチュア無線家の性として、他人のアンテナというのは固定局であろうと移動局であろうと、見過ごすことが出来ない困った性質があるので、横目でしっかり観察させていただきましたが、一本、巨大なローディングコイルのついた全長1.2メートルくらいの一見して「まあ、これじゃ絶対に飛ばないだろうな」と思える誰かの手作り短縮HF用アンテナが乗っかっており、コールサインのプレートと共に「全国7.0××愛好会」なる特定周波数の看板が上がっておりました。ご多分に漏れず、最近7メガの特定周波数を占有してトラック仲間同士で「お声掛け」しあう為の無線設備のようでしたね。局免取って電波利用料を払って運用しているんだから、違法CBよりはぜんぜん結構なことですけど、特定周波数占有者の会話というと違法CB使用者の会話内容と殆どかわりません。まあ、コールサインとRSレポートの交換をしている人間がいることは確かですが、コールサインで呼び合わないで名前で呼び合うことも多いみたいです。HFというと、電波を飛ばすには最低限の知識が必要(FMとSSBの違いくらいわかるはず)ですから、市販品をかき集めれば即QRVのV/Uよりはアンカバ率は少ないとは思うんですけど、それにしても特定周波数を占有し、通信が可能なすべての時間帯で「チェック払い」がいて他人が使おうとするのを妨害する「ここは俺達の専用周波数だから、他人は使うな」の行為は違法CBと変わりません。呼びかけもCQじゃなくて「70××グループ各局」で、グループに関係ない他局を会話に加える余地を作りません。正に江戸時代から綿々と続く排他的農村社会もしくは博徒集団の縮図のようですが、こんな呼出し方法は無線局運用規則上でもRR条約上でも認められていません。「日本の国連常任理事国入りに反対するグループ各局」なんていう呼出しが電波の世界に無いのと同じです。また、常に誰かわからない人間と会話するためにCQを出すアマチュア無線の世界に「特定クラブチャンネル的周波数」を作って、仲間同士でしか会話しないのはアマチュア無線の精神に馴染みません。「俺達は半ば業務無線みたいなもんだからな」なんていう特定周波数肯定、部外者排除の言葉を聞いて笑ってしまいました(^_^;)
 又、トラックなんかはあまり長いアンテナは歩道橋なんかに引っかかってしまうので、短縮率の極端に高いローディングコイル付きアンテナくらいしか使えませんが、10Wじゃどれだけ実用になるものか。結局、アンテナのせいで飛ばないことを「違法な電力増加」でカバーするのは「7メガにおける常識」として、4アマなのにモービル100W(どっちみち移動局は50wまでしか認められていませんから違法です)が蔓延してるんでしょうか?上級アマが職業としてトラックドライバーになった例は見受けられますが、職業トラックドライバーが違法CBを止めて講習会で4アマを取り開局し、上級アマまで取った例はどれくらいあるのでしょうか?それにいくら短縮アンテナといえども100Wも出せば、場合によっては世界のとんでもない場所に電波が届いて混信を来しているかもしれないということをお忘れなく(笑)

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April 11, 2005

やっぱり地震発生の予兆だった

 昨日の日没後に発生したEスポの状況を「地震の予兆というよりキングソロモンの法則による気象条件によるところが大きい」と仮説を立てましたが、本日朝7時台に関東は利根川河口域を震源とした最大震度5強の地震が発生しました。「Eスポ発生の原因をすべて地震の予兆として騒ぎ立てるのは良くない」というのが持論でしたが、昨日の場合は思い切って「近々関東近辺で大きな地震が起こる可能性がある」と、当たっても当たらなくても「予言」したほうがセンセーショナルでしたね(笑)
 さて、昨日は国立観測点におけるイオノグラム観測における臨界周波数が急上昇していて、まあ簡単にいうと日没後で普通は電離層を突き抜けてしまう周波数が、急に電子密度が濃くなった電離層のために反射するようになったということです。他の観測点ではノーマルレベルだったものが、関東で顕著だったのが「突発的Eスポ」と判断せずに、断層等の歪み、岩石崩壊にともなって放出された電子が地磁気に捕らえられて、電離層として急にその場所の電子層電子密度が高くなったというように考えた方がよさそうな事例でした。

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April 10, 2005

キングソロモンの法則

 本日、18時代から19時代後半に掛けて広範囲にEスポが観測されたようです。6mでは3エリアを中心に1エリア、8エリア等との交信がリポートされ、1エリアでは韓国の電波も観測されたようです。8エリアでは宮崎ビーコンの観測、3エリアとの交信がレポートされていました。今日は16時まで6mのワッチを1時間ごとに繰り返してきたのに、そんな遅くにEスポが発生するとは思わなかったので、しっかり逃してしまいましたが、その時間何をやっていたのかというと、21メガでの交信をしていたのです。21メガで国内局のCQが聞こえるのに気が付いたのはもう19:30過ぎで、3エリア宝塚の局と6エリア宇佐の局と交信しただけでその後コンディションが落ちてしまい、いくらCQを出しても応答してくれる局がありませんでしたが、6mで祭りがおこっているときに気が付かなかったのは何たる不覚(^_^;)
 21メガで国内局がフェードアウトしてしまったあとは、普段さっぱり聞こえないPA(オランダ)の局が、わが短縮マルチバンド垂直アンテナでもはっきり聞こえてました。
 しかしまあ、この異常伝搬を「地震の予兆」と結びつける人が又出てきそうですが、今回はJA1KSの故栗山OMによる「キングソロモンの法則」すなわち「寒冷前線が日本列島を縦断している天気図のときにEs層が発生しやすい」という理論にまったく合致しているんですね。ということで、今回は低気圧の進行が半日ほど早ければ、日没後じゃなくて日中に本年最初の「祭り」が体験できたのに、つくづく残念なことになりました。
050410


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April 06, 2005

地震による異常伝搬だったのか?

 福岡で大きな地震があった前日ですから3月の19日午後。そろそろ6m用のリグのQRVでもしなければいけない季節になったと思って、今シーズン初めてGPアンテナからの同軸にリグを接続し、まあ、この季節だからまだ何も聞こえないだろうと思って50メガ代のCWおよびSSBモードをワッチしてみましたが、案の定なにも聞こえてきません。地元のトラックドライバー系で割と古株の連中が51メガ代のFMで交信していることがあるので、FMモードでワッチしてみましたが、交信は聞こえず、代わりに51.80付近のF3E波でどうも放送波のようなものが強く入感してました。明らかに韓国語や中国語ではなく英語のようで、映画放映の際のTV音声が流れているような感じでした。GPアンテナしか繋がっていなかったので、ビームを振り発信源の方向を突き止めることは出来ませんでしたが、ローカルが間違ってマイクを入れっぱなしにし、TVの音声がまき散らされているのとは明らかに異なります。時刻は15時代だったと思いますが、発信元もどういう業務の電波かも特定できず、不思議なこともあるものだと思っていた翌日に福岡で大きな地震が起きました。何でも地震と結びつけることは軽率ですが、仮に韓国内のTV用中継波が地震前の断層の歪みや岩石崩壊で空間に飛び出した電子によって局部的に電子密度が濃くなった電離層によって異常伝搬を起こした可能性は積極的に肯定することも出来ないが、否定することも出来ないと思われます。まあ、51.80で流れたF3E波の正体を知ることが解明の絶対条件でしょうけど(^_^;)

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April 04, 2005

コンテスト参加証明書

 3月末に届いたJARLからの転送QSLカードといっしょに昨年4月と7月に開催されたコンテストの参加証明書が届きました。コンテストに初めてスコアを出したのが昨年4月末のオールJAコンテストで、JARL4大コンテストにすべてスコアを出しましたが、その前半の2枚の参加証明書が届いたことになります。コンテストの参加要項を見てみると「スコア提出局には参加証明書を発行」と書かれているので、それがいつどういう形で届けられるのかと思っていましたら、QSLカードの転送といっしょに送られて来たわけです。このデザインは全国を4つに分割したデザインになっているらしく4大コンテストの4枚を集めると日本地図が揃うという趣向らしいですが、4枚全部集めたからって、別に何も出ないんですよね?(笑)
 表書きにはコールサインと参加部門、得点と順位がプリントされていて、成績を後に残したくない人にとっては手元に置いておきたくないようなカードでしょうけど。しかし、コンテストで1局としか交信していないのにスコアを提出する人がけっこういる理由がようやくわかりました。どうやらこの参加証が欠かさず欲しいという理由だけで一局1点でスコアを提出する人が何人もいるというわけのようです(^_^;)
 参加することに意義を見つけるのもけっこう。でもわたくしの場合はそろそろ参加証が賞状に化けないかなぁ、なんて考えてますけどね。去年の10月でニューカマー部門の参加資格消滅したからムリだろうなぁ。
SANKA

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April 03, 2005

6m用HB9CVアンテナの製作その2

 先週末に組み上げた50メガ用HB9CVアンテナですが、土曜午後に地上で物干しの柱にポールを延ばして本格的な調整に入りました。ところがどういう訳かエレメントの長さを調整しようがショートバーの位置を調整しようがSWRが5より下がるポイントがまったく見つかりません。試しにエレメントの調整範囲をもっと取れるものに取り替えてやってみましたが、設計値どおりに寸法だししようが、オーバーサイズにして試してみようが全くだめ。すべての接触不良個所を再チェックし、各部の寸法も計り直してみましたが、設計とかけ離れた部分はありません。ただ原設計と違うのはフェーズ・ラインを含む給電部分が設計では1.2φの銅針金を使用するところが、去年のダイポールアンテナのエレメントに使用した1.6φの銅針金が余っていたので迷わず最初からそれを使ったことぐらいでした。まあ、ダメで元々と思って、ホームセンターに1.2φの銅針金を買いに走り、フェーズ・ラインを作り直し、半田付けし直して再度調整してみると、あれだけ頑固に下がらなかったSWRがほぼ設計値どおりで簡単に下がるんです。まるでキツネに摘まれたような感じですが、どうもよく考えてみるとHB9CVアンテナのフェーズ・ラインは単なる導通の役目を果たしているのではなくてそれ自体が動作に係わっている重要なバーツらしく、商用電源程度の周波数ではまったく無視できる1.2φと1.6φ銅針金のリアクタンスの違いが、50メガほどの高周波になると表皮効果によってその差が無視できず、動作がまったく違ってくるということのようです。いや、高周波の設計は誠に恐ろしいというか奥が深いというか、このたった0.4ミリの太さの違いで動作が大違いなんですね(^_^;)
 まあ、こういう動作の違いの実験が出来ただけでも十分実験的なアマチュア無線の醍醐味が実感できたわけで、市販のアンテナしかつかったことがない、電波は出るのが当たり前という環境にしか自分をおかない人はまったくもって気の毒だというのは、貧乏電波研究所のひがみじゃなくて正直な実感です(笑)
 ということで、当電波研究所の初のビームアンテナとしてトマト支柱で出来たフルサイズのHB9CVアンテナが加わりました。まだ50メガが開き始めるのはちょっと先になりますけど、「去年までトマトの支柱だった自作アンテナ使ってます」という交信をするのが楽しみですね。このあと、エレメントにする材料には事欠かないので、動作の違いを比較してみるべく、50メガ用ヘンテナの自作に入ってみたいと思います。このアンテナは移動にも使えるように短時間で組み立てられる「ポータブルヘンテナ」にするつもりですが、マッチングを取るために50メガ程度でもいけるバランが必要です。#43材では30メガ程度しかマッチングが取れないとのことですが、#61材のトロイダルコアが1個余っていたんで、とりあえずは1:1の強制バランの自作をせにゃいけません。直径40ミリもあるトロイダルコアなので、10ワット程度の電波のマッチング用にはもったいないですけど。
 しかし、アマチュアのアンテナ作りっていうのは自作してそのアンテナで交信を重ねることよりも、原設計を自分なりに部品構成を考えてアレンジし、少ない工具で工夫しながら加工し、それを形にしていく「だんだんアンテナが形になっていく過程」のほうがぜんぜん楽しいような気がします(笑)

HB9CV

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April 02, 2005

ハイバンドコンディション上昇

 4月に入って最初の土曜日、こちら8エリア太平洋岸では日陰にはまだ雪が残るような状況ですが、札幌近辺ではまだ80センチ近い積雪があるのだからまだマシということでしょうか。ハイバンドの電波伝搬コンディションは確実に上昇に向かっているようです。午前中、21メガの伝搬で急に1エリア局がCQを出し始めたので、これはいけるかと思って18メガをワッチしていたら6エリアの局が聞こえてきました。21メガで1エリアが開けているのに18メガで開かないことはないと思い、つかさずCQを出したら1エリア鹿嶋市の局から応答があり、その後も小山市、7エリア郡山市、横浜市、練馬区、2エリア春日井市、浜松市と7局と交信したところで急速にコンディションが低下してフェードアウトしました。交信局の話では8エリアと6エリアしか聞こえないとのこと。他のバンドでもそうですが、夏至の前後までのコンディション上昇期には50メガにしても8エリアからは全エリアが聞こえるのに、他エリアでは8エリアしか聞こえないということが良くあります。8エリアではオールJAコンテストの4月末あたりは14メガで7エリア以外の全エリアと、夏至のころは50メガで7エリアを一部含む全エリアと交信できることがよくありますが、夏至のあとは南北が逆転してこの周波数の優位性が8エリアから6エリアに移り、6エリアからは全エリア聞こえるのに8エリアからは6エリアしか聞こえていないということがよくあります。
 なぜ夏至を境にこの周波数の優位性というものが南北で逆転するかはよくわかりませんが、今年の50メガの電波伝搬の実験によってある程度の確証が得られるかもしれません。まあ、この季節差によるエリアの優位性をよく見極めて、参加するバンドを選ぶのがコンテストの上位入賞のポイントでもあるんでしょうが、オールJAコンテストに14メガで参戦するんであれば、今回は南に固定で2エレくらいのビームアンテナを自作したいところです。時間がなかったら簡単なワイヤーダイポールですね(笑)
 ということで、これからますますハイバンドが開けてくる時間がだんだん長くなり、50メガも朝晩に短時間開けてくるのがいつ頃かということに興味が移ってきますが、いつの時代もこのだんだんコンディションが上がってくるワクワクする気持ちを失っては無線なんかやってられません。「携帯あるから無線なんかいらない」っていう人にはわからないでしょうけど、アマチュア業務はいつの時代でも「金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な無線技術の興味によって行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務」って定められていますから、実験的なアプローチがないスタンスではアマチュア無線とは言えませんね(^_^;)

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