今さらの10メガ帯初交信(^_^;)
10メガ帯30mバンドというと、日本ではWARCバンドとしては一番早く開放された周波数帯ですが、2アマ以上しか使用できないバンドであることと、使用できる範囲が狭い為に電話が運用できないバンドのためか、上級資格を取るだけのためにモールス受信練習をいやいややった人にとってはまったく使用しないバンドかもしれません。休日には各地から移動局が出ていて、殆ど交信する内容というとレポートとQTHの交換だけなので、ある程度のスピードで送受信が出来るようになった上級資格ビギナーだったら、練習用というかCW運用の度胸を付けるためにも最適だと4アマ講習会でお世話になったOMさんから後に勧められました。このOMさんも70を過ぎてSSBで話をするのが億劫になり、もっぱら10メガ帯の応答にばかり回っておられるそうですが、一つ困ったことにわが貧乏電波研究所のマルチバンド短縮垂直アンテナでは18メガ、24メガはアンテナチューナーでSWR整合を取ることが出来るのにも係わらず、10メガだけはアンテナチューナーであってもまったく整合が取れないばかりに、今まで10メガだけは交信が出来ず、交信数0が続いてました。
昨秋、比較的太いエレメントで7メガのフルサイズダイポールアンテナを自作しましたが、まったく偶然に10メガ帯で無調整でSWRが1.5以下になっていることを発見。どういう倍数で(5/8でなくて8/5λになりますが?)マッチングが取れるのか、ビームパターンがどうなっているのかはわかりませんが、受信でもかなり強く電波が入ってくるために送信でもいけそうです。しかし、一度も電波を出す機会が無くてそのままになってしまいました。また、WARCバンドでコンテストが行われないこともあって、どうも1回目の交信に入り込むきっかけを掴めないまま来てしまったような感じです。
ところが、今日は昼頃1エリアが18メガ21メガ双方ともに開いていて、18メガで交信した神奈川のOMさんから24メガのリクエストがありました。24メガはこちらから1エリアがスキップすることをお知らせすると、10メガCWが出来ないかとのリクエスト。面倒くさいから「アンテナが無いから出られない」と断ってもいいのですが、「なんだ3アマか?」と見くびられることは潔しとしませんので、当方真空管機のためチューニングを取る猶予があれば可能だというと、5分後に10.119で呼ぶからということで、10メガのQRVに入りました。手動アンテナチューナーのセレクターをダミーに合わせ、FT-101ZDのプリセレクトとプレートを10メガに合わせ、メーターを見ながらチューニングを取ります。HK-808を取り出してキーダウンしても出力が出ません。あれっ?と思ったらセミブレークインのためのVOXゲインがOFFになっていました(^_^;) そんなことでキーダウンの出力を確認しチューナーのアンテナセレクタを7メガダイポールに合わせて10.119に合わせると、もうその神奈川のOMさんがCQを出していましたのでゼロインもそこそこにつかさずDE JL8DJSを縦振れ電鍵HK-808で送出、レポート559を交換して交信成立しましたけど、慌ててGAと打つところをGE(グッドイブニング)って打ってしまいましたが(^_^;) 頭の中で「あれ、どっちだったっけ?」て一瞬考えてしまったのね(笑)
ということで、7メガフルサイズダイポールだと10メガ帯でも使用できることを確認した10メガ初交信となりました。これからは50メガのコンディションが落ちたときには10メガ移動局相手に10メガ帯に出没しているかもしれません。
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