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May 01, 2005

第47回オールJAコンテスト参戦

 JARL4大コンテストのトップを飾るオールJAコンテストが28日の21時より翌29日の21時まで開催されました。オールJAコンテストはWARCバンドを除く1.9メガから50メガまでのバンドで競技が行われ、144メガヘルツ以上のバンドの競技はありません。今の時期の28メガ50メガは、ここ8エリアでは殆ど他エリアと交信することは望みが薄く、21メガはコンディション次第ですが日本の中央部より北はスキップして、今の時期はヘタをすると沖縄しか開かなかったということもありうるので、8エリアで高得点を望むことはできません。必然的にある程度の局数を稼ごうとすると、昼間は14メガもしくは7メガ帯ということになりますが、4アマ局に許されている7メガ帯は狭いコンテスト周波数帯に高出力個人局、クラブ局が溢れかえって真夏の海水浴場のようですから、7メガは屋根より低いダイポールアンテナしかない当貧乏電波研究所が紛れ込む余地がありません。ということでオールJAコンテストは上級局のみに許されている周波数帯で、7メガよりはマシな14メガに参戦することにしています。出ている局数は圧倒的に少ないので高得点は取れませんが、CQ掛けてもパイルに陥ることもないのでオペレートが楽という長所がある半面、いつまで経ってもパイル裁きが上達しないという短所もあるかもしれません(^_^;)
 28日21時にスタートしたときは、当地がちょうど雷雨の真っ最中で、全市全郡コンテストの時よりは14メガCWの伝搬状況は良くて、こちらから応答しても取ってもらえそうな感じでしたが、空電がひどいのと誘導雷でも食らってリグがパーになるのを恐れて電源と同軸を外して当夜はQRTしてしまいました。
 翌朝、5時台後半にリグの火を入れ(真空管ですから^_^;)、バンド内をワッチすると高速のCWは聞こえますが、まだホーンのコンテスト周波数帯は沈黙しています。6時台後半に運用に入ることにしてそのままリグを暖めてアナログVFOを安定させ、その間に洗面して着替え、昼までの食料としてロールパンとペットボトルに入れたただの水道水(わびし〜)を用意。ホーンバンドの声が聞こえるまで軽く読書して待機します。
 6時台後半にCQの声が聞こえ始めたので慌てて周波数チェックを出し、14.274でCQコンテストを出します。6:52にJA1YDHが交信第1号となり、7時までに早くも7局と交信しました。このときは1エリアから6エリアまで全部開いている素晴らしいコンディションでした。どんどんマルチがたまっていきます。ところが早くも7:20分を過ぎて1kHzしか離れていない局がCQを出し始めてその混信で食い付きが急に悪くなり14.284にQSY。バンドの端になったからか最初のように1分1局が維持できなくなり3分1局くらいな感じになりました。さらに1エリアが早くもスキップしてフェードアウトし始め、3,4エリアの局がメインになってきました。局数の多い1エリアの局数が稼げないと苦しい感じです。さらに新たな局に追いやられて8時台前半には14.292なんていうバンドエッジに押しやられ、それでも上下に強い局がいるために、当貧乏電波研究所の垂直アンテナでは弱い局の信号が被ってしまって取れません。しかし、この周波数で粘って8時台に3エリアから6エリアにかけ18局。それ以降は一旦CQ掛けるのを諦めてCQを出している未交信局を拾って応答してゆきます。局数は稼げませんでしたが台風に祟られた全市全郡コンテストの時と違い、今回はコンディションも天気にも恵まれて、14メガとはいえコンテストバンド内はびっしりと参加局で埋まってます。そのために9時台10時台は空いている場所があればCQ、混み始めれば未交信局に応答というパターンを繰り返し11時台になってから14.296でCQを出したのち12:06で一旦QRTしました。そのころはほぼ3エリア大阪から4エリア岡山のあたりしか開けていなかったようでした。
 CWバンドはさすがにホーンではフェードアウトしてしまってさっぱり聞こえない1エリア局でも、高出力の局は聞こえています。それで午後はCQの掛かっている電信局で、ホーン未交信の局を狙って応答に回りました。CW最初の局は駒場のJA1ZLOで、それ以外の1エリア局はスキップしてしまったのか、CWバンドでも3エリアより南の局ばかり入感しているようでした。全市全郡コンテストのときは、ホーンバンドがダメになってからCWバンドを覗くと、そこにはホーンバンドからQSYしてきた交信ずみの局ばかりでしたが、今回は丹念に捜せば未交信局がけっこう見つかります。中にはマルチバンド部門の参加局が、伝搬最適の時間の関係で、14メガからCQを出す時間帯に巡り合わせる事もあるので、丹念にワッチする必要があります。ローカルのOM氏で4アマ講習会の時に上級を勧められた恩人講師、ラジオ鉄人の地元二文字局長、HAM屋社長で中学の後輩なんかのコールサインが14メガでコンテストサービスに回っているのが聞こえます。そしてマルチはなかなか増えませんでしたが、少しずつ交信局数を増やしてゆき、さらには日没後には再度1エリアの茨城近辺まで聞こえるようになり、CW交信17局を記録して19:43分にCLしました。
 コンピューターログで集計しますと89局30マルチの2670点という記録です。まあ、ちょこっと参加してログを提出したという程度の点数ではありませんが、成績としては中の中か下という感じでしょうか?20位以内に入れるくらいの成績なら良いのですが、たぶん25-30位くらいの成績でしょうか?(^_^;)
 前回の全市全郡が台風直撃ということで、極端に参加局数が落ちた反動と、全国的に天気に恵まれたからか参加局数も多く、いつも空いている14メガのコンテストバンドがQRMの嵐で上下の強い局に挟まれ応答率が落ちました。また一度も交信したことのない局とかなり交信させて頂いた半面、いつも14メガのコンテストで交信する常連の顔ぶれが少し少なかった気がしました。9連休10連休で海外旅行にでも出掛けた局長さんがいたのでしょ〜か?

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