21メガで岩手と交信
東京からこちらに都落ちして、何よりも有り難かったことはこちらには杉がまったく無いことで、2月の末から4月一杯まで悩まされ続けてきた杉花粉症とまったく縁がなくなったことは何よりの事でした。特に千葉に引っ込んでいた時には、周り中が杉林でシーズンともなると、朝出ようとする車のフロントガラスが薄緑色の黄粉まぶしのような状態だったのですから、花粉症を発症しないことのほうが不思議なくらいです。北海道には5月ともなると都会にはない白樺の花粉による「白樺花粉症」というもので花粉症を発症する人が多いのですが、幸いなことに当方周辺には白樺が少ないためか、未だに発症したことがありません。
ところが、6月の末ともなると毎年悩まされるのが「牧草花粉症」なのです。特にイネ科の牧草の花粉で目がやられてかゆくて堪らず、常に目を洗いながら抗ヒスタミン系の目薬の世話にならなければいけません。近所に牧草地があるわけではないのですが、明治時代にアメリカから酪農の技術が持ち込まれた際に、乳牛の餌として持ち込まれたチモシーとかオーチャードなんていう牧草が牧場を逃げ出してあちこちに生えるようになった為です。チモシーなんていうとどんな草かわかりませんが和名は「スズメの鉄砲」なんていうので、そっちのほうがわかりやすいでしょうか。その牧草が6月の末ともなると一斉に花穂を付け開花しますが、その花粉が飛び交うことによってくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみを訴える人が激増するのです。今は牧場では一番草の刈り取りの時期ですが、道路端に逃げ出して蔓延った牧草は、道路管理者の草刈りが終わらない限りは当方の目のかゆみは収まりそうもありません。さらに2番草の刈り入れの時期の9月に再度牧草花粉症の試練の季節を迎えることになります(T_T)
28日は14時代に30分だけ無線機の前に座る機会があったので、各バンドをワッチすると6mで8を呼ぶ声がすれども2局だけ、それで28メガならいけるだろうと勝手に判断し、28.559でCQを開始すると鹿児島県伊佐郡の局からコールバックがあり交信成立。すぐさま赤穂市の局と交信しましたが、その局長さんはまだ現役でTS-520で交信されているとのこと。こちらFT-101ZDですから真空管機どうしの対決(?)になりました(^_^;)しかしまあ、やっぱり真空管リグの声は今のリグと違って潤いがあるというか、何となく声に力もあるような感じがしますね。最近はめったに真空管機の音も聞かれなくなって、これが真空管機の音かと改めて感心する機会もめったに減りました。一度九州のOMさんがTS-511の100Wというのを運用していましたが、プロセッサで妙に尖った高音が響かなくて、とても心地の良い変調だったことを思い出しました。赤穂の局との交信のあとで4局交信してシャックを離れましたが、そのうち3局は以前に6mで交信したことがある局でした。
夕方からの伝搬が気になって各バンドをワッチすると21メガだけかなり強力に入感する局が散見されます。そのうち21メガで7エリアモービル移動の声が聞こえたので、素早くチューニングを取り直して応答すると、7メガで東北中を移動して歩いているおなじみの局長さんでした。この人以前、弟子の破門状つきのQSLカードを送ってくれた親分です(笑)仕事で岩手県の遠野を車で移動している最中だということですが、奇しくも21メガの岩手は初めてです。21メガで昨年の5月辺りの夜間に21メガで岩手の釜石近辺が開いているのを聞いたことがあったのですが、21メガのワッチは殆どやらないので、今までの21メガ最短距離は福島県のいわきでした。いわきとは何回も繋がりましたがこれで一気に21メガでの交信最短距離が縮まったことになります。しかし3月から4月の中頃まで国内は沖縄あたりまで電波がスキップしていたのに、7エリアの遠野と交信できるのですから、電波の伝搬って不思議なものですね(^_^;)
その他、小山の局と愛知一宮市の局と交信しましたが、21のコンディションも長く続かず、19時代後半にはフェードアウトしてしまったようです。
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