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June 18, 2005

QSLカード所持完全自己申告制開始

 5月の仙台JARL総会でJARLアワードにおけるQSLカード所持証明のJARL会員2名の署名が不要となることが決まったようです。常々誰に所持証明を頼もうかと煩わしく思ってJARLのアワードをまったく申請してこなかったわたくしみたいなUターン組で、ローカルにはなじめないものにとっては朗報ですし、まして都会のドライな人間関係の環境にある人にとってもいい話だと思います。
 しかし、「4アマ免許で平気で100W局を運用が常識」なこの無線界にあって、QSLカードの所持に他人のチェックが入らない完全自己申告制となる今後は、JARLのアワードなんか「何の権威も裏付けもないただの紙切れ」同様になってしまうことを、アワード発行元が自ら肯定することになるわけです。
 まあ、他人の所持チェックが入ろうが入らなかろうが、レポートも交換できないようなQSOをMCが強引に成立させてしまうような不正は現に行われているようですが、今後は「お互いにいかにもその周波数の電波が伝搬してもおかしくない季節と時間を狙って携帯電話で交信をすませてカード交換」という手法が日常化するかな?まだそれだけの裏付けがあればいいですけど、どう考えても「その周波数で交信が不可能な季節・時間・地点間のQSLカード所持」なんていう間抜けな手段を使う人間も出てくるかも知れませんけど、これをチェック出来ないのはいかがなものでしょう。これから7メガにおけるWACA・WAGAの申請が激増したりしたら、「やっぱりそうなのか?」って妙に納得する事になるかもしれませんね(笑)所詮、自己満足の世界なんですからインチキであろうがなかろうがとやかく言う趣味は持ち合わせません(笑)しかし、以前から完全自己申告制のコンテストは異議を申し入れることが可能ですけど、アワードの場合はどうなるんですか?
 おそらくJARLの理事の方々のお考えになる事ですから、所持証明の署名を省いたことによって、アワード申請がどんどん増えれば、少しでもJARLの収益の増収になるということで、「今後アワード発行のビジネス化を推進」というようなことなんでしょう(笑)しかし、いろいろ記録を取らなければいけないとはいえ、JARL会員で800円は高くないですか?あれだけの年会費を払っているんだから、会員だったらアワード返送送料くらいの金額で発行するのが会員サービスなんじゃ?
 QSLカード所持完全自己申告制に移行して、あたしゃ何となくアワードハンティングなんていう行為自体がばかばかしく見えてきました。でも50MHz特記のアワードだけは申請しようかしら。

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