ついに夏至を迎える
ついに本日6月21日で夏至になりました。こちら8エリアではもう夜中の3時半をまわると明るくなります。さすがに北欧諸国のように白夜を迎えることはありませんが、夜も午後の7時40分過ぎまでうっすらと明るいような状態です。夜明の時間だけを見ても1エリア東京より50分近くも夜明が早く、梅雨がないために日照時間が長いことがことさら長く感じられるような北国の状況です。
この昼間が長いことで、夏至の前後からは農作物を始めとするありとあらゆる植物が急に生長するのが北国の習いで、そのために祖母を始めとする先人達は3時になると起き出して、4時には畑に出て耕作を始めるというのが当たり前のような季節でした。まあ、その血が幾分かは流れているのか、夏至の近辺になると朝まで寝ていられないというか、4時くらいに目が醒めるともう一度眠ることが出来なくなる性分です。それというのもアルコールによって無理矢理睡眠をとるわけではないので、体内時計が正確に働いていると、自動的に季節補正値が働き、体だけはサマータイム制にしてしまったからでしょう(笑)体内時計が日照時間によって時間を認識しているのは本当です。現に時差ぼけを早く解消するには、表へ出て日光に晒されることによって体内時計を強制的に補正すれば良いなどといわれますが。
さて、電波伝搬的にも折り返し点を迎えたことになります。昨年と比べると、6mにおいては、圧倒的にEスポの発生頻度と持続時間が短くなりました。これは、昨年と比べて太平洋高気圧が弱いために梅雨前線の北上が遅れ、日本列島上空の大気が安定してEスポが発生しにくくなっていることもさることながら、サイクルとサイクルの谷間(太陽活動の極小期)に向かって電離層の生成自体が不活発になりつつあるというのが身を以て感じられます。しかしまあ、サイクルの谷間に向かっての時期に電波を出し始めたのが不幸というか、一番伝搬状況のいい時期を知らないことが残念な気がしますが、あと2年もするとあとは上り調子となるので、それまでは「じっと我慢の子であった」の台詞じゃないですが、3分間待ってもサイクルが変わるわけではないので、それが辛いところですがね。(^_^;)
8エリアでは昨日20日は夕方に掛けて6mが開いたようです。18時過ぎにリグの電源を入れると2エリア豊川の局が盛んにCQ連呼しているのがかなり強く聞こえます。さらに8エリア局を呼ぶ声があちこちで聞こえるので、イオノグラムによる臨界周波数を確認してみると、国立における数値が10メガを越えそうな感じでした。程なく50.227でCQ開始すると、すぐに1エリア厚木の局からコールバックがあり、昨年に引き続き2回目の交信成立しました。どうもEスポというよりは散乱気味で入感しているようでかなり荒いQSBがあります。さらに相模原、横浜戸塚区、横浜西区と神奈川県東部からの限定的な散乱での入感のようで、2エリアが繋がらないことが不思議な感じでしたが、単にEスポで直接電波が落ちている愛知東部と静岡西部にQRV局がいなかったからかもしれません。その散乱入感で10分ほどコンディションが良かった以降はCQを掛けても食い付きがまったく無くなりました。24メガにQSYしてワッチすると、3エリアの局が2局ほどCQを出していて、とりあえず開いていることが確認できましたので、24.943でCQを10分掛けるもまったくのボウズ。CQを諦め24.950でCQを出していた豊岡の局にコールバックし、交信成立。この豊岡の局長さんとは3週間ほど前に28メガで交信したばかりでHF末端2バンドのQSOになりました。夕方からもう少し6mが開けてくれるようにならないと、なかなかテンションが上がりませんねぇ(^_^;)
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