週末午後からの6m大オープン
4日の土曜日、朝に6mのオープンを期待してリグの電源を入れ、バンド内をワッチするもCWの信号も聞こえてきません。わずかに城陽市のOMさんからのCWでの信号がスキャッタで入感してすぐさま沈黙の世界に戻るだけでした。インターネットに接続してクラスタを見ると、1エリアから6エリアまではかなりオープンしているのにも係わらず、8エリアの入感情報が朝の早いうちに数件上がっているだけでした。昨日、21メガで話したいわき市のOMさんに「気圧配置の関係から明日は日本列島の大気の状態が不安定になり、局所的に強いEスポが複数現れ、6mが大オープンする可能性が大きい」と大胆な予測をしたのに、これじゃキングソロモンならぬ「ディスク・ジョッキー・スペシャルの予言」も面目丸つぶれです(笑)
今日は午前中はこのままダメだと判断して、HK-808という電鍵の修理に取りかかることになりました。この電鍵はアームの接点取付部分にひびが入っていて、練習用にガタガタ叩いているうちにこの部分から前のノブの部分が脱落してしまい、部品取りになっていたものです。手に入れた値段はジャンクでたったの500円ほど(笑)そのあとにまともなHK-808を入手しましたが、微妙にネジのピッチなどが異なる部分があります。最近まともな方のHK-808はHFのリグに繋げっぱなしですけど、6mのシーズンになり、けっこうSSBで話していて同時にCWの要求もあるので、いちいちHFのリグから電鍵を外してミニプラグに付け替え、6mモノバンドのリグに繋ぎなおすのが面倒くさいので、アーム部分をロウ付けして6m用リグ専用に再生することにし、その作業を午前中やってました。このHK-808再生の話は別の機会にでも。
ロウ付けがうまく行かなくて酸で洗ったりなどの試行錯誤を繰り返しながら、昼の1時前に6mのリグの電源を入れてみると局地的に1エリアがオープンしていました。50.218メガで昨シーズンは交信する機会がなかった千葉県海上郡の移動局と2シーズンぶりに交信。直後に50.243でCQを出し始めました。ここまで周波数を上がったのは、一度に大オープンするとこちらからはまったく聞こえない8の局と混信して相手に取ってもらえない可能性が高く、これくらい上がれば何とか使用周波数がダブる可能性が少ないんじゃないかと思って選んだ周波数でした。よく切れの良い周波数で50.200とか50.185とか末尾0,5でCQを出している局が殆どみたいですが、こちらから聞くとお互いに聞こえないエリアから3局同時にCQが掛かっているということがよくあります。CQを掛けた直後にすぐさま茨城県潮来市の局から強力に応答があり59フルスケールでのレポート交換。海上郡の局とロケーション的には同じEスポによる伝搬なのでしょう。さらにCQを出すと静岡田方郡は十国峠からの移動局から応答、つづいて板橋区、福島県相馬市、福島県伊達郡、千葉市稲毛区、愛知県大府市、愛知県豊田市、目黒区、杉並区とかなり広範囲な局から応答をいただきました。午後になって1エリア近辺がオープンするというのは5月23日以来でしたね。約50分の運用で20数局と交信できました。1エリア局の話を聞くと午前中は3エリアから南、午後は7エリアから北が入感で、忙しいながらもなかなかFBなコンディションだったとのこと。とりあえずは「ディスク・ジョッキー・スペシャル」の大オープン予言の面目が立ったような感じです(笑)
千葉の移動局と交信後、その強力な信号がフェードアウトして20分後に旭川での入感情報がクラスタに載っていました。正確に言えるかどうかはわかりませんが、緯度の違いから正確な距離を割り出すと、Eスポの移動速度が割り出せますが、これを見ても新幹線並の速度であることがいえるかもしれません。そういえば殆どの局とテレコムQSOパーティーのナンバーを交換するのを忘れていましたから、翌日朝から21メガでCQを出して20局までナンバー交換して帳尻合わせする必要がありました。幸いにもEスポ2日続かずで、5日は8エリアからは殆ど6mはオープンしませんでしたから。それって本当は残念がらないといけないんですよね?(^_^;)
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