地震による臨界周波数急上昇発生
今日は昼前に宮城でマグニチュード7.2レベルの大地震がありましたが、その地震の後から国分寺観測点でのイオノグラム臨界周波数が急上昇しました。極大は15:30分の前後で、臨界周波数が18メガに迫ろうとするくらいまでのレベルに上がり、各地から入感報告がインターネットクラスタ上をにぎわせたみたいです。当方が気が付いたのが16:10分過ぎで、それまで週末の支部コンテストの事とか4アマ講習会の打ち合わせでハム屋に出掛けていたんですから、まったく惜しいことをしましたが、その時でも1エリア茨城近辺がメーター振りきりで入感し、6エリアあたりもそこそこ聞こえていましたので50.273あたりでCQを出すも、もうコンディションが急速に落ちていて1局も取れず、バンド内も沈黙してしまいました。午前中はまったく臨界周波数が上がる様子も見えなかったんですからどうやら明らかに地震によるEスポ発生としか考えられません。普通であれば、震源地近くの臨界周波数が上昇するはずなんですが、今回は地震の規模が大きかったことに加えて関東近辺も1分近く大きく揺さぶられたことにより、岩石の摩擦によってマイナス電荷を帯びた電子が空間に飛び出したことで、急激に電子密度の高い電離層が出来たということしか、説明がつかないと思います。16時を過ぎてから6mはコンディションがそれ以上戻って来ませんでしたが、HFハイバンドは24メガと28メガを含めて日没に至るまで開けていたようでした。惜しむべくは、地震のニュースをいつまでも見ていないで、電波の伝搬が異常を起こしていないか、いち早く各バンドをワッチするべきでしたね(^_^;) いままでの経験から行くと、地震の前に異常伝搬が確認されても、地震の直後から比較的に長い間異常伝搬が記録されたということがありませんでしたので…。
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