3アマ養成講習全国52箇所で
3アマ養成講習課程の開催がさらに発表になり、本日時点で全国52箇所で定員2740名という3アマ講習会が10月11月の2ヶ月間で開催される予定になっていることを知りました。その中には我が町で11月20日に行われる3アマ講習はまだ発表になっていないので、まだまだ予定は立っていても発表されていない3アマ講習が沢山ありそうです。しかしまあ考えてみると平成16年度の3級国家試験ならびに短縮講習でたったの682人しか増えていない3アマが、たったの2ヶ月で3,000人近く生まれようとしているのですから、何か複雑な気持ちがします。それも受講希望者の1人が本音として言っていましたが、けっしてCWをやりたいわけではなくて、移動局免では1アマも3アマもパワーは同じだから合法的に50ワットの局免をもらいたいからというのが受講理由らしいです。8エリアの3アマ養成講習はさらに発表になった開催予定地が増えて、本日現在で旭川・帯広・釧路・紋別・忠類・室蘭・札幌の7箇所で、定員も504人という大人数。8エリアじゃ試験じゃ年間30数人しか3アマが増えないのですが…。このなかで忠類村での開催というのが珍しいですが、移動の達人NNRのSさんが回りを巻き込んだのでしょうか?(^_^;)
全国的に見ると52箇所で定員が2,740名となっておりますから昨年度3アマ増加分の実に4倍の養成講習受講者が2ヶ月で集められようとしています。さらに8エリア7エリアだけでその52箇所の講習のうち17箇所を占めており、開催地数で全国の約1/3、定員で約4割が北海道と東北での3アマ講習会で占められているというのですから、この数字を見せつけられてちょっと愕然としました。以前、東北北海道は地理的にも簡単に3アマ試験を受けに仙台なり札幌に出掛けるのが大変と書いたことがありましたが、やっぱりやる気のある人間は夜行バスで出掛けるなり前泊するなりしても試験を受けに出掛けて3アマを取りに出掛けているのです。また、JARL支部活動が盛んなところでは、CWの講習会も盛んに行われて支部会員の資格底上げを計り、3アマ以上の会員比率を増やすことによって支部内での無線活動の活性化を図っていますが、そのいいお手本が道南の某JARL支部なのです。CW講習会なり3アマ対策勉強会なりに出席して試験を受けて3アマ取ったような人たちは、ほぼ全員がCWを将来的にやってみたいと思っての3アマ受験だったと思いますから、CWの選抜試験ならびに修了試験がなくなった3アマ講習ならばということで3アマ養成講習に参加する人たちとは志が違うのではないかと思います。また、3アマをわざわざ試験で取った人たちは3アマ取得は上級受験の1ステップに過ぎず、上級資格挑戦率はかなり高いように思えますが、3アマを講習で取ったら、そこまでで終わりというような感じもします。「20年4アマで運用してきて(最初から100Wで…)今回CWが無くなった講習で見事3アマ免許を取得し、晴れて万年4アマを返上」って何のための3アマ取得なのかわかりませんぞ(^_^;)
これで2アマまで養成講習制度が出来て、3アマ所持者だったら誰でも受けられるようになったら大騒ぎででしょうねぇ(笑)養成講習で始めて上級になった局は普段の100Wを通り越して不法リニア化に走り、元からの上級所持者はQRPのCWに走り、さらに昼間の14メガがメンコ集めの講習新2アマでQRMの嵐になって7メガ化したら面白そうだ。いや、そうじゃなくても万年4アマを3アマ講習で返上し、記念に100Wの「素足」から1kW「ゲタ履き」になる局が増えて、リニアアンプが急に売れ出すに違いない(^_^;)
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