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September 30, 2005

電波検問強化の噂は本当?

 どうも電波検問強化の噂は本当だったようで、本日のローカル紙上に「八雲町内で総務大臣の許可を受けずに不法に無線局を開局していた運転手を6月に検挙、9月に送検した」という概要の報道が明らかにされておりました。この函館を起点として道内を流していた運転手は違法CBを車内に設置、荷台のアルミ銀箱をボディアンテナとして使用していたとのことで、アンテナが外から見えないために一見不法無線機を設置しているようには見えないのですが、この手のステルス性の高いボディアンテナを使用した違法局の摘発は全国で初めてだそうです。よくも今まで全国でボディアンテナのトラックを一度も摘発できずに見過ごしていたものですが、この間抜けな運転手はステルス性の高さに油断して八雲町内の駐車場半固定で仲間と交信していたところを北海道総合通信局の電波探索車の網に引っかかって発見され、通報を受けた八雲署員が職務質問のうえ検挙、9月の書類送検にいたったわけです。おそらく他にもかなりの数の違法局が6月の電波検問で摘発され、初犯で略式起訴の罰金30万位になったであろう噂を聞きつけた不法開局のトラックドライバーが恐れをなして4アマ講習会になだれ込んできたのではないでしょうか?また、この1件だけが3ヶ月掛かって書類送検されたのは、不法開局を隠し、摘発の逃れる意味でアンテナを外部に出さずにボディアンテナを使用したということで「悪質性が特に高い」というように認定され、十分に捜査の時間を掛けたのかもしれません。また放射効率の悪いボディアンテナを使用するということで、おそらくその分出力を上げて、1キロワットはおろか、まともじゃないリニアアンプ使って3キロワット5キロワットで運用していたのかもしれません。アルミの銀箱を蛍光灯で隙間無く埋め尽くし、電波を放出して一斉点灯させたらさぞかし夜はきれいでしょうねぇ(゚o゜)☆\バキ
 最近は違法CBもまともにアンテナを上げていたのなら、高速を降りた料金所脇などで電波検問に引っかかる確率も高く、偽装コールサインプレートを掲げたり、アンテナをアマチュア用アンテナのように偽装する、もしくは導風板の裏側に隠して短縮ダイポールを張ったりボディアンテナを使ったりと、だんだん巧妙になってきているようですが、それにしても電波障害の元凶になっていることに関しては変わりありません。今どき「赤信号、みんなで渡れば恐くない」式の不法開局がいつまでも捕まらないはずがありません。さらなる摘発強化を願いたいと思います。また、「ボディアンテナ」でググってみると、「バリコンを2つ使ってボディアンテナのマッチングを取ってみましたが、SWRが下がりません。どうしたらSWRを下げることができますか」というある問いかけに「バリコンの耐圧と容量はどれくらいですか?」という質問がきたらその問いかけの主が「耐圧とか容量とかそういう難しいことはCB初心者なのでわかりません」とかいう答えが返ってきて、おそらく「なぜ電波が放出されるのか」もわからない人が見よう見まねで27メガ1キロワット以上の出力で運用しているのでしょう。こないだ4アマ講習で「アンテナのことを空中線というが、アンテナとはどういうものか」という問いかけに「ヘリカル」って答えた人がいて、思わずのけぞりました。普段は市販のヘリカルアンテナ使って27メガでバリバリ電波を出しているので、アンテナ=ヘリカルなんでしょうか?なんか映画で寅さんがゲームウオッチを売っていて「おばあさん、英語で電気のことをコンピューター」のエピソードを思い出してしまいましたけどね(^_^;)
 総通局職員のコメントで「市販の適法な無線機はアンテナを内蔵していて外部アンテナが必要な機種はありません」って市民ラジオのことを差すのでしたら、SONYのICB-87R(十和田オーディオ製)が製造中止になって日本にはもう市販の市民ラジオ(技適CBトランシーバ)は買うことが出来なくなってしまったんですけどねぇ、ざんね〜ん。

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