電波障害源は米海軍イージス艦?
先日、羽田空港に着陸する航空機の計器に異常が生じ、空港が5時間使えなくなった事件がありましたが、これは事後報道があまりされませんでしたが横須賀基地の艦船が発した妨害電波らしいということです。事件当日、妨害電波の発信元が横須賀であるという情報だけで、当方は「原因はイージス艦だ」というように直感しましたが、21日にも大島と新島のVORとDMEならびに館山のDMEに30分間ほど障害を与えて管制業務に混乱を来したようです。またもや我々の電波利用料で整備されたDURAS SYSTEMは今回も発信元を特定出来なかったようですが、まあこれも米軍のイージス艦が電波障害の発生源であることに間違いないでしょう。横須賀に入って機器の調整で電波を出して、今度は出港して洋上で試験のために電波を出したのにも係わらず、どこか何かの不具合があって航空機の航法関係の施設に電波障害を与えることになったのでしょうか。ちなみにDMEの使用電波は1GHzのUHF帯、VORは108〜118MHz帯のVHF電波を使用しているはずです。航空無線通信士試験の前に各電波航法支援装置の使用周波数などは覚えたはずなのに、実にならなくてすっかり忘れてしまいましたが(^_^;) この電波航法装置はもちろんのこと世界中の航空機が共通して使用する物ですから、いくら世界の大国アメリカといえども、イージス艦でこれに障害を与えることは許されることではありません。何らかの不具合があって航法支援設備に障害を与えたのなら、早急に対策を求めたいところです。
イージス艦というのはフェースドアレーレーダーで360度方向をカバーする為に四方に超強力なマイクロ波を放射し、そのためレーダー作動中に甲板に人がいると、電子レンジ状態になり人間の水分が沸騰するために非常に危険なので、甲板上は無人にさせるそうですし、鳥が止まればローストチキンになってばたりと甲板に落ちてきそうなほどの電界強度・磁界強度に達するそうです。艦内は強力な電磁波防護が施されているとはいえ、あんまりこんな船には乗せられたくないものです。後でイージス艦乗員中に脳腫瘍患者が続発する危険性だって残されていますが、今回、いままで無かった航法支援設備への電波妨害は、米軍が北朝鮮の発射するミサイル探知のため、日本海に1隻派遣しているイージス艦をシステム変更によって探知能力向上を極秘裏に図ったためのトラブルなのかもしれません。そういえば、最近発信元が日本海のロシア沿海州とされるアマチュアバンドへのノイズの混入は、こちらも、もしかしたら日本海に派遣された米軍のイージス艦に起因するものかもしれません。どちらにしても日本の電波法を以て取り締まるわけにいかない電波障害源なので、伊豆諸島近海エリアより内側でのフルパワー作動などをしないように米軍に申し入れるくらいしか対策は考えられないでしょう。とんだ受信環境クリーン月間中の出来事でした(^_^;)
| Permalink | 0
The comments to this entry are closed.
Comments