秋の移動運用
10月ともなるとさすがに秋雨前線とも縁が切れて安定した天候が続く日が多いと思いますが、彼岸を過ぎて暑さとも決別し(とはいっても10月を過ぎて真夏日を観測したところも多かったようですが)快適な移動運用の季節がやってきました。季節的にはハイバンドの伝搬がもう日本国内が日中スキップしかけていますから、7メガあたりの移動運用が多くなってきますが、こないだ話をしていて1年半も移動に行っていないと言っていたローカル局の1人が2日の日曜日に7メガの移動運用に出掛けたようでした。というのもそのローカルの信号がまったく入らないのですが、こないだコムカラ峠で一番最初に繋がった山岳運用のAさんがまたどこかの山からそのローカル局を2mメインで呼んでいるのを聞いて、移動に出掛けていることを知ったのですが、どこの周波数を聞いても入感しません。それで、こちらもQSLカードのチェックで忙しくてそのままにしてしまい、15時過ぎになってそろそろ7メガで各地が聞こえ始めた頃、そのローカル局に応答する他局の声でその局が虻田郡洞爺村から運用中なのを知りました。来年虻田町と合併して洞爺湖町あたりの名称に変わり、消滅してしまう村なので、なかなかいい所で運用していると思い、当局も洞爺村はまだ未交信地だったためになんとかそのローカル局の声をキャッチしようと試みたのですが、相手の声は聞こえども洞爺村運用局からの電波はダメでした。どうも1000メートル級の山の陰での運用のためにGWが届かないのと、同じ南向きにダイポールを張っているらしく、同じ東西に張ったダイポール同士の方向が一緒のために、お互いにサイドになって入感しづらかったのでしょうか。10月1日から合併で新しくなった二海郡八雲町にもさっそく移動運用局が出たようでしたが、こちらも捉えることなく終わってしましました。
そういえばローカルのクラブが今年は1度もやっていない移動運用も出掛けるという話をしていて、純粋に移動運用だけ行う話がいつの間にか無線そっちのけで、野外バーベキュー準備の話になってしまった事に思わず笑ってしまいましたが、秋の移動運用っていうのは無線よりも飲むこと食べることの方を主目的というか楽しみにしている移動部隊のほうが多いんでしょうね。くれぐれも移動先で得体の知れないキノコを鍋に入れ、それを食べたメンバー全員の笑いが止まらなくなり、移動運用どころの騒ぎでなくなるような事の無いようにお願いします(^_^;)まあ、ワライタケに全員当たって笑いの止まらない移動運用局と記念に交信してみたいような気もしますが(笑)
| Permalink | 0
Comments