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November 09, 2005

HEMMI No.259 機械技術用計算尺

 最近は自分がリグの前に座る時間にはハイバンドがまったく開けていないことが多く、ログブックを開いても前回の交信さえ10/17日の8J8K(新釧路市誕生特別記念局:JARL釧路根室支部)と7メガで交信したのが最後ですから、最近は無線交信ネタが全くなく、何か「計算尺ブログ」に変わってしまったようですね(^_^;) 
 いちおう試験を抱えているために交信自粛中というわけで、最近はデスクの前に座っていても2mのメインさえスイッチが入りません。交信は自粛してもブログの更新は続けているんですから何というべきか(笑)こちらは一足先に11月末に試験日を迎えますが、12月期の上級試験受験者の方々もそろそろ追い込みの時期でしょう。モールスの受信練習をする必要がないだけ、いかに時間に恵まれていると言うべきか。まあ、3アマ所持で通信術が免除になった分だけ12月期試験は大量の人が押し寄せるようですが、通信術がなくなっても無線工学と法規の垣根が低くなるわけではありません。油断しないで最後の追い込みに励んでください。
 さて、アマチュア無線日記にならなくてすっかり計算尺日記になってしまった当ブログですけど、今回入手したのは同じ8エリアは函館から入手したHEMMIのNo.259という両面計算尺です。こないだ1アマを受験する函館のFさんにNo.45Kを送ってあげたばかりなのに、同じ函館から両面計算尺のしかも複雑な機械技術用計算尺に変わって帰ってきてしまったよ(^_^;) まあ、40年代のDが付くNo.259Dとは「DI尺があるかないかの違い」ですけども、D尺の逆目盛のDI尺をどういう場面に使うのかよくわからないんですが、No.250を見る限りは三角関数系の逆目盛を直読するための尺度なんでしょう。ところがNo.259DはDI尺が増えただけではなく、裏面にあったLL尺が表に出てNo.259とは激しく尺配置が異なっているので見かけはまるっきり別物に見えます。どっちみち当方が今使っている計算用途(一番使うのは画像の拡大・縮小率計算)ではNo.259は「大根を切るために使うライトセーバー」状態ですから、こんな尺があろうがなかろうが関係ありません。見やすさ、使いやすさは別として厨房尺のNo.45系統が1本あれば事足ります(笑)
この計算尺、届いてみると滑尺と固定尺の境目の目盛が断続的に黄色いシミになっています。時代からすると滑りやすくするために手っ取り早くポマードでも塗っていたのでしょうか。さらに上の固定尺目盛がかなりずれていました。まさかこのまま使っていたのではないのでしょうが、カーソルも尺もバラバラにしてカーソルガラスは裏も表もレンズクリーニング液で洗浄。尺はミゾの部分を歯ブラシでこすってゴミを落とし、尺のセルロイド部分は粒子の大きめ酸化珪素系研磨剤入りの錆取りペーストで磨いてやると、あっという間に染みも黄ばみも全く取れて新品同様になりました。ウレタンフォームでこするよりも安全だと思います。そして再度歯ブラシで溝に入り込んで酸化珪素粒子を落として組立て、ネジで仮留めしたのちガラスのきれいになったカーソルを取り付け、上下の固定尺と滑尺の目盛がきちんと一致したところでネジも固定し、滑尺を再度外して軽く蝋引きして調整終了しました。見かけも動きも見違えるようになりました。けっこう小汚い計算尺が新品同様になるのは感動モノです(^_^;)
 ところでこのNo.259は製造刻印が HC でした。函館から来たから「函館クラブ」の略ではなくて昭和32年の3月製ということになりますね。またわたくしの生まれる前の計算尺が1本増えました。259Dは尺数が24種類なのに259はDI尺足らずの23種類です。番町皿屋敷ではありませんから別に「1尺足りない恨めしや〜」とはいいませんが、最近No.266とかNo.257とかそんな計算尺ばっかり見てきた目には、No.259であっても「何かつまらないな」なんて感じるんですから贅沢な物です(笑)まあ、「NO.250にLL尺をフルセットで備えた」っていうようなシロモノといえばわかりやすいでしょうか。No.250の表面にLL尺を全部配置するとNo.259Dの方に近くなりますが。NO.259は本来は機械技術用の高級な部類の計算尺なんでしょうが、当方「高周波」と「化学」の2枚看板なんで過分な計算尺だったかな(^_^;) そういえば3枚目の看板の「電気工事」屋でもあるので、No.255だけは一個手元にあってもいいかも。ところで、No.255D、No.259Dはすべて「DI尺が付いてDの文字が付いた」という意味なんでしょうね。他に旧品番にDが付いて新しくなった尺ってあったかな?No.257はLm尺が増えてNo.257Lになったんでした。そうするとNo.64TのTは何だったかしら?そういえばよく確かめていませんが、リコーの計算尺もNo.116がNo.116Dに変わってDI尺が加わったというような同じ品番変更のルールなのかと思ったら、両方とも最初からDI尺がありますね(^_^;) リコーの場合は単にDELUXEくらいの意味づけでしょうか。もっと穿って考えるとNo.116Dになって滑尺裏がB尺C尺まで備え、SI、TIがS、Tの順目盛に変わりましたので、いかにも裏返して使ってくれと言うばかりで、もしかしたらDuplex尺もどきのDの付番だったかもしれません(笑)
hemmi259
HEMMI No.259機械技術用(前期型)の表面拡大画像はこちら
HEMMI No.259機械技術用(前期型)の裏面拡大画像はこちら

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Comments

hi,
please send me some information,
perhaps we can change some slide rules, specially german ones?

jochen

Posted by: jochen | November 17, 2005 05:45 AM

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