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November 06, 2005

リッツ計算尺補助カーソル線の使用法

 説明書のないリッツシステム計算尺のうち、No.64とNo.74の2本が手元にありますが、計算尺書籍でも解説がみつからなかった補助カーソル線の使い方がずっとわかりませんでした。半年くらい悩んでましたが、見つけてしまえば何のことはなく、左のカーソル線と右のカーソル線を使用して出力kWとhpの換算、一番右のカーソル線をD尺で円の直径(半径でないところがミソ)に合わせると、真ん中のカーソル線でA尺に円の面積が出てくるという単にそのためだけの補助カーソルでした
(^_^;) 真ん中のカーソルと右のカーソルが1 :1.1284の関係であることに気が付いていながら、そこまでの答えが出せませんでした(T_T)
 円の面積はそれを使って円柱や円錐、球の体積なんかも計算できますからけっこう使いようもありますが、何でもかんでも国際単位でJ(ジュール)の時代になってはkWとhpの換算なんか殆ど必要とする場面はないでしょう。最近の欧州車の出力表示のカタログデータを馬力に換算して頭の中で国産車と比較するくらいの用途しか無く、今となっては圧力をパスカルに換算する補助カーソルとかそういうsi単位換算カーソルの方が必要ですね。個人的にアクリル板切って作ってやろうかしら、なんて考えたらメガパスカルとKgf/平方cmの換算はカーソル線が接近しすぎるし、熱量カロリーと熱量ジュールの換算はカーソル線が離れすぎていて左右に長大な延長目盛を作らないと実用になりません(笑)円形計算尺で熱量カロリーと熱量ジュールの値の窓でも作ればうまく行くかもしれませんが
(^_^;) と書いたらcyno_yさんからさっそくコメントが付いて、「64と74の補助カーソル線はkWとhpの変換はなくて両方とも円の面積関係のカーソル線」との指摘をいただきましたが、右の補助カーソル線の使い方は判れども左のカーソル線の使い方がまた判らなくなりました。まあ説明書も何にもない古い計算尺で、手探りで使用法を推理してゆくのも楽しいかもしれません。というのはデッドストックで説明書もなにもかも完備したプレミアム価格の計算尺に縁がない者のひがみですけど(笑)といいつつ、よくよく見て考えてみても左補助カーソル線と右補助カーソル線は1 : 1.36の関係だから、やっぱりkWとhpの換算なんじゃないの?(^_^;) さらに判らなくなってしまいました。
 ところで、うちのNo.64が以前PCコンクリートの鋼線屋さんの研究室で使われていた理由というのは、常に鋼線の直径から断面積を出して強度や張力などの強度計算をするのにリッツの補助カーソル付きの計算尺が都合が良かったからなんでしょう。適材適所といいますか、当然の事ながら計算尺は仕事の内容によって選ばれたものだったようです。

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Comments

はじめまして、cyno_y@計算尺マニアです。このページは計算尺でググるとよく引っかかるので、たまに見に来てます。

HEMMI No.64、No.74の補助カーソル線ですが、純正であれば左右両方とも円の直径と面積の換算用で、馬力(PS)とkwの換算機能は無いはずです。

計算尺について疑問等があれば、計算尺愛好会のページ
http://www.tok2.com/home/kim/
にある掲示板、あるいは同ページからリンクしている計算尺MLで質問されることをお勧めします。

じぇいかんさんほど濃い方(失礼)であれば、きっと歓迎されますので、参加をお待ちしています。

Posted by: cyno_y | November 06, 2005 10:00 PM

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