更に3アマ養成講習各地で続々と…
8エリアでは10月30日までに終了した講習を含めて、現在発表されている3アマ短縮養成講習が12箇所もあります。さらに旭川と天塩は1ヶ月内外のうちに60人定員の講習の「裏が返される」(って言葉は落語の郭話に精通していないとわかんないかな?)っていうんですから、旭川はいいとして天塩で2回目っていうのはおったまげました(@_@) N講師が一度天塩に4アマ講習で出張したとき「電気のでの字もわからない漁師さんばかりで、やっている最中も不合格者を何人出すか、そのことばかりで気が気ではなかった」なんて言ってましたけどね(^_^;)
当然、まだ発表されていない3アマ講習があるのでしょうからこれだけで済むとは思いませんが、他のエリアでは講習予定がそれほど組まれていないのに、なぜ8エリアだけこれほどまで3アマ短縮講習に人が群がるのか、どうも理解に苦しみます。8エリアのアマチュア局免発給枚数が現在約4万8千枚ですが、移動する局と移動しない局の2枚以上局免をうけている局も多いわけで、約4万局くらいが4アマ局と仮定しても3ヶ月で1000人に迫ろうという人数が3アマ講習に参加しようと言うのですから、その過熱ぶりたるや「1アマ試験から和文が無くなった」どころの騒ぎではありません。それもやってくる4アマ局の殆どが 2m/430にしか出ていない局だっていうのですから、電信を始めるとか18メガに出るというようなメリットは全くなく、単に移動局の上限の「50W許可」が欲しいための講習参加という話です。
よく無線機屋に「出力が倍になったら電波の届く距離も倍になる」と思って無線機を買いにやってくる4アマ講習修了者がいますけど、その乗りで3アマ講習を受けてモービル50Wになり、「全然飛ばない」なんてクレームがこないか心配ですけど(笑)
おそらく昔の電信級の操作範囲のように、3アマの出力が4アマと同じで単に電信に出られるか出られないかの違いであれば、どこの講習でも口コミで一度に定員が埋まるようなことはなかったんでしょうし、果たして短縮講習自体が8エリアで成立したかどうかも怪しいです。まあ、3アマモールス試験撤廃に政治的な匂いを感じてしまうのは私だけではないでしょう。8エリアに限っては明らかに3アマ講習は4アマ講習より需要があるのですから…。その短縮講習で大量に輩出される新3アマ諸氏をJARLに入会させて、アクテイブにさせて行き、強いてはJARL活性化につなげていく事なんか出来るんでしょうか? 本来だったら続々と輩出される新3アマを教導するためのガイドラインをJARL自身が示さないといけないんですよ(^_^;)
まあ、無線機業界を始めとして、この3アマ講習によって数千の新3アマ合格者が増えると言うことはビジネスチャンスと捉えているところも多いのでしょうが、夢よもう一度で無線機特需に拍車が掛かるかどうかは疑問です。対象は4アマ所持の開局者が多いのでしょうから、その何割が50W化での買い換え対象になるでしょうか?HFをやっている人に関してはすでに公称10W実質100W化が完了している局も多いと思われますし(^_^;)
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