上級試験近づく…
上級アマチュア無線技士試験2週間前にして、こちらのほうは別な試験を早々に札幌で終わらせました。まあ、あと2週間もありますから皆さん楽勝でしょう(笑)1アマは自分も最後の2週間で複素数のからむ計算とキルヒホッフの法則絡みの閉回路計算をマスターしたんだから最後まで捨てないで完全マスターしなくては。複素数絡みのインピーダンス計算やキルヒホッフの閉回路の計算は今後電気とつき合う限りは「避けて通れない」項目で、たとえ2種電工の筆記でさえもその試験範囲に入ってきますが、1度マスターしてしまえば、あとは電験3種だって恐くない。かもしれない(^_^;) あとデシベルの計算ですが、計算尺いじくり回していたらこんなもの簡単にわかりますよね?まさにデシベルの計算は「足し算」です(笑)論理回路とそれが複数組み合わされた出力を選ぶ問題も、それぞれ分岐点に現れる出力を入力と同じ真理値表にして解けば訳ありませんが、なかなかアマチュアレベルで論理回路の組合せがどうのこうのという知識を使う事自体が少ないと思いますので、デジタル回路設計にでも携わらない限りは無駄な知識の要求ではないかと…。
ところが、一足先に自分が受けた試験というのが論理回路や論理式、ベン図なんかの問題がかなりのボリュームを占める試験でして、今の人なら高校の数学で一通りやって来たことなんでしょうが、デジタルという概念がまだ高校数学に取り入れられていなかった我々の世代はプール代数もベン図も取り扱ったことがなく、思考自体がアナログなもんで、ここいらの考え方がまことに不得意な分野で、論理和、論理積がなぜベン図にするとそういうようになるのかという事がなかなか理解できないでいましたし、今でもかなり怪しい状態です(^_^;) 論理回路の解説書でも購入して徹底的にマスターしなければいけませんな。
そういえば一時期首都圏の本屋店頭から姿を消していた1アマ既出問題集が10月5日付で2版が出ていたようでした。それで何とか全1アマ受験者に行き渡るほどの数が店頭に並んだようですが、通常の3倍の数が必要だったわけですから足りないというのは正に異常事態だったのでしょう。1アマ既出問題集が平積みされていた隣に大学受験用物理参考書で通称「橋元の物理をはじめからていねいに…」とかいうものが並んでいて、本屋のコメントカードが付けられ、それによると「1アマ試験はかなり高度な電気物理的な計算能力が必要ですが、基本的には高校の物理をマスターすることで楽に解くことが出来ます。この参考書は1アマ試験の内容を理解したい人にお勧めです」ということで、なかなか的確なコメントであり、もしかして1アマ持ちの店員さんなのかしら? 大学受験用参考書として累計100万部近いベストセラーだっていうんですが。でも内容はなるほどと思わせる物があり、完全初心者向け電検三種の基礎解説書よりぜんぜんわかりやすそうなものでした。12月期試験で「失敗」したら、既出問題を眺めるだけではなくこんな参考書も使ってみた方がいいと思いますがね。
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