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December 31, 2005

八戸漁業無線局のモールス符号

 ラジオの「行く年来る年」で珍しく八戸の青森県無線利用漁業協同組合(JFS)が年賀電報を取り扱うシーンを放送していたのですが、「CQ CQ DE JFS」と繰り返し打ってる符合の短点長点が独特の長さで、長点が思いっきり長いので、アマチュアでこういう符合を打たれたら思わず応答するのをためらうようなモールス符号でした。アマチュアでもこういう符合を打つ人がいますけど、この長点が思いっきり長めの符合っていうのは漁船と漁業無線局との間でよく交わされる独特の符合ですな
(^_^;) 実はこの八戸の通信士さんが実際にモールスを打つ映像をみたことがあるのですが、使っていたキーはHIMOUNDのバグキーBK-100でした。それもキーイングでキーが動かないように英語の辞書をその上に載せて使っていましたが、こちらもなかなかバグキーで短点長点が正確な符合を打つのが上達しないのに、こういう符合だったら簡単に打てますわ(笑) まあ、空電バリバリの時は長点を長めにして短点とはっきり区別が付くようにこういうモールス符合を打つようですが、電電公社からNTTになった銚子のJCSの通信士はこんな記号は打ちませんでしたよね?モールスによる電報の取扱はこの衛星通信の時代になっても大西洋で操業するマグロ漁船やニュージーランド沖で操業するイカ釣り船などから250通も取扱があったそうです。いまでも漁船に乗っている通信士がいるんですねぇ。商船からはとっくの昔に専門職の通信士はいなくなり、航海士が3海通を取って兼任してますが。


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