仲間を引きずり込む3アマ講習
地元で11月20日に開催された初の3アマ養成講習は58人誰1人としての不合格者も出さずに全員合格という事になりましたが、次回は1月29日日曜日に第2回目の3アマ養成講習が開催されます。前回は少しでも運用の現状に近づいて欲しいようなローカル4アマ局が、何らかの理由を付けて殆ど参加せずに早々に遠来のトラック運転手で予約が埋まってしまいましたが、次回の講習はローカル局も少なくない人数がやってくるような話です。というのも1回目の講習を受けた人間がどうやら仲間を盛んに誘っているというか引きずり込んでいるようで、開局2年目くらいの地元クラブに所属しているトラ運が、開局8年目くらいの4アマのクラブ先輩に対して3アマ講習がいかに簡単かということを自慢げに話するわするわ。携帯メールでこんな問題が修了試験に出たなんて送ったりして、大人だからあからさまに態度には出しませんが、自分が3アマを取ったというアドバンスを強調したくてたまらない様子で、聞いていてこっちが恥ずかしいくらいでした(^_^;)
免許状144/430のFMだけで、3アマ取ってどうするのって突っ込みたいくらいでしたが、やっぱり4アマ集団の中にあっては3アマになることにかなりのステイタスを感じる人が現実に多いようですね(笑)まあ、そのコンプレックスをうまく利用して各地で大盛況なのが3アマ短縮養成講習なんですが、今回の58名全員合格ということは、8エリア過去数年間における平均の年間3アマ合格者数より1回の養成講習で輩出される3アマのほうが遙かに多いというわけです。全員、3アマは前から欲しかったけどモールスやる気も覚える気もなく、まして試験なんか受けたくないっていう人たちばかりなんでしょう(^_^;) でもこのトラ運氏、モールスは事前に全部覚えたって言っていたな。
そういえば当方が受けた4アマ講習以降に地元講習会出身者で3アマを試験で受けて現3アマになっているのは当方含めて2人だけです。その1人というのがコンテストで当方がちっとも敵わない相手なんですねぇ(笑)彼の場合はCWがやりたいから3アマを試験で取ったという話ですが、彼がCW打っているのは聞いたことがないな。それでも25文字/分の通信術とはいえ、現上級アマと同じ通信術をこなしたんですから、3アマを取得するにしても法律が変わって短縮講習に通信術も無くなったから3アマを取得するという人の志とは違うでしょう。今回、彼が2アマもしくは1アマまで受験するのかどうかはわかりませんが、たぶん酒飲まずに勉強に専念しろといってもむりな性分だと思われますが(笑)
ところで、当方の場合は何で3アマを取り、その後半年で2アマ1アマまで取ったのかよく考えてみると、別にCWがやりたかったとか、運用上有利だとかどういう動機じゃなかったような気がします。単に「資格が欲しかっただけ」かもしれません。そうすると志としては3アマ講習に群がる人たちとまったく変わりませんな(^_^;)
でも少しだけ言い訳させてもらえば、出力とか周波数の制限を受けるのがばかばかしいと思ったからで、早く「アマチュア無線局の操作」だけの操作範囲の資格になりたいという事のファーストステップが3アマ取得だったのかもしれません。また、30年前に中学の同級生達が、電話級を取得した後に間をおかずに電信級を取得していた姿を見ていて、正しいハムはこうあるべきという固定観念があったことも動機の一つかも。そんな訳で自分が3アマであった期間というのはたったの2ヶ月間だけでした(笑)
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