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December 03, 2005

時計の修正

 アマチュア無線局から業務日誌と時計が無線局運用規則上の備付け義務から消えてからかなりの時間が経ちましたが、業務局では相変わらず業務日誌と時計は備え付けなければならないもので、その中でも時計は1日1回は正確な時刻に修正することは無線局運用規則の中で定められております。ところが、時計を見ながら紙ログを付けるのならまだしも、最近のアマチュア局はコンピュータログソフトを使ってログの記録からQSLカードの発行までをこなす局が多いのですが、届くQSLカードの中には交信時間と20分ずれているカードはかわいいほうで、中には2時間以上も交信時刻がずれているカードがあります。原因はコンピュータのクロック修正にあまりにも無頓着で、おそらく導入してから一度も時刻の修正をしていないというのが原因なのでしょう。コンピュータの内部クロックはクオーツ腕時計同様に水晶発振子の基準発振周波数に依存して時刻を刻んでいるのでしょうが、時計と違ってその精度は発振周波数の違いからか、時刻を刻むのが専門の時計と比べると精度的にかなりラフです。コンピュータログを導入することは一向に構わないのですが、正確に内部時計を修正しておかないと、とんでもない交信時間が記録されてしまいます。便利ばかりでコンピュータに依存しずぎると、落とし穴が待っているという見本であるばかりではなく、いくらアマチュアが「時計は1日に一回正確な時刻に修正する」という義務が課せられなくなっても、移動運用に出掛ける前くらいはロギング用コンピュータの時刻を正確に修正したいものですし、「電波時計機能付きパソコン」なんかが出てくれることを期待してます。当方、移動に出掛けて紙ログを書く場合はクオーツの通称19 SEIKOという鉄道懐中時計を使ってまして、この時計は放ってあっても1ヶ月でだいたい4秒くらいしか狂いません。機械式の鉄道時計も持っていますが、こちらは毎日同じ時間にゼンマイを巻いて、日差で10秒狂うかどうかというレベルです。そういや一度年号が1900年のカードをもらった事があったような(^_^;) パソコン内部クロックバックアップの電池も切れていたのでしょうか?(笑)

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