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February 20, 2006

親子ラジオ製作教室

 支部のイベントに合わせ、従来は地域の電波適正利用推進員によって行われていた「親子ラジオ製作教室」を今回は独自で行わなければいけないため、半田ごてその他の安全管理の手伝いとしてこの親子ラジオ製作教室に参加してきました。いつもは部品点数の少ないゲルマニウムラジオを作ってもらうのですが、我が町は電波的には札幌か室蘭の電波を受けている弱電界地域(ラジオの中継局はあるようですが)のため、電波そのものを検波してクリスタルイヤホンで聴くゲルマニウムラジオでは感度的にちょっと厳しく、今回は3石トランジスタラジオでスピーカも直接鳴らせるようなものです。ところが部品が増えたために半田付けの箇所がとても多くなり、今までと比べものにならないくらいの手間がかかることが予想され、どうなるか危惧したのですが…。
 今回は新聞による告知が一度出ただけで、前宣伝の手段がなかなか無くて、集まった子供は7人。下は幼稚園から上は小学校3年くらいの子供たちです。科学センターで工作教室などに行ったことがある子供以外は半田付けなども初体験で、半田を溶かしたときに発生するフラックスの煙を嫌がり、半田付けしながら顔を背けてしまうような子供もいました。まず部品の数を確かめて説明書の図どおりにプリント基板に部品をはめ込んで行きます。これが子供にとっては意外と根気の要る作業だったらしく、抵抗のカラーコードを読みとりながら所定の場所に部品をはめ込む作業でもう幼稚園の子供は根気が続かずアウト(^_^;) 代わってそこだけお母さんのラジオ工作教室になってしまいました(笑)部品の足をまず基板の穴位置にあわせて曲げるのが難しかったらしく、特にトランジスタの3本足をはめ込むのに苦労していた子が多かったようです。そして部品をすべて基板にはめ込んだところで半田付け作業に移りますが、こてを部品の足に近づけてそこに半田を当てて素早く溶かすと教えても、どうも皆こてに半田を押し当てて溶かしてそれを左官屋さんのように塗り込めるという半田付け作業から脱却できません。盛大にイモ半田になり、隣のランドまでくっつけてしまうようなことを繰り返しながら、アンテナ線と電池ケースならびにスピーカを取り付けていちおう形になりました。試しに音が出るかどうか外から引っぱってきた誘導電線にラジオのアンテナ線を巻き付けて試して見ます。音が出た子もいれば、音が出なくて手直しが必要な子もいましたが、自分が組み立てたラジオから最初に松任谷由実の歌を聴いた女の子は特に新鮮な感動があったようでした。
 今どきラジオは100円ショップに行けば買えるような時代になりました。それでも100円で「当たり前」は買えても「感動」はなかなか買えるものではありません。自分で組み立てたラジオから音が聞こえた事に対する新鮮な驚きと感動を体験してもらっただけでも、大変に良い行事だと少しラジオ製作教室を見直してしまいました。
 ラジオの組立だけではなかなか子供に無線というものを認識してもらえませんから、今回は全員に特定小電力無線機を1台ずつ渡して、2班に分かれて交信してもらいました。トランシーバを渡してこうやって交信するということを教えただけで全員テンションが上がってハイになり、まあ、PTT押したまま離さない子はいるわ、下ネタトークの子はいるわで、無秩序運用に陥ってしまいましたが、トランシーバの交信で相手の声が聞こえてくるのがよっぽど面白かったらしくて、幼稚園の子供なんか帰り際まで「面白かった、面白かった」を連発してましたので、ラジオ製作よりこっちのほうに感動した子の方が多かったのだったら本末転倒(笑)
 んで、トランシーバ遊びが終わったらしっかり「無秩序に電波を使ったら今みたいに収拾がつかなくなるから、世界で規則を作ってそれに従い、みな免許を取って運用している」ということと、「免許が無くて使って良いトランシーバはこういう郵便マークがシールで付いている無線機だけだよ」ということだけは、しっかり話をしておきました。これで電波を出す方の興味から理科離れの現在でもアマチュアの免許を取る子が出てきてくれるといいのですが…。

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Comments

今晩は。
自分で何かを作ると言う事はとても大事だと思います。まず、どんなに簡単そうに見える物でも、いざ自分で作ろうとすると結構難しかったりします。そうすると、自分達の身の回りに在るちょっとした物もちゃんと誰かが作ってくれた物というのが分かり、大事にする心が育つかなと思います。
金属の板に丸い穴を開けるのは比較的簡単でも、四角い穴を開けるのが大変だ、なんてのは自分で遣ると直ぐ分かります。そうしたら、色んな物を見て、この形の穴はどうやって開けたんだろうなんて方向に興味が発展していくかもしれませんね。

Posted by: JJ0KTX | February 21, 2006 11:29 PM

じぇいかんさま
こんばんは!

“親子ラジオ製作教室”という言葉につられて最後までしっかりと読みました。
私も子どもと参加のイベントでハンダつけを生まれて初めてやってみたのですが、結構楽しいですね。
ただ、私の場合仕組みがわからず組み立てているだけなのであまり内容はないのですがそれがきっかけで試験を受けることになり、晴れて先日電波デビューをしました。
といっても・・・。相手が決まっての試し発信だったんですけどね。汗;。

大変でしたでしょうがじぇいかんさんのご苦労を後から感謝される方がきっと出てこられますよ。
(^O^)/


Posted by: カスタードpurinn | February 21, 2006 12:10 AM

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