FT-101ZDSをもらった人
地元のアクティブで1月末に講習で3アマ取った人がFT-101の中古機をQRTしてしまった知り合いからただで貰ってきたということで、現役FT-101ZD使いの当方としてもうらやましいと思って話を聞いていると、どうもコリンズタイプのダブルスーパー方式FT-101Eまでとシングルスーパープリミックス方式のFT-101Zの根本的な違いがわかっていないようで、扱い方を教えたOMもコリンズタイプのFT-101までは散々いじったのにZは扱ったことがないようで、終段は6JS6Cだなんて教えたらしく、教えて貰った本人も終段管確保でGEの6JS6Cに手を出そうとしていたくらいですからあぶないところでした。本人、ファイナル1本のままで50W化して保証認定受けるなんて張り切っているようでしたが、今となっては50W改に必要な100W機の電源部分、フアンなどを部品で手に入れるのもなかなか高く付くので、100W機を50Wに改造したほうが楽なんですけどねぇ(笑)プリミックスの局発基板の水晶を特注品に換えるとあぶない周波数が出る事も知らないのでしょう(^_^;)話を良く聞くと昭和55年に入ってからのFT-101ZDS最終型らしく、ノッチの付いているタイプのようで、それだけは何となくうらやましい。でも本人はFT-101EとFT-101Zの区別もわからないから、年代別のFT-101Zにどれだけのパターンモデルがあるのかがわかっていませんでした。初期のWARCナシAMナシのZと中期以降のAMポジション付きZの中身の違いを知ったら驚くかな?(笑)無線歴10年以上の人なんですが、当然真空管機の時代を知らずに無線に参入したわけで、LOADとPLATEのチューニングを取るという意味がわからず、更に「オートチューナも付いていない」などと文句を言っていました。たぶん「周波数がドリフトして使い物にならない」といって、シャックの飾りになってしまうのがオチでしょうか?(笑)
しかし、当貧乏電波研究所のように「HFは真空管機しかない」というほうが今となってはおかしいのでしょう(笑)でもこれには自分なりの論理があって、同級生がアマチュア無線を始めるときに見せて貰った電話級試験問題「回路の合成抵抗合成容量を求める」計算が理解出来なくて、それで4アマを取得するのに30年掛かったため、免許を取得した今ではその30年前の無線設備でスタートさせることからアマチュア無線を始めようと思ったからでした。その30年の空白を最初から体験するには、真空管のアナログリグを使い倒さなくては昔の事は語れません。また、30年前の無線設備からスタートして、それから新しい無線設備に移行していったほうが新鮮な感動が味わえるのではないかと思ったことも確かです。でも、1アマ取得してからもすでに3年経ったのだから、そろそろトランジスタファイナルのデジタル機に移行しても良さそうな頃なのに、いまだに無線設備はアナログ真空管機から進化なしです(^_^;) コリンズのフルラインはともかく、リレーの接触不良に悩まされることはわかっていてもFT-102が欲しいのですが、未だ果たせず(T_T)
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