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March 23, 2006

古いハンディ機 ALINCO DJ-500SX入手

 ハンディ機というのは4アマを取得したらとりあえず局免を取得するために購入するという需要が多いためか、けっこう古い中古機でもいい値段がしてしまいます。当方も従免を取得後にまずコールサインを得るため最初に購入したのはもったいないと思いましたが出たばかりの最新のハンディ機でした。また、最近の広域帯受信機能付のハンディ機はアマチュア無線の免許を持っていない受信マニアの間でも使われているようで「広域帯レシーバーよりどうせ買うんだったらトランシーバのほうがいざと言うときに役に立つ」とか「いざというときの遭難通信は免許が無くても合法」などという誤った法律認識で非免許所持者の間にも流通しているのがハンディ機の現状らしいです。そんなこんなでIC-02とかIC-03のすでに20年以上経過しているハンディ機を除外すると、完動品を3〜4千円で入手するのは難しく、144/430のデュアルバンド機だとさらにいい値段がついてしまいます。なにせ最新ハンディ機のリチウムイオン電池が8,500円もする時代ですから、それでも安いほうなのかな?
 というわけで、コールサイン取得の為に購入したハンディ機はその後ラジオの代わりとしてしか使われず、144/430の交信の方は専ら固定設備としてのモービル機しか使用していませんでした。ところが山岳運用の達人HさんがJ型アンテナとハンディ機だけ持って山に登り、山頂から相当遠くまで電波を飛ばしているのに影響されて、いつかは山の上からハンディ機で運用してみたいと思ってJ型アンテナを作ったのに、モービル移動運用で一度威力を確認したのみです。また、第一送信機として鎮座する我がハンディ機は電池が高いので数を用意するわけにもいかず、リチウムイオン電池だと5Wのフルパワーが出るのに、乾電池パックだと500mWしか出力が出ません。そのため乾電池でそこそこ出力のある昔のハンディ機で、出来ればデュアルバンドのものが適当な値段であったら1台欲しいと思っていたわけです。乾電池が使用できるということは重要なことで、地震で停電になった場合にはリチウムイオン電池の充電は出来ません。単三の乾電池だったらどこの家でも多少はストックがあるでしょうし、いざ地震災害の最中でも入手が出来ないことはありますまい。非常通信機材としてのサバイバビリティーの面でも電池で動くハンディ機を備えておくことは、けっこう重要かもしれません(^_^;) 数年前、アフガニスタンでタリバンの武装組織がアンテナが折れかけたような日本のアマチュアハンディ機で連絡を取り合っている映像を中東のアルジャジーラTV発で見ましたが、彼らのハンディ機も充電式のリチウムイオン電池内蔵だったら役にたたなかったでしょう。アフガニスタンの山の中のどこにもコンセントはありません(笑)
 そこで入手したハンディ機がアルミ梯子屋さんのDJ-500SXというデュアルバンド機で、入手価格はたったの2,300円也(^_^;) アルインコの無線機はけっこう縁がありまして、シャックで使っている430のFMモービル機と車に積んでいる144/430のモービル機もアルインコ製です。なぜうちはアルインコが多いのかというと、それは「安い、そこそこ感度がいい」からに他なりません(笑)でも新品買うお金があったら他のメーカーのものを買っていたでしょうし、予算的に合致したのはアルインコの中古機しかなかったというのが実状です。アルインコのリグは壊れやすいなどということを言う人がいますが、うちのは酷使しても故障など来したことは一度もありませんでした。
 このDJ-500SXの発売は昭和63年秋くらいだと思いますのでもうすぐ18年選手です。カタログモデルはあの大路瞳さん(笑)このCIRFOLKシリーズっていうのがずっと大路瞳さんがキャンギャルを勤めていたので、何となくこのCIRFOLKという愛称には親しみがあります。アルインコとしては初のデュアルバンドハンディだと思いました。スタンダードでいうと名機C500の対抗商品です。その後スタンダードからこれも名機C520が出て、アルインコではDJ-560SXにモデルチェンジしますが、C520は表面実装コンデンサの部品不良で今となっては部品交換をしなくてはまともに作動するものも少ないのに、未だに高値で取引されているのに比べ、まったく影の薄いのがアルインコのハンディ機です。そのおかげで機能とデザイン的には多少スタンダートの古いデュアルバンド機に見劣りはしますけど、値段が安いのと検索に引っかかりにくいので2,300円などという値段で入手することも可能なわけですが(笑)
 このハンディ機は車屋さんの処分品の中から見つけたもので、売り主が無線家ではないためにいちおう動作するみたいだけど保証の限りではないということを承知で入手したものです。届いてみると煤けているように汚れてはいましたが、傷も少なく経年変化の割にはそこそこきれいな感じ。そこで電池ケースに単三の乾電池を6本詰め、電池ケースを本体にセットすると電源が入るようです。純正のアンテナではなくダイアモンドの広域帯受信機能付きフレキシブルアンテナのRH701が付いていました。これだけでもまともに買ったら3,650円です。ダミーロードを装着して出力ローで送信し、そばで別の受信機を動作させるといちおうFズレも無く電波が出ていることが確認できました。また、ローカルでCQが出ていたためにケンウッドのTH-F7と受信感度を比べてみると、アンテナが若干長いせいもあるかもしれませんが、こちらのほうが受信感度が良いのには正直驚いてしまいました。また、30キロ先の隣町の中心部から50WのTS-2000を使ったCQが出ていたのですが、TH-F7はまったく聞こえませんが、このDJ-500SXはRS51くらいで2階の室内から聞こえるんですね。何か4万円近く払って入手した現代のハンディ機が2,300円で入手した古いハンディ機に感度で劣るのは納得いかないような気がしますが、広域帯受信機能と二波同時受信などという高機能で肝心のアマチュア帯の感度が犠牲になってはしかたがありませんな(^_^;) ということで、意外に感度が良かったのは思わぬ誤算でしたが、実際に交信に使用してみたい意欲がわいてきましたので、さっそくTSS経由で変更申請出しておきましょう。
 そういえば最近、FRS並びにGMRS以外に130〜170メガ帯及び400〜470メガ帯のオフバンド送信可能なモトローラのハンディ機がネットで平気で売られるようになりました。この手のハンディ機が日本中に蔓延すると、おそらく消防波や救急波その他の業務無線に混信を与える違法運用が急増すると思われます。それらモトローラ製オフバンドハンディの販売対象はFRS及びGMRS同様に電波法に違反しているという意識がない「アマチュア無線免許を持っていない一般の人」です。悪いことに今回のハンディ機を使用すると「電気通信業務又は放送の業務の用に供する無線局の無線設備又は人命若しくは財産の保護、治安の維持、気象業務、電気事業にに係わる電気の供給業務若しくは鉄道事業に係わる列車の運行の業務の用に供する無線設備を損壊し、又はこれに部品を接触し、その他其の無線設備の機能に障害を与えて無線通信を妨害したものは5年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金に処する」という罰則を食らう混信を与える周波数帯の無線機ですから、もし、それらの周波数帯に障害を与えると今回は「指導」で済むというわけにはいきません。最低でも「不法開局」の罪に問われて即検挙ですから、こんな恐ろしいものに手を出さない方が利口です。

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