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April 30, 2006

第48回オールJAコンテスト

 4月28日21時より翌29日21時まで例年通りJARL4大コンテストの一つであるオールJAコンテストが開催されました。このコンテストは50メガよりも下の主に短波帯で行われるコンテストですので、144/430の2波しか割当を受けていない局には残念ながら参加出来る部門がありません。そのために7月には6m & Downコンンテストと呼ばれるVHF/UHFからマイクロ波までを対象として行われるコンテストが別途に用意されています。
 主に短波帯で行われる競技ですから参加する部門を選ばないと高得点を稼げないようになっており、我が8エリアではGWの届く距離の人口密度が極端に低いために、Eスポなどの電離層伝搬に恵まれない限りはハイバンド部門は1エリアあたりに比べて「圧倒的に不利」な状況だと思います。とはいっても7メガ以下ではあの狭いバンド内にコンテストコールがうなりを持ってこだまし、POORな無線環境であれば高い主力と圧倒的にゲインのあるアンテナを持つ局にかき消され、強力局のカブリでCQを出す声が届くかどうかも怪しいほど(笑)こないだ6エリアの局から垂直アンテナと4エレのアンテナの両方で14メガの電波を送っているのをワッチしましたが、同じ100Wでも4エレのビームは突き抜けて電波が届きます。これで他の局にどの程度うちの電波が聞こえるかわかったような気がしましたが、結局相手のアンテナの性能で取ってもらっている部分が多分にあるのかもしれません。但しハイバンドのEスポ伝搬になると、アンテナの性能差は変わりなくなりますが。3年前に50メガFMで福岡のハンディアンテナの局とうちの垂直アンテナで交信したこともあります。ということで、ローバンドで呼びに回るだけだと高得点を得ることも望み薄で、ハイバンドがスキップして国内に電離層伝搬が難しいとなると、昼間では14メガしか残っていないことになります。ところが未だに14メガは上級バンドとして初級ハムの人には開放されていない周波数帯のために、コンテストといってもだいたいいつも同じコールサインの局が集まっているだけで、通りすがりの局がカード欲しさにコンテストサービスしてくれるわけでもなく、高得点を取りうるバンドではありませんが、比較的に空いている事と、さほど大電力、高利得のアンテナが必要な訳ではないので、当貧乏電波研究所でもCQを出すことが可能な貴重なバンドかもしれません。14メガあたりの今時分の伝搬は、朝の7時ごろに沖縄から九州の南端が開き初め、次に九州北部から中国西部、四国あたりから3エリア、2エリアが開くのがパターンです。ここ2回ばかりのオールJAは1エリアが広範囲に開くことは珍しく、神奈川の西部あたりまでというのが多かったような感じがします。今回のオールJAに限ってはスキャッタの影響か、何と福島県の南部からも応答をもらい、1エリアも広範囲に開いて混信してCQを出す場所もなくなった程でした。そのために全体としては例年にない高得点の激戦勝負とでもいえるような14メガの状況でしたが、そのおかげでこちらは早々にCQを出す場を失って早く応答に回ってしまい、昨年よりマルチはそこそこでも局数が減ってしまって1,000点も得点が減ってしまいましたが(^_^;)
 例年通りスタート時点では6エリアのCW信号が微かに聞こえる程度でしたので、夜明を待ってスタンバイ。6時に真空管に火を入れ、アナログVFOを安定させます。例年では6時頃には6エリアのCW信号が浮き上がってくるはずなのに、今年は昨夜聞いたくらいの信号強度のまま。なんかこのまま交信エリアが北上しないまま終わってしまうのではないかと危惧していたとき、石垣島の局のコンテストコールを認めてコールバックし、コンテストナンバーを交換、時に6:48でした。でもこの局以外はまったく聞こえません。試しにCW帯をワッチすると鹿児島の局のコンテストコールを認めましたので、バグキーを使ってコールバック。時に6:58でした。その後10分くらいバンド内をワッチするも、DX以外の局が聞こえません。ここで一旦諦めて取る予定でなかった朝食のために下に降りてしまいました。
 再度7:48ころにQRVすると九州全般、特に長崎と宮崎のあたりがよく開いたようで、まず鹿児島の局にCWで応答を入れ、コンテストナンバーを交換したのち、SSB帯でCQを開始すると、宮崎・長崎の局からコールバックがありました。とりあえず今回もいける感触を得てさらにCQを出すと8のコールが微かに聞こえるので応答を入れると市内の工業高専の無線部でした。この高専の校舎とは、山が遮ってGWが届き難く、さらに向こうのビームが南に向いているんでしょうからサイドでの交信でしたが、何とかコンテストナンバーを交換して交信成立、貴重な地元のマルチとなりました。その後3エリアや2エリアからも呼ばれるようになり、8:30程にはついに1エリア神奈川や千葉の局からも呼ばれるようになりました。1エリアが開けてくると交信局数飛躍的に増える可能性が出てくる半面、混信が激しくなってしまいます。6エリア局から同じ8の局と混信しているとの指摘でやむを得ずバンドエッジまでQSYするも、ここも混信が激しくなり、9:00をもって一旦CQを中止し、聞こえる局の応答に回ってしまいました。ここで諦めてしまったのが交信局数を稼げなかった一つの原因です。ということでコンディションが良いということも貧乏無線局にとっては良い事ばかりでないような気がしました。1エリアの局が多数聞こえずにCQを出し続けたらいったいどうなっていたんでしょう?こればかりは「if」の世界ですからわかりませんが、昨年並みのスコアはあげられたかな?
 その後丹念にCWの局を拾っていきましたが、手打ちの局で3桁のコンテストナンバーの存在が認識してもらえずに「NR?」をうち続けられた局が2局ほどあります。おそらくその人の認識では北海道は一番北だから「01」という意識しかなかったんじゃないでしょうか?あと、今回初めてコンテストでBK-100というハイモンドのバグキーを使いましたが、午後から14メガに出てきた福岡の局で漁船上がりの通信士風のCQの一発目の長音が極端に長くて、あちこちで長音を引きずるバグキー独特の打ち方をしている局がありました。この局の符合は最初の内まったく取れませんでした。あとになって少しゆっくりした歯切れのいい符合を打つようになってコールバックしてくる局が出てきたようですが、このバグキー裁きが自己流での所作としたら「エレキーを使え」といいたくなるような
(^_^;) バグキーであろうと複式電鍵であろうと、他人が理解できる正確な符合を打ってこそのモールス交信です。偉そうな事言ってますが、当方もまだまだバグキー裁きは短点から長点への間隔が不揃いで、相手からは聞きにくいかもしれません。もっと使って感覚的に「慣れろ」でしょう。八戸漁業無線局の通信士さんと同様にBK-100の上に英語の辞書を上げるとちょうどいい重しになります。
 午後になっても1エリアはCWもフォーンも聞こえ続けました。昼間14メガの伝搬が良いときに他バンドからQSYしてきたマルチバンド参加者をタイミング良くつかまえられればもっと局数を稼げたんでしょうが、結局昨年よりも局数もマルチも減り、得点で1,000点もマイナスという結果でした。でもまあ、「参加することに意義がある」4大コンテストは今年も時間が許す限りは得点に関係なく参加するつもりです。14メガのコンテスト参加局がほぼ固定的で、その声や符合を聞くだけでもお互いに健在ぶりがわかって楽しいですもの(笑)
 そういえば前回の12月期試験であれだけ1アマ2アマが増えたのだから、今回14メガバンドではさぞかし多くの新しい局と交信できるかと思って期待していたら、14メガで交信履歴のない局は殆どありませんでした。もっとも2アマで交信していて前回1アマに昇格した局については調べようがありませんが(^_^;)

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