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April 11, 2006

替え玉受験

 上級アマ試験で以前替え玉受験が判明し、どういう罪状を食ったのか忘れましたがおそらく執行猶予付き有罪の私文書偽造の罪と行政処分として従事者免許を取り消され、以後しばらくは電波が出ていなかったのではないかと思われます。ところが前回12月の上級アマ試験から3アマ所持で通信術が免除された為に、以前の試験にくらべると何倍もの受験者が押し寄せ、会場が分散したこともありチェックが甘くなったことから替え玉受験が紛れ込んだのではないかという、おそらく根も葉もない噂の類でしょうが、そんな話がありました。その手口というのはいろいろなトリックが考えられますが、ここであれこれ書き込むと模倣犯が生まれそうなので控えます。要するに必ず2人1組で解答用紙提出時にわからないように解答用紙をすり替えて提出するのですが、大人数で一斉に解答のマークシートを提出して退出するときにいくらでも二人で受験番号を書き換えたマークシートをすり替えるスキも出来ますし、おそらく他人の受験番号のマークシートをそのまま提出してもわからないでしょう。この二人一組でマークシートをすり替える手は、以前の他人になりすまし受験より発覚する確率は低いと思われますが、この辺りは手を挙げると試験の執行官がマークシートを回収に来る試験や、受験番号で着席場所が決められている試験に比べると極めてセキュリティが甘いと思われます。受験者20人だったら目配りも出来ますが100人を超えるとそのあたりも怪しくなるかもしれません。以前は1アマも2アマも別の通信術試験がありましたが、通信術試験は解答用紙を後ろから回収しました。そのために受信用紙に他人の受験番号を書くのは極めてリスクのある行為だったのですが、3アマ所持で通信術免除になり、法規と工学だけの試験では替え玉犯罪の手口としては極めてやりやすくなったのではないかと心配してます。所詮アマチュア無線の従事者資格ですから、医師国家試験と違って後々他人の生命を脅かすことになる危険はありませんが、替え玉受験は4アマ100Wあたりと違って社会的な罪の大きさは測り知れません。アマチュア無線の上級試験において過去における替え玉受験の摘発例は2件だと記憶してます。両方とも単純に自分が申し込んだ試験に他人が写真を貼って受験したという手口で、最終的には無線従事者資格原簿あたりの過去の写真と受験票の写真が違うために電波監理局から警察に告発されたということで立件に至りました。おそらく電波監理局(現総合通信局)が動いたのは不正受験があったという密告を外部から受けたからでしょう。特に資格をすでに所持していることが知られている替え玉が試験場で知り合いに見つかれば「怪しい」ということになり、すぐに噂が立つでしょうし、替え玉受験立件の2件目の方は、替え玉が無線機屋の経営者だったらしく、こんなのはすぐに目撃談が広がってしまいますな(^_^;) 一件目の方は替え玉の顔が知られていない他エリアでの受験だったようですが、他エリア受験は無線協会の方に最初から「怪しい」とマークされていたのかもしれません。
 先に捕まった記念すべき替え玉受験摘発第一号さん、コールサインを検索したらしっかり免許状が未だに生きていました(@_@) それも事件から10年経過しているのだから、その後ちゃんと自力で上級資格取ったのかと思ったら未だに電話級10WでCWナシのまんま。電波法違反で罰金刑以上の刑になったわけではないので、どうやら不正に取得した従免だけ取り消されれ、電話級の従免だけは残ったのでしょうか?その後、汚名を濯ぐために努力して上級資格を取り、恥ずかしいから別なコールで上級局の運用をしているのなら話は別ですが、どうも替え玉受験の時から成長してないのかしら?

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