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May 25, 2007

トマト支柱アンテナの寿命

 6mの本格的なEスポシーズンを控え、相変わらず今シーズンもトマトの支柱で自作した2エレのHB6CVとIC-551の10WでのQRVとなりますが、最近接触不良と思われるSWRが上がったり下がったりという症状とCWで特定のTVチャンネルに急にIを来すようになり、とりあえず点検のために屋根に登りました。一月前は何の異常もなかったトマト支柱アンテナですが、驚いたことに樹脂の皮膜がひび割れて下地の鉄がまんべんなく赤錆ているところが出ているのを発見しました。このトマトアンテナは3シーズンに渡って活躍してくれ、フェージングの谷間でバーチカルアンテナでは落ちるとまったく聞き取れない信号でもそこそこ復調可能で、50メガのJCCをWKDで200そこそこから440近くまで伸ばしてくれた立て役者でした。2シーズンも使わないうちにおそらく大風でバラバラになってしまうのではないかという予想を覆して瞬間最大風速32メートル以上の突風にも耐えたトマトの支柱アンテナでしたが、3シーズン目突入となりどうやら「寿命」となったようです。トマトの栽培などに使用される園芸用支柱は鉄のパイプの上に緑色の樹脂を被せたものですが、ホームセンターあたりで1本80円くらいで売られているものは中国製で、おそらく屑鉄を再生して作ったものか品質があまり良くなく、樹脂を剥がすと最初から錆びている物などが見受けられます。また樹脂の耐紫外線性能もまったく考慮されていないようで、内部の錆と樹脂の紫外線劣化で被膜にヒビが入り、そこから雨水も浸入して接合部の接触不良を来していったものだと思います。本来、アンテナ用として風雨に何年もさらすことを目的に作られた物ではありませんが、その点は1本だけエレメントに混じって使用していた値段が倍以上する「タキロン」という商標の日本製園芸用支柱は紫外線で樹脂の退色があるもののまったくひび割れたりしていません。ただし樹脂部分と中の鉄パイプが中国製のものより固く、工作加工性が悪いのが難点です。
 屋根から降ろしたトマト支柱HB9CVは接合部分をバラして見るとここにも水が回ったらしく導電コンパウンドが錆で泥のように茶色になっています。当初この泥のような導電コンパウンドを洗浄して内部を割り箸に紙ヤスリを巻いた物で磨き、導通の回復を図ろうとしました。しかし高周波はやっかいなもので、SWRが下がったと思って外に出して取り付けるとまたダメになったりを繰り返しましたが、接合部が多いためにきりがありません。すでにEスポシーズンに突入してますので1日でもアンテナのない状態は耐え難く、結局は昨年3エレのHB9CVを作りながら重量過多で上げるのを諦めてしまったエレメント部分を引っ張り出して載せ替えることで解決しました。3エレ用に作り、今までの物より同調点を少し下げるように寸法だししたアンテナなので50.200付近ではSWRが1.5未満にはなっていませんが、何せ調整点が多くて再度調整するには半日仕事になってしまうんだよなぁ(^_^;) 今の季節にそんなこと悠長にやってられませんからしばらくはそのまま使います(笑)
 とはいえ、今週になってハイバンドのEスポ伝搬ははかばかしくなく、6mの8エリアに限っては今週は23日水曜日の夕方に突発的に1,2,3エリアが短時間開いただけで後は静かなものでした。そろそろ朝夕に連日開いてもよさそうな物ですが、やっぱりサイクルの谷間から少しだけ登っただけの状況を反映しているのでしょうか?

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