6m近接Esキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
6月のハイバンド伝搬コンディションは昨年を遙かに下回るpoorな状況だったようで、集計してみると過去2年間の6月交信数の1/3という有様でした。特に6mがEスポで開いている時間が例年の6月と比べて極端に回数も時間も短く、午前中はおろか夕方になってもJA6YBR/bさえ聞こえない日のほうが多かったような状態です。6月中は夏至直後の週末。23日24日が爆発的に良かったようですが、両日とも記念局運用の張り付きだったために自局の運用が2日とも欠落して、この2日間に自局運用をしていれば過去2年の平均交信数の2/3くらいまでいけたかもしれませんが。
このようなPOORなコンディションの中でまったくダメだったのが6mでの7エリア及び21メガでの同一エリア電離層反射波交信で、例年であれば5月の末くらいにそのチャンスが巡って来る確率が高いのですが、今年は6mでの交信では白河の関を越えて7エリアとの交信機会が全くないという悲惨な状況でした。そのために今年は「6m電離層反射波交信最短距離記録更新」など諦めていたのですが、その機会は意外な形でやってきました。
先週末の土曜日は朝方はさほどコンディションが良くなかったのですが、10時台前半から急に6mのCQの声が浮き上がり、こちらも久しぶりに50.244でCQ開始。千葉県松戸市からの応答を皮切りに20分で11局ほどと交信し、その後急激にコンディションが低下しました。その後は6エリアの声が微かに聞こえる程度で推移し、夕方からもコンディションが上がらずにその日もお終い。翌日の日曜はまるで8月も末のような状態で21メガも数局しか聞こえません。夕方からもコンディションが戻らず今日は1日ダメかと思った18時台後半に6mで数局交信する声が聞こえます。その一局が7エリア岩手局だと聴いて思わず腰を抜かしそうになりましたが、フェードアウトしないことを願いつつ、現在交信してる相手が長っ尻で交信地点がどこだか理解できなくて何度も「どこのあたりか?」などと聞く始末で、このままフェードアウトしてしまったら絶対に「祟る」などと思いながらも、応答一発で交信成立しました。相手の移動地は何と岩手県の県境は二戸市です。これまでの電離層反射波最短交信が岩手県の旧西根町でしたから奥中山の十三本木峠を越えて青森の県境に迫るところ約10キロというところです。フェージング混じりで上がり下がりが激しい状態でしたがピーク59のレポートでした。同時に山形の上山市の局も聞こえていましたが交信機会を逸してフェードアウト。上山市は昨年6mで交信済なので執着はしませんが(笑)それにしても二戸市というと同一緯度でいうと秋田の大館市あたりで、こちらも青森県との県境に近い場所ですから6m空白地帯の秋田県局が北にビームを向けて欲しいところですが、未だに6mでは秋田県との交信機会がまったくありません。しかし5月の末に遭遇しやすい6mの近接Esが7月の頭に遭遇するとは思いませんでしたが、今年はそのような気象状況なのでしょうか。ここ数日間は7エリアコールの局に要注意かもしれません。20時台後半に6mバンド上でこの局しか聞こえていなかった静岡は御前崎市の局と交信成立してます。御前崎市は6mで取れていなかったからラッキー(笑)
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