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November 28, 2007

コンサイス金属重量計算器

Metwtcal
 このコンサイス金属重量計算器は鋼・鋳鉄・砲金の重量計算に特化した計算尺で、塩化ビニール製の円形計算尺が摂氏60度以上の温度に耐えられないため、特に高温になる職場環境での使用を考えて金属製の素材とした計算尺です。説明書にもはっきり記載されていますがこの金属重量計算器は「藤野式計算器」として戦前から知られる金属製の円形計算尺をコンサイスなりにアレンジして精度を高めた製品だそうで、やはり藤野式がルーツだという当方の推測は正しかったようです。
 この金属重量計算器は現行ラインナップからは落ちていますが、カーソルの有無で前期型・後期型があるようで、この点は樹脂製の「重量計算器」同様です。ただ「重量計算器」が前期型と後期型ではディスク自体や刻印が別物ですが、この金属重量計算器の前期型と後期型はディスク自体にはまったく差がないようで、カーソルを装着するため軸周りのパーツが異なるのみの違いです。また当初はスクエアなビニールケースが付属していたようですが、後のモデルは現行品と同じオクタゴン形状の薄いビニールケースになったようです。またこの金属重量計算器の裏側は換算表もなく、単なるのっぺら坊です。材質に関しては他の計算尺の説明書に「洋銀」とされたものもありますし、「真鍮にクロームメッキ」とされたものも何かで見たような気がしますが、手元にある物は端をちょっとだけ傷つけても同じ銀色ですし、明らかに真鍮板より軽いため、何らかの軽合金であることは確かなようです。当初は藤野式を踏襲して真鍮板にメッキをかけていたものを後に「洋銀」とされる軽合金製に改良したのでしょうか?この金属重量計算器は他の重量計算器とともに4枚まとめて堺市から手に入れたもので、ビニール袋は開封されていましたが未使用品でした。とりあえず重量計算器が一枚あれば事足りますので、高温環境適応だけの為に金属重量計算器をモデルとして残しておく必要性が薄れ、そのためにカタログ落ちしてしまったようです。しかし、後期型は樹脂製のカーソルが付きますが、いくら本体は高温環境に耐えてもカーソルの方が高温に耐えられそうもなく、何かちぐはぐな改良に感じられますし、そもそもそんな過酷な環境で悠長に計算尺で素材の重量計算なんかするような現場が実際にあったかどうか、疑問ですけどね(笑)

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