J型アンテナでニューイヤーパーティ
アマチュア無線界での年頭行事といえば1月2日の午前9時から翌日の21時まで行われるニューイヤーパーティーということになるのですが、相変わらず年を追うごとに参加局が減少しているようです。初日の9時に始まり20局を交信したらすぐに引っ込んでしまう局が多いために、正に開始後1〜2時間が勝負という感じで、出遅れてしまうとハイバンドの伝搬も低下するのもさることながら、呼びに回っている限りはなかなか20局を達成するのも大変かも知れません。V/UHFのほうもCQを出す局が相対的に少なくなったいことと、20局を達成することが目標の人が多いからか、こちらのほうも2日の午後からCQを出す局を追いかけても20局を達成するのは難しくなりました。6年ほど前まではサイクルのピークに向かって開局した局が非常にアクティブだったからか、市内の局だけでもチャンネルがびっしりになっていたものが、現在ではそのころアクティブだった局が今はCQを出す側に回らず、どこかCQが出ている局がいたら応答するというパッシブ派に転向したこともバンド内が過去に比べて静かになった原因でしょう。また、ニューイヤーパーティというとローカルのハムと知り合えるいいチャンスなのですが、毎年ローカルで4アマ講習で開局する局3桁に達する局がまったく声を出してこないというのも年々ニューイヤーパーティが廃れる要因になっているようです。
地元のJARL支部が少しでも新規参入局が食いつきやすい環境を作るためにニューイヤーパーティに便乗して独自の2mコンテストを実施しました。これはアクティブなコンテスト常連に少しでも長い時間バンド内に留まってもらうことによってニューカマーにも声を出してもらう機会にすることを目標にしたようです。しかし、144MHzは当局の屋根よりちょっと高いだけのモービルアンテナ程度のゲインしかないGPアンテナと10W機では、市内からCQを出している局に応答するくらいが関の山で、隣の町からの電波は辛うじて聞こえるのに相手にまったくこちらの電波は届かない(2年前に9時のスタートから1時間CQを出して一度もコールバックがなかった@_@;)ため、ニューイヤーパーティでの2m運用は応答だけで市内局と20局交信するのは現在では不可能です。そのため、ニューイヤーパーティは運用解禁当初から14メガで局数を稼いで2mで落ち穂拾いをするという運用を続けてきました。今年2日は朝の最低気温が氷点下7.7度ながらも快晴でした。7時の起床直後にFT-101ZDに火を入れ、真空管とアナログVFOを暖めておきます。2時間ウォーミングアップするとさすがにQRHも落ち着きます。スタート直後に市内ローカル局3局と2mで交信し9:05に14.1275付近でCQを開始すると程なく小豆島と兵庫県の局から応答があり交信成立。9時代前半はあまりコンディションが上がらずにバンド内で聞こえる局も少なかったのですが、9時代の中頃から急に1エリア千葉近辺が開き始め、何局かと交信。一番聞こえたときは何と千葉の市原と交信する7エリアは花巻の局の声がかすかに聞こえました。何故か都内局が聞こえなかったのですが3エリアや6エリア局も聞こえ始め、久しぶりにバンド中がざわざわする状況だったのでした。その好調な伝搬も10時代後半には急速にコンディションが低下し、国内局がスキップして九州の末端から沖縄・台湾・フィリピンが聞こえる状況になりました。ここまでで19局程度交信できましたので、気が楽になりました。翌3日の朝に当支部の支部長と年始の挨拶がてら交信し20局達成。しかし、2mコンテストの立案に係わった手前もあり、家のアンテナはダメでもモービルで高いところから声を出せば少しは交信できるかと思って久しぶりに車を出し、市内の展望台もある小高い丘に2mの移動運用を掛けました。移動運用といって移動用の機材はまったく持っておらず、モービルアンテナも風の抵抗が少ない短いアンテナしか持っていませんので、いつぞやアンテナフィーダで作り上げたJ型アンテナと釣り竿を久しぶりに持って出掛けます。窓から突き出した釣り竿に垂らしたJ型アンテナのセッティングはたったの30秒(笑)この場所でこのJ型アンテナを使いバンド内をワッチするとさすがに60キロ先の運用局あたりも聞こえます。145.00より上はさすがに混んでいるため、145.00アンダーのチャンネルを探し144.86でチェックをかけると交信中でもないのにトラックの運転手から「使ってるよ」の声が(@_@;) 正月の3日だというのに地元の製紙工場宛のチップ輸送トラックは動いているらしいようです。そのため、抑圧もなくクリアーな144.78でチェックを掛けメインで呼んでからCQを開始するといきなり渡島は知内町の局からコールバックがありました。この局は市内ではタワーに3段GPを上げている局とは普通に交信できているようですが、当方の屋根より少しだけ高いだけでモービルアンテナ程度のGPアンテナでは微かに声が聞こえるだけの局でしたので、顔は知っているのですが今日始めて交信した局でした。その後ローカル局からコールバックがあった直後にこれも少し距離がある登別からもフルスケールでコールバックがあり交信成立。その後これまた顔は知っているのに交信歴のなかった合併前の門別町である日高町の支部監査委員の方からコールバックがあり交信成立。その後約40キロ圏内から頻繁にコールバックがあり家からだとまったく交信できない局と交信できてけっこう面白かったというのが感想です。
しかし、ローカルのきらわれ者、某が特定のチャンネルに居座り、人を小馬鹿にしたような非常に「うざい」CQを出し、しかもメインで余計なことを付け足して頻繁に長々と独演会を繰り返すので、こっちもメインが長々とビジーにされ迷惑を被りました。メインからのコールで「○○が50Wで××市は△△からウンヨウシテマ〜ス」なんて何で50W運用をメインで宣言する必要があるというのか(−_−#)またカード交換目的で食いついてきた局に長々と話した後に「JARLに入っていないのでノーカード」宣言をずっと繰り返してますので、一度交信した局からは2度と相手にしてもらえず、周辺部にだんだん交信相手がいなくなるのに本人は気が付いていないようで、まさに「KY」そのものかもしれません(笑)中学の無線部顧問であった担任の先生に「俺も無線の免許、取ろうかな」と宣言したら「おまえなんか絶対にムリだ」と無視された男も今や講習で第3級アマチュア無線技士となり「50Wでウンヨウシテマ〜ス」ですからアマチュア無線も変わりました。しかし、良くわからないのはこヤシ、モービル機の片方を受信用に、もう片方を送信用にして2台でトランスミッタ・レシーバーセパレートで運用しているようなことを自慢げに話しているようでしたが、どうも常人には何を目的にどうしたいのかが理解できません。何せ「俺の車は+アースだからモービルアンテナのSWRが下がらない」って言っているらしいし(おまえの車は初期のダイナモ発電6V車か?)。あっ、この一連の話はオフレコでっせ、ってしっかり書き込みしてるじゃん(゚o゜)☆\バキ
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