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November 10, 2008

☆Relay☆T-401 4"ポケット型計算尺

 個人的には4インチの計算尺が好みではないため、戦前の計算尺でもない限りは4インチの計算尺を単独で入手することはまずありません。今回の4インチ尺はヘンミ計算尺レポート2冊におまけでくっついてきた2本の計算尺のうちの1本でした。ということで、これが目的で入手したものではありませんが、あんまり見かけないものなのでコレクション入りしたものです。型番はダブルスター時代のRELAY T-401で、本来は1957年あたりまでの輸出用の型番ですが、Tは一般・機械技術用を、400番台は4インチの片面計算尺を表しています。日本仕様の旧型番はRELAY No.41だったようですが内容的には両者はまったく差が無く、HEMMIのマンハイムタイプポケット尺のベストセラーNo.30のデッドコピーです。尺配置は表面がA,[B,CI,C,]D,の5尺、裏はS,L,T,の3尺で裏面も逆尺ではないためHEMMIのNo.30との差異もなく、何らオリジナリティーのない計算尺ですが、20年代から30年代のRELAY計算尺はHEMMIのデッドコピーでありながらコストダウンで値段が少し安いことだけが売りでしたから仕方がありませんが。ところが、このRELAYの4インチポケット尺にはHEMMIのNo.30系にはない特徴として、これだけミニサイズの計算尺でありながら戦前の製品から換算表がはめ込まれています。何ポイントの活字か知りませんが、とても数字が細かすぎてルーペでも当てないとよく見えません。とても実用的な換算表とは言い切れませんが、HEMMIの30系に換算表がないのはおそらくパンチングによって「SUNの商標」もしくは企業名を入れたノベルティー商品としての側面もありましたので、あえて換算表は当初から無かったのでしょう。また、HEMMIの戦前30系には下固定尺側面にインチの尺がありましたが、戦後の30系にはありません。しかし、今回のRELAY T-401は戦後のものながら下固定尺側面にもちゃんとインチスケールが刻まれています。本来、RELAYの4インチ尺はフラップ付きの皮ケースが付属しますが、このT-401は5インチの皮ケースをスケールダウンしたようなオープントップの皮ケースでした。
Relay_t401
 下はまだCI尺のない戦前IDEAL RELAY時代の4"ポケット尺です
 ☆Relay☆T-401 4"ポケット型計算尺表面拡大画像はこちら
 ☆Relay☆T-401 4"ポケット型計算尺裏面拡大画像はこちら


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