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April 14, 2010

NIKKEI No.160 5"ポケット型

Nikkei160 NIKKEI計算尺の発売元である日本計算尺は、RELAY計算尺の製造元が東洋特専興業から日本計算尺に戦後の2年ほど社名変更されたことが有名なためか、けっこう双方を混同しているコレクターも多いのですが、構造からしてまったく両者は関係ありません。もしかしたらNIKKEI計算尺がリレー産業に社名変更した元祖から商標を買い取ったのか、それとも勝手に同じ社名を名乗ったのかは今となってはわかりません。NIKKEI計算尺はアメリカへの輸出の割合が比較的に高く、アメリカ本土ではかなりの種類が見受けられるのにもかかわらず、日本国内で見つかる量も種類も少なく、国内では技研の計算尺よりも遙かに稀少尺です。アメリカへは明らかにHEMMIの両面計算尺にNIKKEIの刻印を入れたOEM尺などもあり、かなり手広くいろんな計算尺を輸出していたようですが、こと国内に限っては殆ど8インチの学生尺か5インチのポケット尺を主体に販売したようで、あまりいろいろな種類は見ません。構造面でとてもオリジナリティーを感じさせる計算尺で、片面尺はどれも一体型の金属製バックプレートに上下固定尺が鋲止めされている構造で構成されこの構造でパテントを得ていたようです。NIKKEI計算尺のキャッチフレーズが「狂い絶無・破損しないカーソル・断然値段が安い」だったようで、コストを抑えたことで大手の計算尺よりは安く市場に供給出来たのでしょうが、さすがに販売力の欠如から大手の計算尺の牙城の一画を崩すまでに至らなかったのは当然の事でした。その活動期間もそれほどは長くなかったようで、昭和20年代の後半から昭和30年代の中頃までと推定され、少なくとも昭和40年代までには消滅してしまったような感じです。国内での販売も団塊世代が中学に進学した昭和30年代前半から半ばあたりに集中していたようです。アメリカの著名なコレクターがかなりのNIKKEI計算尺をWEB上で公開していたのですが、しばらく前からアクセス不能になり、その数々のNIKKEI計算尺の画像とデータを閲覧出来なくなってしまいました。ちなみにこのコレクター氏はNIKKEI計算尺はRELAY/RICOHの関連とみていたようですが、明らかに違いますよね?
 前回入手したNIKKEI No.150Fから2年経過して入手した二本目のNIKKEI計算尺は横浜からの入手でした。前回同様に5インチポケット尺ですが、型番はNo.160というもので、No.150Fがチープな木製尺だったのにくらべ、今回はまともな竹製の計算尺で150Fが6尺なのに対して160はK尺が加わった7尺です。150Fが裏の副カーソル線窓に透明セルも省略されていたのに160はちゃんと両サイドにセルが嵌っています。裏板に直接印刷される換算表は150Fが日本語表記で、160は英語表記です。そのため輸出主体の計算尺ながら前回の150Fは国内専用だったのでしょう。なお、No.150Fは金具で補強の入った擬皮紙貼りボール紙製で、160は緑色のビニールシース入りでした。尺配置は上からK,DF,[CF,CI,C,]D,Aの7尺でCIの数字にのみ赤で着色されています。ずらし尺は√10切断です。明らかにHEMMIのNo.2634の対抗馬なのでしょうが、いくら断然値段が安くとも数の上では大差をつけられ、消えていったのでしょうか?計算尺の作りとしてはさほど安物っぽさがなく、それなりの計算尺なんですけどね(笑)
 NIKKEI No.160 5"ポケット型表面拡大画像はこちら
 NIKKEI No.160 5"ポケット型裏面拡大画像はこちら

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