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July 27, 2010

21メガ近接Esスキャッター

 どう考えても対流圏内の気象が原因のスポラジックE層のスキャッターとしか考えられないことですが、7月の末になると21メガあたりのHFハイバンドで同じ8エリア内の局が強力に入感することがあります。時間的には午前中から昼にかけてが多く、時には夕方くらいに起きることもありますが、普段はほとんどGWが減衰でかすかに聞こえるだけの隣町の局がフルスケールで入感するくらいの強力なスキャッターに遭遇したこともありました。継続時間的には長くて30分くらい。短いときにはほんの数分で聞こえなくなることも多いです。何年か前には余市と函館の局がお互いに交信しているところに室蘭の局がブレイクをかけるというまるで2mFMのような状態がこちらにフルスケールで入ったこともありました。
 今シーズンは7月の20日10時台に8エリア内で21メガのかなり強力な近接Esスキャッターがあったようですが、ほんの数分で終了してしまったという話で、その日は残念ながらワッチできていません。全般的にコンディションはPoorな伝搬状況が続いていますが、本日昼過ぎ、たまたま昼休みの運用局を狙って21メガをワッチしてみると知床に近い斜里郡清里町の局の電波がフルスケールで入感するのに遭遇。つかさず応答してレポートを交換し交信を成立させましたが、この局は当貧乏無線局がHFに出始めた7年前くらいに一度7メガで交信した相手でした。この局以外に8エリアでCQを出している局が聞こえなかったので、8エリア指定でCQは出しませんでしたが21.2425でCQを出すと当初はほとんど取れないレベルでしたがまもなく独特ながさがさ感を伴って中富良野町からの局から応答があり、お互いにレポート59を交換して交信成立。ほかにも8エリア内から応答がないかとCQを続けましたが応答は9エリアや6エリアの局でした。この近接Esスキャッターも15分持たずに消滅してしまったようですが、とりあえず今年も21メガで同一エリアと交信できました。ところが今年はまだ7エリアは岩手北部から青森北部あたりと近接Esスキャッターによる交信ができていません。それが少しさびしいような。

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July 18, 2010

東北も梅雨明け:6mの中オープンに遭遇

 本日も朝から電波伝搬コンディションは決して良くなく、朝から21メガでCQを掛けるもほとんどコールバックをもらうこともなく、昨日に引き続き一日中だめかと思ってました。ところが21メガでは昼を過ぎてもどこかしらの局が常に聞こえているという状況で、夕方に掛けてコンディションが上がる可能性を感じさせました。そしてついに東北まで梅雨明けしたことを知るのですが14時台にその7エリアが21で強力に入感しているのに遭遇。あわてて21メガでCQを出すと仙台の局、山形は東根市の局などからコールバックがありました。久しぶりの21メガ7エリア局です。しかしその後散発的にしかコールバックがありません。15時台後半になって試しに6mを聞いてみると1エリア局が8の局に応答しているのが聞こえます。あわてて50.2475MHzというまさに「隙間」からCQを出すとまず茨城は神栖市の局からコールバックがありました。こりゃあ大票田の東京都内との交信ができそうだと盛んにCQを繰り返すと練馬から埼玉に掛けての局、さらに横浜、名古屋、九州南部、四国南部の局から次々に呼ばれ16時台後半に一旦QRTするまで1時間で30数局と交信できました。その中には毎年交信している局も多く含まれていたのですが、昨年はほとんど6mのオープンに恵まれなかったため、2年ぶりという局がかなり含まれていました。
 30分後にQRVしたときには6mコンディションはすでにかなり低下しており、珍しく24メガに降りてCQを出すとこれも10局ほどと交信できました。本日は北海道を除き日本列島のほとんどに夏の暑い日ざしが照りつけ、猛暑になったようですが、強い上昇気流が発生し、大気中の塵に摩擦で強い電荷が発生すると局所的に電離層の電子密度が高まるというような現象でもあるのでしょうか。しかし、もう少し長時間続いてくれれば交信数も伸びるんですけどね。

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July 17, 2010

日本列島ぼぼ梅雨明け

 梅雨末期の大雨の爪あとを残して南九州と東北を除く日本列島のほとんどの地域が梅雨明けしたと発表されました。相変わらず電波の伝播状況は低調で、昨日の午前中はそこそこ良かったようですが、JAIAアワード開始から初めて迎える週末の土曜は朝から運用するもかなりてこずり、現在はQRT中です。21メガからはじめたのですが、どうもピンポイントでごく狭い範囲に電波がいたようで、1エリアの渋谷区などから応答をもらったのにもかかわらず、その後はさっぱり。18に切り替えましたが、近年の3アマ講習によりあの狭い18メガが7メガのような混雑振りになり、隙間からCQを出しても混信(当然ながらこちらからはまったく聞こえない)でよく聞こえないといわれる始末。よく話を聞くと同一エリア内でたった1kHz下でCQを出している局がいるとのこと。その後バンドエッジまで上がって何局かと交信しましたが、相変わらずピンポイントでしか電波が届かないようで、昼前にはQRTしてしましました。夏至からほぼ一ヶ月を経過し、電波伝搬は夏から秋型の伝播に移行していく過程にありますが、昨年同様今年も本格的なEスポ大オープンに遭遇せず梅雨明けを迎えてしまったのでしょうか。

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July 15, 2010

JAIAアワード・ボーナス局運用、本日から…

 アマチュア無線界の夏の風物詩でもあるJAIAアワードが本日15日から8月の31日までの予定でスタートしました。当貧乏電波研究所もアワードを盛り上げるお手伝いというわけではありませんが、微力ながら今年もまたボーナス局としてのサービスを開始しました。今年で5回目のボーナス局運用だと思いました。まず当局コールサインがどこかの周波数で聞こえてましたらコールバックしてくださいね。
 さて、今年も昨年に輪をかけて伝播コンディションが悪いようで、特に6mは夏至の前後もまったくと言っていいほどEスポ大オープンという状況に遭遇していません。そこでボーナス局の運用は例年通り21メガの頻度が多くなると思われます。本日は初日なので、朝の1時間ほど21メガでCQを出してみました。21メガは比較的にコンディションが良好だったようで程なく長野県の伊那地域からコールバックがありボーナス局第一局目の交信が成立。それから新潟新発田市、神奈川県中郡、会津若松あたりからも次々にコールを受け、ちょうど一時間の運用で20局と交信ができました。交信相手先でボーナス局だったのは1局でしたが、さすがに平日朝ということもあり、毎日サンデーの局ならいざ知らず、初日のボーナス局は運用している局が少なかったのは当然でしょう。本格的にボーナス局が出てくるのは今週末あたりからでしょうか。また6エリア方面は通常であればかなりのコールバックがあるはずなんですが、本日は鹿児島と大分の2局だけでした。梅雨末期の大雨被害で無線どころではなかった人が多かったのではないかと思われます。これらの地域の方々も週末までには大雨と折り合いがつけばいいのですが…。

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July 13, 2010

無線従事者国家試験への計算尺持込禁止に

 JQ1OCRさんの計算尺MLへの情報によりますと、総務省に代わって無線従事者国家試験を実施している日本無線協会が来年度4月からすべての無線従事者国家試験への計算尺持込を禁止にするということが日本無線協会のHPで発表になったようです。
 計算尺が製造されなくなり、計算用具の表舞台から撤退してすでに30数年を経過しながら、「計算機持ち込み不可、計算尺なら持込可」の数少ない国家試験が無線従事者国家試験でしたが、そのねじれ現象もついに解消されることになってしまったようです。しかし、総通・陸技試験を含むすべての無線従事者国家試験が記述式から択一式問題となり、計算過程を書き込む必要がなく、正解の選択肢を選べば良い試験になってしまったため、計算問題も「有効桁3桁くらいを概算で計算し、位取りさえ注意すれば5択の答えの数値の近似値を選べば良い」ことから、いちいち計算過程での数値を書き込むために有効な計算尺がもはや不要になったことは否めません。また、アマチュア無線技士の国家試験は最上級の1級アマチュア無線技士試験でも「計算問題のほとんどを落としても他の問題がすべて正解なら合格ラインに達する可能性がある」ことから、計算尺は検算くらいにしか利用価値はなくなったというのが現状でしょう。日本無線協会が発行している「電波受験界」も昭和40年代末から50年の初めくらいまでは毎年「電気計算における計算尺の使い方」のような小冊子が付録として付くことがあり、手元にも一冊ありますがこの時代はまさに計算尺なしでは記述式の予備試験さえ突破するのは難しかったのではないかという気さえさせられます。
 十数年前に一陸技を取った高校同期は試験に持ち込む計算尺をトラブル回避のため、「HEMMI No.2664Sを選び裏側の換算表をわざわざ抜いた」そうですが、2664Sクラスだったらこれからもわざわざ持込禁止にしなくてもよさそうな気もしないではありません。しかし、計算尺が普通に入手できないという事態から試験の公平性を欠くという意見や、試験官自体も元郵政省技官あたりから天下りした爺ちゃん試験官が退職し、計算尺をまったく知らない世代が試験官を勤める状況になって、過去の慣習をを一掃したというのが真相でしょうか。日本無線協会自体で試験持込用指定計算尺でも作って頒布すりゃいいのに(笑) 当方も過去10枚の無線従事者免許を取得するにあたって試験に計算尺を持ち込んだことはありません。もっともせいぜい下級通信士くらいの資格しか取得しませんでしたが、過去にも書いた「大量の計算尺を試験場に持ち込み、試験官のチェックを手間取らせる」こともできそうもありません。今から申請が間に合うのは来年2月の通信士試験もしくは陸技試験ですが、さすがに科目も多くなるので今からの準備じゃ間に合いそうもありませんしね(笑)無線免許として目いっぱい資格を利用しているのは現状アマ局運用可能資格として第二級アマチュア無線技師、かろうじて四アマ講習会講師としての要件として第一級アマチュア無線技士の2枚だけです。

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July 06, 2010

胆振日高支部の新アワードはなぜいつまでも開始されないか?

平成の大合併によって市町村が再編となり、各JARL地方支部などで発行されていたローカルの支部アワードなどもルールなどを見直してリニューアルスタートしたところが多いと思います。地元のJARL胆振日高支部も胆振日高賞というアワードが昭和50年から30年の長きにわたって発行され続けていましたが、ここ10年間ほどは年間に1〜2通くらいしか申請が無く、宣伝方法もさることながら合併新町の誕生などでルール改訂が必要となったため、新たに「新・胆振日高賞」というアワードを制定し、旧胆振日高賞の発行を平成19年10月末で終了、「新・胆振日高賞」を平成20年度から運用開始にするため、平成20年3月の支部運営会議で運用ルール、申請書類のフォーマットなどがすべて承認され、ネット上にもルール掲載のうえ、現支部長にアワードの印刷を引き継いでもらったはずでした。
 ところが、それから2年以上も経過するのに、未だに新・胆振日高賞は運用開始されておらず、それはおろか、呆れたことに支部予算にアワードの印刷発行に関する予算さえ計上されていないのです。

そのあたりを時系列で整理すると:
        平成18年7月 運営委員会にて新・胆振日高賞発行の為の専従委員任命
        平成19年3月 運営委員会に専従委員からルールのたたき台提出
        平成19年7月 旧・胆振日高賞の発行を10月末で終了に決定
        平成20年3月 運営委員会にて新ルール及び申請書類等承認
             支部長交代により新執行部にて準備でき次第運用開始予定
        平成20年5月 支部長交代。すべての支部懸案事項・書類等を新執行部に
             引き継ぐ
        平成20年7月 支部大会の栞に新・胆振日高賞のルールなどが掲載されず
        平成21年7月 支部予算にアワード発行費用が未計上
         平成22年2月 支部長N村氏、他に立候補者が無く再選
        平成22年7月 支部予算にアワード発行費用が未計上

 このような経過をたどっており、現N村支部長に引き継がれた時点から現在まで何ら新・胆振日高賞の発行にむけての動きはなく、今年度もこのまま手を着けずに放置される公算が大きくなりました。 平成20年度の新執行部に関しては仕事を引き継いだばかりで、何かとシステムが機能しないだろうと1年間は静観しておりましたが、1年後の平成21年7月の支部大会ではさすがに支部のWEBとアワードが放置されている事実に関して質問が出、アワードに対して支部幹事のM氏が「胆振日高賞は平成の大合併で実情にあわなくなってきたので休止した」とかいう答弁をして新アワードが1年間放置されていたことが判明。どういう経緯で新アワードが支部の執行部間で伝達されておらず放置されていたのかはわかりませんが、アワード発行に向け作業を開始するという言質を得ています。
 今年の2月に現N村支部長が支部長選挙に立候補し、無投票で再選されたということはJARLの選挙公報が届くまで知りませんでしたが、平成22年7月に行われた支部大会において、アワード発行予算未計上の質問に対して、この再選されたN村支部長は「アワードは実情にあわなくなったので休止している」と答弁し、参加者を怒号の渦に巻き込み、あまつさえ決算の詳細についても説明できず、というのも再選されてから支部幹事がすべて退任し、新しい執行部が一人もいないという異常事態に陥っていて、フォローする人間がまったくいないのです。20回近く毎年テーマを決めて技術向上のための「ニューメディア交流会」を運営委員会の承認無く独断で単なる一泊飲み会に変えてしまったことも支部会員の不信感と怒りを買いました。ということで、現支部長の任期の間はおそらくよっぽどの事がない限り、支部アワードの「新・胆振日高賞」は発行までに至らないことだと思われます。支部大会で執行部を辞めたM氏が「アワード印刷経費の見積もりまでは取ったんだけど…」と、そっと漏らしてくれましたが。ということで、全国のアワードハンターの皆様、ごめんなさい。おそらく現状ではいつまで経っても新アワードの運用は始まりません。なお、新・胆振日高賞のルール、申請用紙などに興味のある方はメール添付でお送りします。

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