久しぶりに3.5メガで交信
8月も終わろうというのに気温だけは真夏が続いている日本列島です。8エリアも例外ではなく例年であれば8月の旧盆が終われば秋の風が吹くはずなのですが、今年は日中は真夏日になり、夜になっても気温が下がらずに最低気温が23度を下回らないというような真夏と変わらないような日が続いています。 しかし、電波伝搬的には確実にF層伝搬の秋型にコンディションが変わってきており、ハイバンドでは国内がスキップして東南アジア方面が良く聞こえるというように季節を先取りしてしまっているような状況です。 当方が最後に夏型の伝搬を体験したのは8月17日で、この日は昼ごろに6mで1エリア局と何局か交信できましたが、その後は宮崎大のビーコンがきこえる時間帯があっても交信に至ったことはありません。 そのため、JAIAアワードボーナス局運用もハイバンドの運用が思うに任せず、仕方がなく夕方くらいから7メガの運用を何回か行いましたが、なかなかもぐりこめる隙間がなく、局数はあまり伸びませんでした。
昨晩は久しぶりに7メガに出て見ましたが、最初こそ順調だったもののすぐに上下2kHzに強力な局が運用を始めて、かなり周波数をずれて呼ぶ局が混信し始めてきたために、7.100以上の周波数を探すも外国が発生源と思われるノイズレベルが大きすぎていい場所が見つかりません。そのときはQRTしてしまいました。
21時近くになっても7メガはコンディションが良すぎてまだびっしりと隙間なく運用局がいて、当局のような弱小無線局の出る幕はありません。3.5メガをワッチすると出ている局は少ないながらノイズは少ないようでした。実は3.5メガに関しては当局のマルチバンド垂直アンテナは短縮率があまりにも高くて3.5メガはCWであれば何とか対応するものの電話に関しては効率が悪すぎて、相手の電波はキャッチしても当局の電波はほとんど届かないという状況で、夕方くらいの時間帯に同じ8エリアの局と何局か交信はしたことがあるものの、他エリアの局とは交信数が10局に満たないようなトータルスコアです。そのため、時間帯で何処あたりに電波が届くかという体験がまったくなく、またどうせCQを出したところで応答もないだろうとの先入観があり、(実際に過去CQを出しても一回もコールバックがありません)3.5メガはワッチ専用のあきらめバンドと化していました。ところが、7メガで成果が上がらず、JAIAアワードの期限も迫っていましたので、だめでもともとと3.5375近辺でCQを出すといきなり宮城の白石市の局からコールバックがあり交信成立。こちらの電波も蚊の鳴くようなレベルではなくちゃんと59で届いているようでした。それからまもなく宮城は栗原市からもコールバックがあり、こちらも59で電波が届いているようでした。当たり前のことですが、条件によってはちゃんと電波が届いている場所があるんですね(笑)
その後10分くらいCQを出し続けましたがコールバックはゼロ。ここで早々にQRTしてしまいましたが、ほとんど夏場だけの運用となっている当貧乏電波研究所も秋冬シーズンのローバンド運用の可能性に少しだけ光明が見えてきたような気がします。そうなったら7メガダイポールに7メガのトラップを自作して3.5メガとのデュアルバンドに作り直す作業に俄然やる気が沸いてきました(^_^;;)
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