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October 21, 2010

北海道のアマチュア局プリフィックスがJL8からJM8へ

  2000年9月から割り当てが始まり、10年の長きにわたって続いてきたJL8コールがついに今月に入りJM8コールの割り当てに変ったようです。電話級アマチュア無線技士試験が始まった直後に割り当てが始まった3文字サフィックスのJA8コールは1959年から1975年までの16年間続きましたが、その当時はアマチュア無線技士の総数が今とは比べ物にならないくらい少なかったわけですからその記録は現在とは比較になりません。無線人口が急激に増加した20年ほど前はJF8コール割り当て中だと思いましたが、その頃はあっという間に自分のプリフィックスが過去のものになり、2年も経たないうちに次々にプリフィックスが変っていくのが当たり前に感じていたという話でしたが、現にJF8→JG8→JI8→JJ8→JK8までたったの10年しか経っていません。JL8コールは割り当てが終了時点まで、最初に割り当てを受けた局が2回も再免許申請を出した計算になります。その永遠に割り当てが終了しないと思われていたJL8も過去のものとなり、現行プリフィックスというだけで10年前に開局した人も最近開局した人もまとめてなんとなくニューカマー扱いされていたような観念も薄まってゆくことでしょう。しかし、このペースで行くとJM8コールが終了してJN8コールに移行するのは20年後くらいかもしれません。

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October 20, 2010

Greco BW-600 ブローラ

Bw600
 俳優の山崎大輔がさんま御殿に出てきて「妻はジューシーフルーツのイリア」っておそらく五回は叫んでいたので、急に思い出したようにGrecoのBW-600 ブローラを出してきてしまいました。ジューシー時代のイリアさんと同じブロンドカラーのブローラです。ただし当方のブローラはメイプル指板で、イリアさんのブローラはローズウッド指板でしたが。このBW-600はフルオリジナルのワンオーナーもので、当方が千歳烏山時代に三鷹楽器烏山店から新品で買ったものなので、当然のことながら部品などは一切変えられていません。しかし、購入したのは昭和58年の12月で、製造から5年を経ていましたので、おそらく神田商会の倉庫あたりからデッドストックを穿り出してきたのでしょう。当時三鷹楽器の烏山店にはこういう怪しげな掘り出し物がけっこうありました。しかもプレミアが着くようなご時勢ではなく、円高ドル安で輸出産業も不況にあえいでいた頃だったのか、28000円という放出価格で入手しました。また当時グレコのオリジナルシリーズというのは、まだまだ価値を見出す人間も少なく、そろそろ富士弦母体のフェンダージャパンが台頭しはじめる頃でした。とはいえ、ボーナスも出ないような不況の時期に遭遇し、現金28000円というのは清水の舞台から飛び降りるような覚悟が必要だったのは言うまでもありません。
 このブローラを最初に構えたときの印象は、ネックが短いなぁというものでした。実際にはレスポールあたりのミディアムスケール相当だと思いますが、ストラトのネックに長い間慣れ親しんでいたたため、扁平な指板と共に弾きにくいと感じてました。そういえば以前、トーカイの処分セールを見に行ったヤマハ渋谷店の店員に「ストラトばっかり弾いていたら他のギターが弾けなくなる(笑)」と嘲笑されたことがありましたが、ストラトのスケールとネック形状に慣れ親しんだ感覚で一時ムスタングに宗旨替えしたときは「ショートスケールのフェンダーはなんて弾きやすいんだろう」と感激したものでした。
 閑話休題、このGreco BW-600 ブローラは20年ほど前から急に欲しがる人間が増えたようで、さらにギターグラフィックの第5号のグレコ特集が火をつけた形になり、今でも探している人の多いギターではないでしょうか。かの野村のよっちゃんがブローラを欲しがっていたので、結婚祝いに野村輪業経由であげようかと思っていたのだけど、けっきょく今でも手元にあります。一説によると100本しか作らなかったという話ですが、本当にそんなに少ない製造数だったのでしょうか?製造は昭和53年の10,11,12月の3ヶ月に集中していてそれ以後の製造ものは見当たりません。当方の製造番号もL78です。フロイトローズ全盛期に入手したブローラのTSビブラートは「なんじゃこれ」と思いましたが、確かフォルクスワーゲンのサスペンションシステムを見て思いついたって話だったかなぁ。ボディはシカモアのトップにアッシュを組み合わせた構造で薄く木目が見えています。ネックはメイプルらしく構造をローズウッド指板と共通にするため、貼りメイプル指板になっているようで、ストラトのようにネック裏からトラスロッドを入れるような構造ではないため、貼りメイプル指板であることは確かでしょう。メイプル指板仕様のインレイは確かメキシコあわびだったような。ハイポジションも弾きやすい24フレット仕様なのですが、ネックの形状が自分の好みではなかったため、またヘッドの傾斜によるストリングスのテンションがきつく、ヘビーボトムのアーニーボールを常用する当方のメインのギターになったことはありませんでした。一度、このギターを背負ってオートバイに乗っていたときに右折の車が飛び込んできて衝突、転倒しましたがギターは無事でした。しかし我がカワサキの2ストローク3気筒KH-400は哀れインナーチューブと三叉をひん曲げて修理工場行きに。このとき以来キカイダーじゃありませんがギターを背負ってオートバイに乗ることだけはやめておきました。いろいろと思い出深いブローラですから売れといわれても売りませんぞ。

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October 14, 2010

NIKKEI No.250 8インチ学生用

 あまりにも高すぎる値段設定のために昨年あたりからずっとオク上に出っぱなしの物があるせいか、今一つありがたみが薄れたNIKKEI計算尺ですが、どうして未だに希少尺の部類の計算尺には違いありません。5年でオク上に登場した数は10本に満たなく、それもすべて5インチポケット尺と8インチの学生尺ばかりです。いままで5インチポケット尺を2本入手していましたが、今回8インチのNIKKEI学生尺を入手しました。しかし、アメリカには両面計算尺から10インチの片面計算尺なども多種輸出されているようなのですが、国内には両面計算尺はもちろんのこと片面の10インチ尺さえまったく見かけることがありません。NIKKEIブランドの日本計算尺に関しては以前からいろいろ書いてきましたが、主に北米向きに計算尺を輸出していた会社らしく、自社では製造せずに下請けに製造をさせ、自らは販売を主要業務にしていた会社のようです。両面計算尺こそHEMMIのOEMのようですが、片面計算尺は裏面いっぱいに金属のバックプレートを配してピンにより上下の固定尺を固定するという他に見ることの出来ない特殊な構造で、オリジナリティーを感じさせる計算尺です。マークが日本の日、すなわち太陽を意味する○に・で、ニッスイのマークに被ってますね(笑)
 北九州から入手したNIKKEI計算尺のモデルナンバーはNo.250で8インチの学生尺は200番台の形式名が与えられていたようです。表面は学生尺としてはHEMMIのNo.45Kなどと同様に√10切断ずらし尺にK尺を加えたK,DF[CF,CI,C,]D,A,の7尺構成ですが、30年代初期の中学生計算尺によくあるように滑尺裏の三角関数が省略されていてブランクになっています。同様に滑尺裏がブランクの学生尺はFUJIのNo.86やRELAYのNo.80,No.81などがありますが、滑尺裏にセルロイドを貼るのを省略して竹の素材がそのままのためにセルロイドの経年劣化による縮でセルロイド側に反ってしまうという共通の欠点があります。もっともこれらの計算尺は中学生の3年間使えれば良いというスタンスだったのでしょうから、50年後に「反ってしまうという重大な欠陥がある」などと書いても「当時は想定外」などと言われてしまいそうですが。この8インチのNo.250は5インチの100系計算尺では問題にならなかった固定尺の反りという問題も持っており、薄い固定尺で片側にのみセルロイドを貼っていて、しかも素材の竹は接合により反りのこないような組み合わせ構造になっているわけでなく、単に竹の一本物加工となっていることにも原因があるようです。もっともたかだか2~300円程度の安物計算尺にここまで要求するのは酷ですが、5インチのものがしっかりしているのに8インチのものが反ってるというのは「狂い絶無・破損しないカーソル・断然値段が安い」のキャッチフレーズに偽りありですが(笑)
Nikkei250
NIKKEI No.250 8インチ学生用表面拡大画像はこちら
NIKKEI No.250 8インチ学生用裏面拡大画像はこちら

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