カササギにアンテナを曲げられた!
トマトの園芸用支柱を素材に使用した50メガ用2エレHB9CVアンテナを長年使用し続けていますが、この園芸用支柱は皮膜が紫外線劣化で2年も太陽に晒され続けるとヒビが入り、そこから雨水が浸入して中の鉄パイプを腐食し、大風が吹くと折れたりするために2年ごとに作り直さなければいけないという欠点がありますが、給電部を流用すればその交換コストはたったの数百円で済むために、今のアンテナは作り続けてもう3代目のトマト支柱アンテナになります。今年は交換の時期にあたるのですが、先日近所に住み着いているカササギという鳥がとまって、なんと給電部に使用している位相差ラインの銅線をくちばしでほじくり始めているではないですか…。このカササギという鳥は日本では佐賀平野とその周辺部および勇払原野でしか見ることが出来ない鳥のようです。どうも人為的に朝鮮半島から佐賀に持ち込まれたものが九州に定着したらしいのですが、なぜ北海道に定着して繁殖したのかはわかっていません。もちろん当方が子供の時にはそんな鳥はいませんでした。カラス目の鳥で九官鳥なんかの親戚ですが、カラスよりは一回り小さい体型で、おなかと羽の一部が白く、初めて庭にこのカササギが迷い込んできたときには突然変異の白黒のカラスかと思って我が目を疑いました。つい半年前くらいからつがいで近所のどこかに定住したらしく、まるでカラスのように近所のゴミを漁ってみたり、時には集団でないカラスを追いかけ回して空中戦を繰り広げることもあるようです。鳴き声は「かぁかぁ」ではなく「げっげっげ」とでもいうようなだみ声で、ちっともかわいくはありません。あめりかではこのカササギはカラス並の害鳥らしく、人間のゴミを漁って生活しているのが普通なんだとか。そういえば往年のアメリカのアニメ「ヘッケルとジャッケル」はカラスじゃなくてカササギなんだそうで。一歳にならないうちに買ってもらったらしいゼンマイ仕掛けのおもちゃがどこかに残っているはずです。そしてそのカササギがつがいでアンテナの端に乗っかったのか、アンテナエレメントの片側が下に折れ曲がってしまいました。とはいえ、カササギは稀少な存在だからか、あまり腹立たしくはありません。これがカラスだったらBB弾の雨を食らわせていたかもしれませんが(ウソです)。3月になったらEスポシーズンにあわせて新しいアンテナエレメントを作る事にしましょう。
| Permalink | 0
Comments