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June 07, 2013

IC-551の2SC1972交換

 やっとのことで入手に成功した2SC1972ですが、入手の翌日にはIC-551のファイナル交換すべく作業開始しました。以前やったから手順は覚えているはずなんですが、スイッチング電源ユニットはすでに取り外してあるものの、オプション三点セットのP.B.Tユニット・VOXユニット・FMユニットを外さないと肝心の基板裏側に半田ごてが届きません。しかのこの3点セットは基板表に配線コネクターを接続しなければならず、さらにメインパネルからの配線をコネクターで接続するようになっているため、闇雲に外すとあとでどのコネクターだったのかわからなくなるというトラブルに見舞われます。そのため今回は外したコネクターにマジックインキで種別を書き込んでおきました。3点セットを外すために15分くらいの時間を要しましたが、順調に基板裏側が露出し、ファイナルの足の部分の半田を半田吸い取り線で吸収します。そして基板表のヒートシンク部分のネジを外し、元の2SC1972を引き抜きました。けっこう足も黒ずんでいましたので、結局は熱に耐え切れなくて切れてしまったのでしょう。実はIC-551本体の上に周波数計とマルチメーターの測定器2台を重ねて使っていましたので、熱が滞留してファイナル回りの冷却が悪くなることを繰り返している挙句の果て、ちょっと長時間酷使したことが引き金になり、ついには切れてしまったのではないかと分析しています。以前、同軸のコネクターに水が浸入したことによる接触不良でSWRが上がりっぱなしなのに気が付かないでファイナルを飛ばしたときはいきなり切れましたが、今回は急に変調が効かなくなり、最初はマイクのコネクターの接触不良かと思ったのですが、しばらくすると正常に戻って交信している最中に急に電源が落ちるという症状でした。しかも電源を再投入すると一瞬周波数表示が点灯するなど、前回の症状とは微妙に異なっていました。やはりこの2SC1972はSWRがずっこけたアンテナや熱にかなり弱いという人もいるようです。
 新しい2SC1972をシリコン放熱グリスをたっぷり塗りこんでヒートシンクにネジ止めし、基板裏側から3本の足をそれぞれ半田付けします。これを逆にやるとヒートシンクのネジ穴と2SC1972の穴位置がずれてネジで固定できなくなったりするのでご注意を…。そして、面倒くさいオプション3点セットを元に戻し、配線を基板表まで引き回して接続し、最後は電源ユニットを元に戻したのち底板を取り付けますが、この状態で電源コードを接続して電源をオンにするとなぜかザーという受信音がまったく聞こえません。マイクを差込み、終端電力計をつないでこの状態でSSBモードで変調を掛けてみてもまったく変調が掛からず、FMに切り替えると送信しっぱなしになります。よく見ると送信のランプがつきっぱなしになっているのです。ファイナルを交換しただけでなんでこうなるのか一瞬頭が真っ白になり、この夏もまるっきり棒に振ってしまうのかと今度は顔が青くなりかけました。冷静に操作をいろいろ試してみると、TRANSMITのスイッチを入れると電源が落ちてしまうような状況があり、何かVOXのコネクターの誤接続が疑われたので、よくよく基板の表を観察すると、結局はFMユニットのコネクターとP.B.Tユニットの同じピン数同形状のコネクターを誤接続してました。これを入れ換えて電源を入れなおすとちゃんと受信状態になり、終端電力計の表示でFMモードで12Wの出力を確認し、SSBモードで変調を掛けてみてもメーターの振れから変調は問題ないようです。ここまでの作業時間は予期せぬトラブルに見舞われて1時間半ほど掛かってしまいました。これで何とか5日ぶりに6mバンドにQRVとなりましたが、ためしにどこかCQを掛けている局を呼び出そうにもコンディションがPoorでどこからもCQの声はおろかCWも聞こえません。しかし、これを教訓にファイナル真上の放熱スリットの上には物を置かない、物を重ねないようにし、出来ればこの部分にフアンを増設して夏場の熱対策を行わなければいけません。また今回のようにファイナル入手で大騒動しないように、ちゃんと予備は用意しておくべきです。しかしファイナル放熱の具合というのはFMユニットさえ装着していない中身がすかすかの状態なら熱が篭るという心配もなく良好はずなのですが、どうやらオプション3点セットを装着することによって中の隙間がまったくなくなり、熱が篭り易くなってしまってファイナルの寿命を縮めるという結果になっているような気がします。フルオプションにする以前は相当な酷使に耐えたのですが、フルオプションにした時から2回ファイナルを交換したわけですから、やはり熱を吸い出すファンをつけるか、もしくはFMユニットだけに戻すか、思案のしどころです。

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