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August 30, 2013

PC-9801NX/Cの修理と86音源をつなぐ手段

130830_111638   どうしても98系のDOSソフトを使わなければいけないときにしばらくの間、省スペースデスクトップ機として使用していたPC-9821Npでしたが、以前に液漏れコンデンサーを交換した液晶パネル裏のTFTコントロール基板にさらにコンデンサーの液漏れが発生してまた表示が白くなったままの状態に陥り、あまつさえこのコントロール基盤と液晶パネルの接続がコネクターとかでフラットケーブルを接続してのではなく、フラットケーブルが基板に半田で直付けのため、基板裏側のコンデンサーの交換が出来ず、ついにこれ以上の9821Npの修理を諦めました。まあ使用時間が短い液晶部分でも入手できれば別ですが。
 ところが、まともに完全動作品の98ノートが皆無になってしまい、それならばTFTコントロール基板のコンデンサー液漏れリスク回避で同世代のNe2かNdに3倍速アクセラレーターを取り付けてNPの代わりにしようと、往年のコンピューターテクニカのODP-DX4-Ndを手に入れたのですが、それを取り付ける本体を手に入れる前に、一応は電源が入るが表示に難のあるというPC-9801NX/Cを500円で入手してしまいました。以前から9801NX/Cはジャンクを2台まとめて入手して二個一にして一旦は動くものを組み上げたものの、新しいHDDパックのフォーマット中に突然死して以来、液漏れコンデンサーを高価なディップタンタルに交換しようが、まともに電源すら入らなくなり(一瞬だけ電源が入るがすぐに落ちる状態)、いつかまともな完全動作品にしようと思いつつ、約3年もの間放り出してしまったものがあります。ところがその後PC-9821Npが来てしまったために98系のDOSソフトはもっぱらNpの仕事になってしまいましたが、Npは9801系ノートに比べると大きさも厚さもあって、狭い机の上では場所を取り、またキーボードがペナペナしていてタッチが悪く、表示の600X480拡大は筐体の大型化を招いてしまったため、やはりDOSソフトのみで使用するのであれば9801系カラーノートで済ませてしまいたいところです。
 以前、動作品として300円で入手しながら試運転中に突然死したPC-9801NA/Cも修理しようと部品取り用としてもう一台確保しておいたのですが、こちらのほうはCPU動作電圧が5Vで、液漏れ4級塩電解コンデンサーも耐圧の高い比較的容量の大きいものが多く、ディップタンタルコンデンサーに置き換えようとすると、相当高価な部品代となるのに対して、PC-9801NX/CのほうはCPU作動電圧が3.3Vに低下したことに従い、交換するディップタンタルコンデンサーも耐圧の低いものが多く、さらにコンデンサーの点数も減ってNA/Cに比べると約半分の部品代で済むというところが大きく、そうなるとNA/Cのコンデンサーを貼り換えるよりNX/Cのほうに力を注いだほうがマシという結論に達しています。
 そのNX/Cですが、さすがに9801ノート後期の製品だけあって、3モードのFDDドライブが備えられており、1.44MBフォーマットのFDが読めるため、Windows XPノートでダウンロードしてFDに書き込んだファイルをそのまま読むことが出来るという利点がありますが、そのためにはMS-DOS5.0Aの後期バージョン(確かVer5.0A-H)が必要です。確かそのためのMS-DOS 5.0A用アップグレードディスクが付属していたような気がしますが、定かな記憶ではありません。またFDから起動させようとしても1.44MBフォーマットのFDからは起動させることが出来ないので、起動ディスクは常に1.2MBフォーマットであることが必要です。
 京都から500円で手に入れたPC-9801NX/Cですが、電源は入りながらconfig.sys上の.sysファイル読み込み行の所でハングしてしまい、液晶表示のほうもバックの表示色が目まぐるしく変わるという状態です。とりあえず、修理しかけのNX/Cから外したディップタンタルコンデンサーを、すべてこの新しいNX/Cに移植し、あわせてTFTカラー液晶パネルもついでに古いNX/Cから移植すればとりあえず完全動作品のNX/Cをでっち上げることが出来そうです。NX/Cの分解はすでに目をつぶっていても出来るくらいに慣れてしまいましたので、どのはめ込みの爪を折ることもなく数分で分解終了。上半分のタイムスタンプを見ると94年7月になっていましたので、発売後約1年を経過して製造された製品でした。同じNX/Cでも以前の電源基板上のコンデンサーが表面実装型の電解コンデンサーだったものが、あまりにもこのコンデンサーに起因する電源が入らないという故障が頻発したためか、この後期のNX/Cは電源基板の構成が別ものになり、表面実装型電解コンデンサーも液漏れしないソリッドコンデンサーのようなものに変更になっていました。同じ機種でもさすがに故障頻発の部分はそのままにはしなかったようですが、基板を裏返すと使われている表面実装4級塩電解コンデンサーはそのままで、NA/Cがすべて黒ケースのものだった(うろ覚えですが)ものが22μF 25Vと47μF 16Vのものを除いて他の22μF 6.3Vや33μF 25Vのものは液漏れが比較的に少ないという白ケース入りの表面実装型です。しかし、現時点では動作には問題ありませんでしたが、通電しているうちに経年劣化ですぐに液漏れするのは明白なため、すべてディップタンタルコンデンサに交換済みの以前のNX/Cマザーボードからひとつ残らず移植しました。この際、半田ごてで暖めてこのプラケース入4級塩電解コンデンサーを外すのではなく、すべてニッパーで足を切り、ケースの接着をこじって外しました。何台もこのコンデンサーコンデンサー外しをおこないましたが、電解液漏れでそれでなくとも腐食しているパターンを剥離させないための最良の手段は熱を掛けるのではなく足を切って液漏れコンデンサーをケースごとむしりとってしまうことです。パターンに残った足ははんだ吸い取り線で残ったはんだごと取ってしまい、パターンに残った電解液はエレクトロクリーナーをスプレーして徹底的に洗浄しておくのは言うまでもありません。今回のNX/Cはわずかに白ケースの33μF 25Vコンデンサーのプラスの足に液漏れの兆候がありました。液晶パネルはケースごと交換しました。そのときに気が付きましたが移植元の液晶パネルとヒンジでつながっている上フレーム部分の出荷デートが98年のタイムスタンプがついており、成型時期を示す金型のデートも97年を示すものになっています。この事実を読み解くに、どうやらヒンジが破壊するNX/Cが修理に殺到して、保守部品が足りなくなり、97年ごろに追加で新に成型しなおしたプラ部品が使われていたのではないかと。
 再度組み立てなおして手持ちの起動ディスクをいれ、パワーオンでピポ音とともに一発で起動に成功。HDDのconfig.sysをエディターで開いてCD制御のシステムファイル読み込み行を、とりあえず削除するのではなくの行頭にremを書き込んで保存し、起動ディスクを抜いて再度起動するとちゃんとHDDからシステムが立ち上がりました。
 動作品から交換した液晶パネルですから、液晶の表示も当たり前のことですがちゃんと正常に表示されます。ところがFDDの挙動が怪しく、再度分解してFDD回りを点検してみるとFDDのフレキシブルケーブルのFDD側と本体側双方とも若干腐食ぎみて色が変わっており、どうも接触不良をきたしているようです。そのため、FDDも動作の確認が出来ている移植元のNX/Cからマウントごと移植して一件落着。PC-9821NpのHDDを持ってきて以前ファイラーの定番、FDで構築した98のDOS環境が復活しました。さらにオリジナルの486SXの20MHzでは心もとないのでこれも3年前に入手してそのままになっていたI.-O DATAのPK-NXC40という倍速アクセラレータ(486DX2 40MHz)に交換してやっと処理速度的にもそこそこ使えるような感じです。3倍速が欲しいところですが、放熱の面から考えると、標準の蓋が使用できる倍速アクセラレーターのほうが無難です。メモリーは12MBのものが装着されていましたが、チップが分厚くて標準の蓋では収まりきらず、メモリーに付属でもしていたのか特別なもの(放熱用ではない)が装着されていましたが、この蓋が邪魔なので、標準の蓋でも収まる以前のNX/Cに付いていた薄いメルコの12MBのメモリーに差し替えてしまいました。この倍速アクセラレーターの40MHz、メモリー12MB増設のHDD540MB、OSはMS-DOS6.2という状態でしばらく使用していますが、特に問題は起きていません。
 そこで110pinコネクター接続の拡張機器として、いにしえにI-O DATAから発売されていたらしいドッキングステーションを入手。PC-9821Np,Ns,Nf用のドッキングステーションと違い、CD-ROM内臓というわけにはいきませんが、Cバススロット2基と外部接続FDDインターフェースを備えています。おそらくNS/Eあたりの時代の製品だと思いますが、このCバススロットに86音源ボードあたりを刺して外部FDDを接続すれば、98ノートながらゲームも問題なく対応できるようになると。Cバスボードはジャンクで入手したものがダンボール一杯分ありますが、VMからRA時代のものが殆どだったので、当然のことながらwindowsには対応しておらず、死蔵してました。これらが日の目を見そうなのですが、86音源ボードはおろか、26K音源ボードも手持ちが無く、探さなければならなくなりました。このドッキングステーション(NOTE STAGEという商品名)の奥行きが意外と大きく、横幅はさすがにノートサイズですが、奥行きはデスクトップ機とさほど変わらず、狭いデスクの上で使うのは意外に取り回しが悪いので、早々にお蔵入りになりそうな。
 結局はオクでマニュアル以外の付属品がすべて揃ったPC-9801-86音源ボードを獲得。それはともかくI-O DATAの座布団(拡張ボックス)はパームレストがあるかわりに前後に長く、さらに外部FDDを繋ぐためのケーブル(SCSIアンフェノールフルピッチ50ピンケーブルと同じもの)が後ろ出しのため、設置面積がデスクトップ機と変わらず、ノートパソコンの軽快さをスポイルしてしまうため、どうしたものかと思ったら、高校の同期が何用かわからんけど座布団が一枚あるからと送ってくれました。それは拡張ボードが横に2枚収まるというCONTEXのNOTE PACというI/O拡張ボックスで、さらにFDDインターフェースケーブルがサイド出しのため、奥行きが98ノーとにほぼ等しいというものです。また取り説も揃ってましたので、ディップスイッチの設定に頭を悩ませることもありません。さっそく86音源を取り付け、ジャンクで入手しドライブのコンデンサーを張り替えた5インチデュアルドライブをケーブルで繋いで適当な5インチゲームFDDを入れて、あらかじめ98ノートメニューでFDD起動に設定し、座布団の電源をいれた後にNX/Cの電源を入れるとメモリーチェック語に外部FDDからシステムの起動が始まりましたが、「Aドライブにディスク1を入れてください」とのメッセージが出てきて、どうも5インチドライブの起動ドライブをAドライブだと認識してくれないようです。98メニューでHDDを切り離したりいろいろやっていたのですが埒が明かず、一旦全部片付けてから冷静に考えると、どうも古い98デスクトップはディップスイッチの切り替えで外部ディスクを起動ディスクに変える項目があったような気がして、翌日98NX/Cのノートメニューを起動させてディップスイッチのところを開くと外部FDDをAドライブBドライブに設定しHDDを切り離す設定の項目がありました。この項目を設定すると内蔵HDDから起動できず、「システムが見つかりません」のアラートが出ますが、外部FDDにゲームのシステムディスクを入れて本体のリセットを掛けるとちゃんとゲームのデモ画面が始まりました。5インチFDDの古い98用ゲームを9801NX/Cのカラー画面で見るというのもなんとなく感動モノです。ところがBドライブのほうはコンデンサーをすべて張り替えたのですが、どうもうまく認識してくれていないようで、今のところはAドライブから起動したゲームのデモ画面しか見ることが出来ませんが、この外付けFDDに内蔵されている5インチFDDがTEACのFD-55GFRというやつで、同じ型番のFDDはPC8801の2HD対応機とPC-9801DO+に使用されているくらいで、他のPC98シリーズには標準で搭載されていたことはないようです。このFD-55GFRのAT互換機版はかなり後まで売られていたようですが、果たしてAT互換機版のFD-55GFRのジャンパー変更だけで1.2MBのFDを読み込んで起動することが可能なのかどうかはやったことがないのでわかりません。しかし、音源も内蔵されていない98ノートで5インチ2ドライブを要求されるゲームをやること自体間違っているようで、やはりデスクトップの5インチ2ドライブでFM音源搭載機を使うほうが無理が無く、結局はPC-9801FA2のジャンクを落札して再生に取り掛かってしまいました。現在は外付け3.5インチドライブをNOTE PACに取り付けてNX/Cと接続すると、この座布団の横幅に全部収まってしまうことから2ドライブを要求される3.5インチFDDのゲームなんぞにたまに使う程度です。PC-9801CV/21などのV30機だと死ぬほど遅い「ぷよぷよ」なんかもさくさくと動いてますが、わざわざセッティングするのが面倒ですし、やはり本来の使い方からすると逸脱してます(笑)こんなことするのもFM音源の無い98ノートに86音源をつなげたいという興味に尽きます。

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