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January 23, 2014

コンサイス No.27 東芝ノベルティー

  コンサイスの円形計算尺も各種ノベルティー商品として社名などが入れられ、主に業務向け機器の展示会などの販売促進品としての需要があったようで、当方も何点か持っておりますが一番多いのがA型換算器あたりで、次に多いのがこのNo.27NとNo.28です。片面の円形計算尺で、裏面が換算テーブルのため、この部分をブランクにして社名などを大きく入れることができるのですが、昨年オク上で長くさらされていた物のように裏面全部がいまは無きパンアメリカン航空のマークになっているNo.28なんていうのもありました。その中でも特に顧客として多かったのは、各種教育研究機関に自社の製品を納める計測、実験機器のメーカーで、見たことのあるものだけでも島津製作所、菊水電気、タケダ理研(現アドバンテスト)、日本光学、石田のハカリ、三菱電機、日立製作所などがありました。まさに研究職に配って喜ばれそうなノベルティーで価格が適当なものという条件に当てはまったのでしょうが、時代が下って名入れカード電卓の時代を経て、いまや展示会なんかで配って喜ばれるものは何なんでしょうか?たぶん名前を入れたUSBメモリーあたりがノベルティー商品としては多いのかも…。
 今回千葉から入手したのは東芝のノベルティーもののNo.27で、ケースに東芝真空管・半導体とい金箔押しがあります。実は東芝の真空管の製造中止の時期に関していささか下知識があり、というのもアマチュア無線と真空管には昔は切っても切れない縁があり、いまだに当方は真空管で電力増幅する無線機を使用しているのです。いにしえのHF用無線機はDSBからSSBに移行するに従い807から俗にTV球とよばれた大型真空管テレビのタマを無線機用に少々アレンジしたものを特注で真空管メーカーに作らせており、アマチュア用の電力増幅管を主に作っていたのが東芝電気と松下電器だったのです。東芝は主にヤエスの無線機に、松下は主にトリオの無線機に終段管、それぞれ6JS6CとS2001を供給していたのですが、東芝がTV用真空管製造から全面撤退することになり、困ったヤエスが自社用の6JS6Cおよび旧型機の保守用に6KD6などを作らせたのが日本電気でした。確か東芝の真空管の製造終了が昭和48年あたりのことだと思います。しかし、50年代に入ると日本電気も松下も真空管製造から撤退し、電力増幅のトランジスタ化が遅れたアマチュア無線業界ではヤエスもトリオも電力増幅管としてTV球ではなく純粋な無線用電力増幅管であるジェネラルエレクトリックの6146Bをオールトランジスタ化のめどが立つまで使わざるを得なかったのです。そういう経緯からすると当然東芝が真空管製造からの撤退以前でマツダの商標終焉以降のものということになりますが、コンサイスにはデートコードが存在しないため、製造年代を特定することは出来ません。ちなみに東芝と計算尺の係わりに関して付け加えると、芝浦製作所と合併する前の東京電気(旧白熱舎)が逸見製作所に作らせたものに通信用計算尺というものがあり、これが戦後にヘンミ計算尺から市販されたNo.256の原型です。芝浦製作所は変圧器などの強電系の会社で東京電気は国産初の電球の製造から始めた一般電球・真空管などの製造を得意とする会社。マツダの商標は明治末期から東京電気が使用権を持っていたものです。
 ところで、今回入手したものはコンサイスの27Nではなく単なる27なのですが、今まで両者の違いについてまったく興味がわかず知りませんでした。今回始めて比べてみると色々と仕様に違いがあるもので、まずNo.27はカーソルが両面型のようにカーソルばねが存在し裏側にも回っている構造ですが、27Nは重量計算器のように片面型用カーソルです。また、表面には殆ど差異がなく、C,D尺の4-5の目盛りの切り方が1/20から1/50へ、CI尺が27Nになって赤くなったくらいですが、裏側の換算表がかなり異なり、27が重量・長さ・面積・体積にほぼ特化しているのに対して、27Nはそれらに加え速さ・温度・圧力・仕事、エネルギー及び熱量という項目が追加されています。また27のほうが27Nに比べて3ミリほど小さく(有効基線長は同一)両面方のように厚みがある構造です。まあ、計算尺としての魅力としては小さくても存在感のある27のほうでしょうか。また裏の換算表は日本語版と英語版の双方が存在するのはA型換算尺同様に国内用と輸出用が厳密に異なるということのようです。
27


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January 10, 2014

144/430MHz用 X-510Mを導入

 うちの無線設備の殆どはネットオークションで入手して修理調整を加えたものばかりなのです。以前であれば12月24日のクリスマスイブと新年の三が日はパソコンに向きあうことの出来る人の数が激減して、落札価格が相場より大幅に低下し、思わぬ掘り出し物が思いもよらない低落札額で拾える可能性が高い日だったのですが、最近はスマホやタブレットが普及しすぎていつでもどこでも電車の移動中でもオークションに参加できるため、ここ数年来この期間中あまりおいしいものにありついたことはありません。しかし、正月3が日にオークション終了のものは普段よりはねらい目なのは確かで、正月早々3日にダイヤモンドのX-510Mという144/430の3段GPアンテナを落札。3年使用したものの、屋根にソーラーパネルを取り付けるのにじゃまになって撤去したというまだ十分に使える全長5m少々のGPアンテナです。というのも10年来使用していたV/UのGPアンテナはオークションで落札した中古のモービルアンテナに毛が生えた程度のアンテナで、導入当初はそれなりに使えたものの、購入当時も相当年数が経ていたもののようで、最近経年劣化と雨水の浸入による腐食のためか、ここ2年ばかりで急に耳が悪くなったような感じで代替品を探していたのです。ところが5-6年前には中古の高利得GPアンテナは無線を止めてQRTした人からのオークション出品が豊富にあったのですが、どうも最近はQRT放出も収まったからかタマ数が少なく、中古のけっこう使用期間が長い中古アンテナでも、3段GPクラスのものだと10k円UPの終了金額になってしまいます。これだと定価の半額くらいに達してしまいオークションとしてのうまみがありません。そのため、V/Uアンテナの整備は後手後手に回ってしまっていたのですが、今回の落札額が4.3k円ということで、やっとのことでまともなV/Uの高利得アンテナを入手することが出来た次第です。しかし、梱包サイズが宅急便の160サイズを超えるため、引越し便扱いで高額の送料を設定しているものもありますが、今回はトラック便で送料も一般の宅配便以下と送料が落札額を上回ることも無くお徳でした。ただ、取り付けのU字金具が取り外しの際に破損してしまい、欠品とのことでしたが、そんなものは今使っているアンテナから流用すれば済む話です。このアンテナは144MHzが5/8波長アンテナの3段コーリニアアレー動作で利得が8.3db。430MHzが5/8波長8段で11.3dbで、単一型の市販アンテナとしてはサイズもゲインも上限のもので、これ以上のゲインを得ようとすれば八木のスタックということになります。
 まあ、すぐにでも設置工事を行いたいところなのですが、今シーズンは屋根に雪がまったくないものの今になって急に第一級の寒波がやってきて、いつ積雪になるかもわからない状態です。そのため、他のアンテナ整備同様に3月も末にならないととても設置する気にもなりません(笑)

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January 02, 2014

2014年QSOパーティーに参加

 今年もアマチュア無線界新年恒例の行事「QSOパーティー」に参加しました。20局と交信してコンテストナンバーを交換するという「最低20局との交信」というのが条件ですが、人口密集地ならいざ知れずこの無線人口の激減した地方都市では144/430FMで20局と交信するのはなかなか容易ではなく、すべてはHFのコンディション次第というところです。朝の7時にはRIGに火をいれましたが、我がFT-101ZDは真空管ドライブ・ファイナルですからまさに火を入れるという往年の言葉が適当で、それというのもアナログVFOが安定するためにはかなりの時間が必要だからです。FT-101ZDのアナログVFOのQRHは火入れ2時間後でも100Hzくらいじわじわ上昇し続け、完全に安定するまで3時間ほど必要です。しかし最近は試験に上級アマのモールス試験が廃止されて久しく、さらに完全廃止からも時間が経過したからか、上級免許所持人口が飛躍的に増え、それにしたがって以前はQSOパーティでも閑古鳥が鳴いていた14メガ帯でもここ数年でCQを出す空きが見つからないほどとなりました。何とか14.1625近辺で定時にCQ開始しました。程なく長野の中野市からコールバックがあり交信成立。それから30分くらいは東海から北陸近辺、それと瀬戸内沿岸地域からコールバックをいただき、交信局数も10局くらいまで順調に増えたのですが、このあたりから1エリアの7コール局と混信し始め、上の周波数に逃げ込もうとするも14.190UPでもなかなかCQをかける隙間が見つかりません。いつスキップしてコンディションが低下しはじめるか予想もつかないのでやむを得ずCQを掛けている局を呼ぶほうに回りますが、さすがにアンテナ設備がPoorな我が貧乏無線局のコールはなかなか取ってもらえず、何とか14メガ帯のみで20局交信を達成したのは11時20分を回ってました。それからローカル局や隣町の局と交信するために2mの運用場所探して車を走らせ、いつものショッピングモール屋上駐車場から応答に周り、ちょうど昼飯時と重なり、運用局が意外と少なかったのですがいつものローカル局メンバーと交信しました。以前は自作のJ型アンテナを使用していたのですが、さすがにショッピングモールの屋上駐車場では人目をはばかるため、ここ2年ほどは1.5mほどの長さのあるモービルアンテナを使用しています。2mで交信した局は口々に無線人口減少で2mでは20局達成するのが大変だと言っておりましたが、やはりローカル局相手の運用周波数ではなく、HFで全国を相手にしないと20局ひねり出すのは難しいと当方も考えます。

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