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July 07, 2015

うちにネコを入れてしまった!3

 今年は記憶にないほどの暖冬で、結局凍結防止のために水道を落とすということが一度もありませんでした。その暖冬のせいか普段の年は5月中旬にならないと芽吹かない若葉が4月の後半には芽吹いてしまうような暖かい年で、こういう年の冬に生まれた猫の成育にもきっといい影響があるはずです。そんな珍しくもほとんど雪が解けてしまった札幌に車で猫を迎えにいきました。その場所は札幌郊外の豊平川と石狩川の合流に近いあたりに存在するブリーダーさんで、札幌といえば中心部と昔、親戚のあった平岸周辺とその川を挟んで反対側しか土地勘がありません。カーナビがなかったら一旦中心部に出ないとたどり着けなかった場所だったかもしれません。それで前日に退院してきたばかりのブリーダーさん宅へ伺い、招きいれられた部屋が子猫部屋で、なんと1月2月に生まれたメインクーンの子猫たちが20匹近くもひしめいているのです。おそらくこれ以降もこんなにたくさんのメインクーンの子猫たちに足元に擦り寄られることはないのでしょうが、驚いてしまいました。活発な子猫は金網で作ったバリケードをよじ登って何とかほかの場所に脱出しようというのが何匹かいる中でほとんどの子猫はブールータビー&ホワイトやブルーソリッドなどの灰色のものが多く、ブラウンの子猫は今回お願いした子猫一匹だけでした。この子がそうですと抱かされた子猫はほとんど手のひらサイズで、成長のいい兄弟猫よりも少し小ぶりのようでした。1/8生まれの子猫は初産の子で、4匹兄弟のうちオス2匹メス2匹のうちの1匹とのこと。そしていわれたのが「ちょっとビビリな子です」という言葉で、とたんにマイナスイメージが頭を駆け巡りました。とかく猫を迎え入れるときは、大勢の中から一番人間に対して物怖じせずフレンドリーなやつを選び、人間にビビッて隅っこに固まっていうような猫は避けるべきという言葉です。猫扱い上級者ならビビリの猫をフレンドリーな猫に飼いならすことは訳ないのでしょうが、こちらはいちおう猫を飼うことは初めてみたいなものです。こちらに抱かれていても細かく震えているような状態でしたが、良いと思って選んだ猫ですし、乗りかかった船なのでそのまま連れて帰ることにし、書類に一通り署名していろいろなサンプルのプレミアムフードやおもちゃをいただいて帰宅の途につくことになりました。そのときにいわれたのが、カリカリは置き餌にして缶詰を毎回食べさせてほしいということと、ケージ飼いはせずに自由に歩きまわれるよう室内飼いしてほしいということ、当たり前のことですが具合が悪いようだったらすぐに病院に連れて行く、時期が来たら去勢して繁殖には絶対に使用しない、ワクチンを必ず接種させるなどの基本的なことです。第一回目の3種混合ワクチンは3日前に接種済みとのことで、証明書が付いていました。缶詰のことは頭にまったくなく用意していなかったのですが、帰りに何種類か買って帰ることにします。細かい手続きを終えていざ帰宅しようとブリーダーさん宅を出たところで臭いつきの猫砂をもらうのを忘れたため、ブリーダーさん宅に戻り、猫砂を少しいただいてきました。それはペーパーサンドで、木質の砂しか用意していませんが何とかなると思い、助手席の扉がこちら側になるようにキャリアケースにシートベルトをかけ、一路高速道路をつかわず一般道78kmの道を帰ることにします。ワクチン接種で一度は車に揺られたことはあるのでしょうが、猫にとって長距離移動は初めてで酔わないか心配です。でも案外平気で一言も鳴かずにじっとしていましたが、家まであと10キロというところで急にしきりに鳴き始めました。急にいつもと違う環境に連れて行かれることを悟って不安になったのでしょうか?(続く)

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