うちにネコを入れてしまった!2
実家に帰ってすでに10数年を経過し、母親はおろか親戚の叔父叔母がことごとく亡くなったことで我が歳を悟ったわけではありませんが、父親もすでに平均寿命を大幅に超えてしまったため、大かれ少なかれ独り身になることは目に見えています。さらに室内飼いの猫だと普通に20年くらいは生きてしまうようで、そうなると今飼ったとしても猫の寿命が尽きるころにはこちらだっていい老人です。それにペットショップの売りっぱなしと異なり、ブリーダーさんから猫をいただく場合には単身者や猫の寿命を考えて高齢者には渡さないというところも多いらしく、それなら猫を飼うなら今が最後のチャンスということで、猫探しが始まりました。
実はしばらく前に我が家の向かいの家がご夫婦ともども介護施設で生活することとなって空き家になり、その空き家がしばらくの間、保護猫をあたらしい飼い主に斡旋する間に育成する団体の保護猫ハウスになっていたことがあって、成猫を貰い受けるという猫の飼い方もあったのですが、やはりどうしても一匹目の猫は子猫の段階から育成してちゃんと自分でしつけてみたいという気持ちが大きく、結局は長年の目標だったメインクーンの子猫を探しました。ラグドールという選択肢も捨てがたく、市内に割りと有名なキャッテリーも存在したのですが、2ヶ月探して札幌のメインクーン専門ブリーダーさんからブラウンクラシックタビーの♂(いわゆるキジトラ)を迎え入れることになりました。ところがブリーダーさんがアイスバーンで転倒して骨折入院し、退院してくるまで見学もままならず、結局は生後68日目の3/15に対面即連れ帰るということになりました。その間一ヶ月間が空いてしまうわけで、子猫の性格が固まり始める段階でブリーダーが不在なのは何かと心配で、迎え入れ希望の子猫がどういう性格なのかわからないまま引渡しの日を迎えたわけです。その間、家の中は床に転がっているものは極力片付け、家具の隙間などは丸めた新聞紙でふさいで人間の手の届かないところに子猫がもぐりこむのを防ぐ処置を施し、要所要所には100円ショップで購入した金属ネットを施し、棚に上がって物を落とさないように片付けたのはいうまでもありません。つぎに猫を飼うために必要な用具用品を何回にもわけで少しずつ購入していきました。一番悩んだのは飼育用のケージを購入するか否かだったのですが、これは一旦先送りし、トイレを1階と2階にそれぞれ1個ずつ計2台、餌の容器と餌台、餌はブリーダーさん指定のロイヤルカナンのマザー&ベイビーを2kg袋で、猫が安心して隠れていられるように猫ちぐらのようなもの、猫ベッド&ブランケット、爪とぎダンボール。そして、猫砂は先方で何を使用しているか聞き忘れたのですが、これがいいだろうと選んだのがアイリスオオヤマの固まる猫の砂ウッディーフレッシュ7リッター入りでした。猫を連れ帰るのに必要なキャリアはホームセンターでたまたま特売になっていたプラスチック製のもので、これは正面の金属製の扉だけではなく、上蓋も簡単に両方向からひらくという優れもので、何と1,480円というリーズナブルなプライスで購入したもの。一番悩んだのは猫用の給水器で、以前の猫があまり水分を取りこたがらず、餌が原因のこともあって尿管結石を患ってしまい、医者からアイムスの療法食を出されて以後はそればかり食わされていたという経験があるので、とにかく猫が水を飲まないとろくなことにならないという頭があって、結局は電動ポンプで常に水が循環する猫用ファンテンを飼ってしまいました。これは結局すぐに使用せず、しばらく後になって使用することになります。その他猫じゃらしや紐つきのネズミなどおもちゃやスリッカーブラシや金属製のコーム、猫の爪きり、消臭スプレーなどのこまごまとした物も猫を迎え入れる前にすべて準備しておきました。(続く)
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